歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

被害者意識

2013-08-13 | 映画
組織を離れて2年と少しの時間が流れた。


「孤立してしまった。」
なんてことは感じることもなく過ごしてきた。 

しかし、知らないうちに「被害者意識」が芽生えていたような気がする。

人と話している時に、他愛もないことで、その言葉は自分を責めているのではないかと思ってみたりする。

例えば、かつての部下かが上司や部下や仕事の愚痴をこぼすと、
なんとなく、
「あんたがしっかりやってなかったから・・・・」
「みんなを置いてサッサとやめちまうから・・・苦労してしまうんだ」
そんな感じで受け取ってしまう。

単なる愚痴を聞き流せなくなってしまう。

そして、誘いに乗らなくなり、距離を置き、妄想が広がる。

心が不安定なときには悪いことしか思い浮かべない。

「あれだけ面倒見たのに・・・」
「あんとき、どれだけ苦しんでいたかなんて、誰も気づかないんだ」

結局はいい時だけ利用したかっただけじゃないか・・・。

そんなところに心を落ち着けてしまう。

たしかに、利用するだけ利用して、助けを求めた時には知らぬふりをする

そんな人たちは大勢いる。

日々の現実では、至極あたりまえのことだ。

想いは届かないし、願いは通じない。

でも、どんなことでもそんなところから始まる。

だから、泣きとおして、笑い飛ばして、耳を澄ませて、心を開いて、受け止めて、

悩みぬいて・・・・・

信頼し合える日がやってくる。

「信頼」は

そう簡単には手に入らぬものなのだ。