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箕面のゆず農家を応援する!ゆず収穫サポーターと農家によるゆずの収穫が行われています

2024年11月20日 | こんなことがありました!

 箕面市では、府内で唯一の産地である「箕面の柚子(ゆず)」の生産者を支援する目的で、人手不足などの理由により、収穫や手入れが十分に行き届かないゆず農家を応援するため、平成22年度から毎年11月に、ゆずが好きで農作業に関心のあるかたを広く募集し「ゆず収穫サポーター」を結成しています。今年度も会社員や学生などが集まりゆず収穫のサポートを行っています。



 箕面市の止々呂美地区は大阪府内で唯一、ゆずを生産・出荷しており、約40軒の農家が出荷用にゆずを栽培しています。サポーターたちは、農園に出向き、収穫時の注意点など、止々呂美ゆず生産者協議会のアドバイスを受けながらゆずの収穫などを手伝います。



 ゆずは、昔から「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」と言われるほど、実が収穫できるまでに年数がかかるため、通常は5年ほどで結実する接ぎ木栽培が主流です。
しかし、止々呂美のゆずは、種からじっくり育てる実生(みしょう)栽培という方法で栽培されています。実生ゆずは種から15~20年ほどの年数をかけ成長し、収穫できる希少なゆずであり、全国に5,000本ほどしかないといわれています。実生ゆずは、接ぎ木のものと比較して、実が大きく、香りが豊かであるのが特徴です。また、甘みや酸味が普通のゆずと比べ2倍近くも差があり、ゆず特有の苦みなども多く、よりゆず本来の味が楽しめます。

 また、箕面市では農業者の高齢化や、後継者の農業離れ・域外流出が進み、農業戸数は年々減少傾向にあります。さらに、ベッドタウンとして発展してきた箕面市の交通アクセスはますます利便性が高まり、農業や農村景観の維持存続が困難になることが予想されます。こうした状況を受け、協議会は、ゆずのブランド化を通じ都市住民に箕面への愛着と関心を高めてもらうことなどを目的として、平成21年5月にゆず生産者が中心となって「止々呂美ゆず生産者協議会」を設立しました。

 止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上喜治(おのうえよしはる)さんは「今年は気候の影響もあってか、かなり収穫量が少なく、昨年は12t(トン)ほどの収穫でしたが、今年はもしかしたら1~2tほどかもしれません。今年はゆず収穫サポーターを募集するか迷いましたが、止々呂美の自然に触れて、本場のゆずを収穫することを楽しみにされているので、来年も開催できたらいいですね。」と話しました。



 11月20日(水曜日)、収穫作業に参加したサポーターさんは「ゆずサポーターを始めてから今年で9年目になりました。箕面のゆずはとても良い香りで、お母さんが作るゆずのアレンジ料理が美味しいです。また、来年も来たいです。」と話しました。



なお、ゆず収穫サポーターによる収穫作業は、11月22日(金曜日)、25日(月曜日)、及び26日(火曜日)にも実施します。


【ゆず収穫サポーターに関するお問い合わせ】
みどりまちづくり部 農業振興室
TEL:072-724-6728、FAX:072-722-2466

 

<やっぱり箕面のゆずはとても良い香りモミ~!

箕面市では、11月1日から11月30日まで、統一キャンペーン「子どものSOSサインに1つでも気づいたら迷わずお電話を!」を行っています

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