歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

蕎麦と猫は晴れた日にやって来る…。

2016-02-12 | 日記
西武池袋線なんて乗るの、久しぶりだった。

家から1時間半。

中村橋駅と練馬駅中間にその店はあった。

風が冷たかった。鼻っ柱が痛いほどにね。

駅から歩くこと15分。

普通の家。

行列ほどではないけれど2、3人が待っていた。

ちょっとウンザリしたけれど、まあ、いいか~。

なんて、独り言。

思いのほか早目の呼びかけに驚いたけれど、

席に案内された。


メニューは豊富。

頼んだのは…

出し巻き玉子、天麩羅盛り合わせ、もり蕎麦二段

重ね。

みんな美味しかった。

しかし、なかでも蕎麦は美味しい。

久しぶりにいい香り漂う蕎麦に巡りあえた。

腰もしっかりだし、出汁がピリッとしていて

蕎麦喰ってるぞ!って感じ。

何より、ジャズが流れていないんだ。

近頃、行った店には必ずジャズがBGMなんだ。

そして。内装に金が掛かっていて店主の趣味の

良さを強調している。

その分、値段に反映される。

蕎麦そのものは素朴な食べ物。

たかがしれている。

それを高く売る為に手立てをうち客を悦ばせて

それに見合った対価を得ようともがく。

別に、それもありだし一向に構わない。

でも、そんな企みが板に付いていればいい。


そう、なんだか腹立たしくなるのは、そんな企み

を隠そうとする行動や言葉が店内が醸している。

意外にこの店に、その雰囲気はなかった。


久しぶりに気分がよかった。

冷たかった風も止んだ。

陽射しは優しかった。

自宅近くの地域猫も珍しく、僕の挨拶に返事をした。


長閑かな日々が続けばいい。

そんなことを思った。


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