みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

TSUBOMI

2004年12月25日 | 能・狂言
四条から京阪、出町柳で叡山電鉄に乗り換えて春秋座まで。
場所が全く分からなかったが、電車から降りた同じ目的地であろう若い女性群に着いていく(笑)
京都造形芸術大学の中にある劇場の春秋座が会場です。
あ〜、約2年ぶりに大学ちゅーところに足を踏み入れました。
「綺麗だな〜、いいな〜」と思いながら・・・。
茂山狂言恒例のもぎりは茂さんでした。

全体的な感想としては・・・「狂言というよりも、狂言風台詞劇」という感じでした。
『武悪』は初めて見たけど、なかなか面白かった。
ですが、『笑い茸』はよく分からなかったし、頭が「?」状態になった。
茂さんは「加藤茶かい?」というような出で立ちだった・・・。
『妙音へのへの物語』は、話の筋そのものは面白いとは思うけれども、
いかんせん、最後の照明が品がないというか、、、、、(照明だけじゃない?!)
あと、ちょっと話が長すぎて、だれるというか・・・・
もう少し、かいつまんで作ればもっと面白くなると思いました。

茂山家の狂言だけの会はこれが始めてだったので、(今年のTOPPAは能もあったし。)
いつも、どんな感じかは知らないんですが、、、、
今後、若手がどんな道を歩むのかは、この会次第と仰っていましたが、
今回のこの蕾に関しては、「引いた(退いた?)」というのが正直な感想です。
たぶん、感想はまっぷたつに割れるんだろうな〜と思っているのですが、、、、。
3つとも長かったし、私だけかもしれないけれどもだれてしまった・・・。
今後も、茂山家自体は嫌いじゃないし、好きなんだけれども、こんな会ばかりなら正直見たくないです。

そして、クリスマスならではの企画でフィナーレで抽選会もあったのですが、
カレンダー購入者のみに当たるっていう・・・。
買わなかった私が、ひがみを言っている訳じゃないんだけど、なんかこういうやり方もな〜と、、、
どうせクリスマスらしく抽選会をするなら、席番でみんな平等にすればいいのに・・・とか思ったり・・・。
と、ちょっと私は不完全燃焼でしたかな・・・・。

南座・吉例顔見世興行、昼の部

2004年12月25日 | 歌舞伎
 昼の部は、10時半開演・・・早い〜〜〜ホテルから四条京阪経由京都駅行きの無料送迎バスに乗り、到着。お弁当を頼みました。(「暫」というちらし寿司)海老、カニ、いくらがのっていて、かなり美味しかったです!!(私は無類の海老・カニ・いくら好きなのであります・笑)

『箱根霊験』
 梅玉さんの車に失礼にも笑ってしまった。積み木を入れる箱みたいだったしさ(笑)これは秀太郎さんが良かったです!!!梅玉さんが立ったところでは「ハイジ」を思い出しました・・・(ごめんなさい!
想像していたよりも、意外に面白かったですね。

歌舞伎十八番『暫』
 以前テレビ放送されたものよりもずっと良かった。<海老蔵。あのごつい格好、筋隈がよく似合うし、またかっこいい(笑)そして、目力がすごいから、見得も迫力あります
 音羽屋の菊姉さんの照葉も良かったですし、富十郎さんも良かったです。
そして、仁左さまの茶後見は・・・海老蔵本人よりも、すごい歓声!!場内が湧きましたよ!!すごいご馳走でした!!!!そして、柿色・三升の裃が似合ってました。
 この暫は、かなり荒唐無稽で面白いですね。首を何人も切り落としたりと・・・。

『身代座禅』
 予想通り仁左さまの玉の井が凄まじかったです(笑)笑顔がまた不気味という・・・・でも、ものすごーーーくご主人様が好きな可愛らしい一面をも感じさせられたり(笑)菊五郎さんも、ぴったりだったし、、。とにかく、これは面白かったです!!

『お祭り』
「待ってました!!」のかけ声に「待っていたとはありがてえ」のやりとりが良かった!歌舞伎ファンはみんな待っていましたからね!!雀右衛門さんとの粋なペアも良かった!!海老蔵も素顔っぽくてかっこよかった!!
ついでに、海老蔵のフランス語口上、そして「メリークリスマスでございます」が聞けたのは嬉しいプレゼントでした。

画像は海老蔵襲名祝い幕です。デザイン的には、歌舞伎座の時と変わっていないけど、、、、。やはり襲名の祝い幕は、華やかですね。