護摩木(ごまき)を焚き、新しい年のご多幸と安全を祈念する伝統行事「節分会 福護摩(ふくごま)祭り」が、令和4年2月2日(水曜日)に帝釈寺(箕面市粟生外院2丁目14番11号)で行われました。
※昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般参拝者の受付や「火渡り修行」は中止となりました。
「節分会 福護摩祭り」は「新年星祭護摩祈祷」「柴燈護摩(福護摩)」「火渡り修行」が行われる、帝釈寺で50年以上続く伝統行事で、厄除祈願、家内安全、無病息災などを願うお祭りです。
当日は、午前10時頃にほら貝を吹きながら現れた山伏の登場とともに、お祭りが開始しました。その後、清められた薪とヒノキの葉で建てられた護摩壇(ごまだん)に火がつけられると、積み上げられた薪が大きな火柱を立てて燃え上がり、辺り一面が白い煙で覆われました。そして、山伏が祈祷を行うなか、願い事が書かれた護摩木約850本が、次々に火の中へと投げ入れられました。
その後、住職や山伏が、まだ煙が立ち上がる護摩木の灰の上(長さ約5メートル、幅約1.5メートル)を、無病息災、厄除、家内安全などを祈願しながら素足で歩く「火渡り修行」が行われました。般若心経が唱えられるなか、住職や山伏は、熱を持った灰の上を力強く一歩一歩素足で踏みしめながら、厳かに渡りきりました。
帝釈寺住職の小西さんは「コロナ禍で、一般の参拝者のかたと一緒にお参りできませんでしたが、皆さまがいらっしゃる時と同じ気持ちで、手を合わせることができました。閉塞感が続くなか、皆さまの気持ちが少しでも明るくなるよう祈念させていただきました。」と話しました。
<節分会 福護摩祭り>
毎年、2月2日に開催
・午前8時 新年星祭護摩祈祷
・午前10時 柴燈護摩(福護摩)
・柴燈護摩終了後 火渡り修行(昨年及び今年は、住職及び山伏のみ実施)
<熱そうな灰の上を歩く住職さんや山伏さんの勇ましい姿に、とっても感動したモミ~
箕面市では、2月1日から4月30日まで、統一キャンペーン「子どものSOSサインに1つでも気づいたら迷わずにお電話を!」を行っています