緊急時だからと言って権力を振りかざされても困るのです。
それぞれの会社には、それぞれの思いってものがあるのですから。
さてその「経済安全保障推進法」。
総務省のホームページによれば、次のような表現で説明されています。
この法律は、国際情勢の複雑化、社会経済構造の変化等に伴い、安全保障を確保するためには、経済活動に関して行われる国家及び国民の安全を害する行為を未然に防止する重要性が増大していることに鑑み…。
難しい言葉ですな。
「に鑑み」は「から考えると」くらいの表現になりますかね。
さて、その続き。
安全保障の確保に関する経済施策を総合的かつ効果的に推進するため、経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する基本方針を策定するとともに、安全保障の確保に関する経済施策として、所要の制度を創設するものです。
具体的には、法制上の手当てが必要な喫緊の課題に対応するため
①重要物資の安定的な供給の確保
②基幹インフラ役務の安定的な提供の確保
③先端的な重要技術の開発支援
④特許出願の非公開に関する4つの制度を創設
「具体的に」と表現した4つの項目をさらにわかりやすくすると、12分野に指定された特定重要物資を取り扱う企業が供給確保にむけ政府から財政支援を受けるのですが、それでも足りない場合は、その企業の工場や設備を国が買い取ってしまうってもの。
凄い。
アベノマスクの教訓が生かされるのでしょうか。
「国の安全」。
そう表現してしまえば、すぐにでも取り組まねばならないことのようにも思いますがね。
采配を振るう現場に適当な人材がいらっしゃるのか。
緊急事態とはどんなことで、効果や予算の効率を十分に検討して適切な判断を下せるのか。
それとも、センセイ方がズカズカと乗り出されて行くのでしょうか。
業界に精通し権限も持たれているようだから。
でもね。
ここのところ何の責任も取らない集団だとの評価もありますよね。
特にご自身の問題に対して。
もう少し足元を固めてからご提案くださいませ。
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