大相撲の令和6年春巡業にあたる「大相撲箕面万博場所」が4月1日(月曜日)に箕面市立第一総合運動場市民体育館(スカイアリーナ)で開催されました。昨年初めて本市で開催され、今回で2回目の開催になります。全幕内力士を含む総勢約200人の相撲団がスカイアリーナに集結し、多くの相撲ファンで満員御礼となりました。
大相撲の巡業はコロナ禍により令和2年の春巡業から中止されていましたが、令和4年8月に再開しました。昨年と同じく、伊勢神宮で行われる恒例行事として3月31日(日)に開催された「第67回神宮奉納大相撲」を皮切りに、令和6年の春巡業が始まりました。この奉納大相撲は、神事と深い関わりを持つ「国技・大相撲」を天照大御神がまつられている神宮に奉納するための行事で、技のかぎりを奉納した力士たちは、新たな気持ちで次の春巡業に向かうそうです。その奉納大相撲の翌日に今回の大相撲箕面万博場所が開催されました。
本市では、企業や各種団体などが2025年大阪・関西万博を盛り上げるために行う活動を「MINOH EXPO」と称し、積極的に支援しています。その一環として行われる一大イベントとして、大相撲箕面万博場所を位置づけています。
幕内取組までには、相撲の禁じ手や珍しい決まり手を2人の力士がおもしろおかしく紹介する「初切(しょっきり)」や力士が唄う伝統的な七五調の囃子歌(はやしうた)「相撲甚句(すもうじんく)」、相撲の開催を知らせる「櫓太鼓(やぐらだいこ)」の打ち分けなどが披露されました。
初切のときは、力士2人のユーモア溢れる掛け合いによって、客席から笑いが起こり、会場を沸かせていました。
相撲甚句では、土俵の中央で力士が独唱しており、その周りにいる力士が「ハァ ドスコイ ドスコイ」と合いの手を入れると、観客席からも「ハァ ドスコイ ドスコイ」と合いの手が入り、初切同様会場が大きく盛り上がっていました。
そしていよいよ幕内・横綱土俵入りがあり、幕内取組が始まりました。令和3年9月場所で新横綱となった第73代横綱である照ノ富士(てるのふじ)の土俵入りは、迫力があり、観客は熱い視線を横綱に送っていました。幕内取組では、生で見る力士の取組の迫力に歓声が上がり、特に大阪出身の力士の取組では、観客からの声援がより一層増して、会場に響き渡っていました。
力士達の取組を見ていた泉佐野市から来場された中学1年生と小学4年生の姉妹にお話を伺ったところ、小学4年生の妹さんは「私が幼稚園くらいの時から相撲が好き。テレビでずっと相撲の中継が流れていたので、自然と好きになった。初めて生で相撲を見たけど、テーマパークに行くよりも楽しい。また来年も行きたい。」と話しました。
中学1年生のお姉さんは「妹が好きになったことで自分もつられて相撲を好きになった。妹は高安が好きなので、私も好きな力士は高安。初めて生で見て、初切の迫力がすごかった。私もまた来年も行きたい。」と話しました。
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大相撲箕面万博場所事務局
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