ひとり歩きのハイカラ味来人

北海道は日本海側の田舎マチ<増毛>
人生の折り返しポイントを大きく過ぎてしまった太っちょ男が綴る食べ歩き日記。

マチぶら

2010-11-04 22:00:00 | いい感じ
昨日の昼間、傘をさしながらのマチなか散歩。
お寺を見た後は、坂を上って神社まで足を伸ばしましたよ。
彫刻で有名な厳島神社は、七五三参りののぼりが立てられていましたね。

とっても小さなお社。
なので中も狭いのですが、全面に施された緻密な彫りものは見る人を圧倒します。
拝観料300円ですが、一度ご覧になることをオススメします。
300円の価値ありますよぉ。
ニシン漁で景気の良かった頃に奉納された絵馬や天井画などの美術品も多数ありますからね。見応えのある逸品揃いなんです。

そんなお社のある敷地から外れた脇にゴロンとした石標がありました。
歩いてみるもんですねぇ。
車じゃ全然見つけられません。
「増毛町道路○」
道路の文字の下にも何か彫られているようですけど。
草をかき分けてまで見る根性がありません。
標識ですよね、きっと。
裏には昭和三年、北海道とあったような。
いったい何の意味があるんでしょうかね。



男が一人で傘さしてブラブラするのって絵になりませんね。

そう思いながら歩くもんですから、足取りもスタスタって感じです。
ホントは、もっとのんびりブラブラ歩きたいんですけど…。
やっぱり一人っていうのがねぇ。

まあ、歩くと決めたんですから、ドンドン進みますよっ。
役場の前を通り、駅に向かう坂まで来ました。
ここはロードヒーティングされている坂道なんです。
浜風が吹き抜けますからね。
氷でテカテカになっちゃう。
滑って登れない人も出ちゃいますから。

この坂道。
道路脇には玉石を積み上げた石垣が残っています。
高いところは3メートル以上ありますかねぇ。
とてもきれいに並べられて、アートだわ。



そして坂道を降りきったところに並ぶ家並み。
一般の住宅もありますが、お寿司屋、塗装店と続きます。
その先には木造3階建ての元旅館、富田屋。
増毛の駅前は、この建物なしには語れませんからね。
昭和の初めに建てられたものなので、老朽化が進み、傷みも激しくなっています。

でもね…。
これがないと締まらないのですよ。



で、最後は風待食堂で終点です。
ほんの短い通りですけど、ここにも風情を感じちゃうんです。
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雪投げ

2010-11-04 20:00:00 | おおらか
ちょっと水が濁っていますね。
お寺が3つ並んでいるところの永寿川です。
いつもはきれいな水なのですが、雨降りですからね。
泥水が混じっているのでしょう。



永寿川には、何カ所か工作物があります。
流雪溝(りゅうせつこう)と呼ばれるものなのですが、市街地を流れる川の水を利用して、積もった雪を流す仕掛けです。
残念ながら我が家の前には無いんですけどねぇ。

川底に設けられたゲートを油圧で上下して、横にある赤い取水口から水を取り込むんですけど、便利なんですよねぇ。

流雪溝のある通りは、家のまわりもスッキリ。
この設備は商店街にもありますからね。
冬の駐車も楽ちんなのです。

でもこれ、雪を捨てる時間が指定されているんです。
どうしてなのか?

みんな同時に捨てられると排水管が詰まっちゃうからなのですよ。
設置された頃は、よく溢れてましたね。
道路が真冬なのに水浸しって状態。
車で走るとザザーッで水しぶきを上げちゃったりして。
結構おもしろいんですけど、その後カチンカチンに凍りついちゃうのでブレーキが効かなかったり…。
それもちょっと懐かしい。

ブレーキが効かないと言えば、フカフカの雪道を走るときもそうですね。
ブレーキに入り込む雪で止まらないことが…。
そんな時は、こまめにブレーキングして効き具合を確かめます。

なんか、全然違う方向に話しが進んじゃいましたっ。
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甘えびのおかき

2010-11-04 18:00:00 | 飲み食べ
北菓楼の甘えびおかき。
原料の甘えびは、もちろん増毛産。
なかなか手に入らないんですよね、コレ。
しかも、たまに北海道新聞の全面広告なんかしてくれちゃったりして。
ありがたいことですねっ。

先日、札幌にいる家族が買ってきてくれましたよ。



深みのあるエビの味わい。
風味がいいんですよね。
食べ出したらやめられなくなっちゃう。
どこかのスナック菓子みたい。

あれも“エビがらみ"だったなぁ。



エビの魅力。
恐るべしですね。
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風待

2010-11-04 08:00:00 | たてもの
駅前の観光案内所にもなっている「風待食堂」。
食堂って看板つけてるクセに食べものは扱っていないんですけどね。
ここは1981年公開の東宝映画「駅STATION」のロケ地だったところ。
そうそう、刑事役の高倉健さんとこの食堂に勤める烏丸せつこさん。

ホントは、この建物の向かい側に「増毛ホテル」があったんだけど。
それは日通の営業所で、すでに解体されてしまいました。
辛うじてこの建物は保存されることになったんです。



でも、相当くたびれていましたからね。
あちこち歪んでいたのと土台が無くなっているところもありましたから、その復元も併せて数年前から工事を進めています。
やっと正面の作業に取りかかるのですね。
厳しい町予算の中から工面して頂いておりますので、毎年少しずつです。

やっと駅側の壁がきれいになりました。
正面もこのイメージで昔のロケで使われた当時のものに近い形に仕上げられると思います。



この自動販売機。
意外と数が多いんですよね。
これは仮の姿です。
正面の改修が済んだら、右側の方に並べられる予定。



元々、正面にはガラス戸がズラッと並んでいたんですが、建物の老朽化で傷みが激しいため、部分的にはめ込み式の窓を入れることになっています。
外観上はガラス戸が入っているように見せるつもりなんですけどね。
使い勝手というより、ロケセットを作っているって感じに近いかな。



隣に建っているのは旅館山形屋。
現役のものです。
こちらも古いですけど味のある建物なんだなぁ。
食事も美味しいですからね。
レトロファンの方なら、どうです一泊。




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