みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

沼津能

2005年06月04日 | 能・狂言
私の地元、市民文化センターで行われた沼津能に行って来ました。
初の連ちゃんでのお能鑑賞です。(昨日はお囃子だけですが。)
ホール能でしたが、今回は前4列をつぶして、せり出した舞台を作ってました。
そして、気が付いたら私のすぐ後ろに中学時代の国語の先生が!!!びっくりしました!!

まずは観世芳宏師など出演者によるお話がありました。
装束付を見せてもらったのですが、薙刀が見え「今日は松風だよな・・」と思ったら
『船弁慶』の知盛の装束でした。(納得!)
この袴(大口袴)は後ろにござが入っていて、とても重いということです。
どんどん知盛になっていく課程がかっこよかったです!!
そして、装束付だけじゃ、もったいないのか、いきなり後半を演じてくださいました。
囃子はつかずに仕舞みたいに謡とシテの舞のみですが。
それでもいきなりこんなの見ることができてラッキー!!
その後、関根祥人師による『松風』の一部の謡のお稽古がありました。
「松風も村雨も袖のみ濡れてよしなやな。身にも及ばぬ恋をさえ。須磨の余りに。
罪深し跡弔いて賜び給え。」の部分です。わかりやすく五線譜みたいにして高さを表した
ものを入場した時にもらって、それを見ながら会場一斉となり謡です。
私も久々に謡いました(笑)やっぱ少しでも気持ちいいですね。謡の稽古もしたいなーー。

狂言『成上がり』
主人が太郎冠者に太刀を持たせて寺に参詣し、お堂に籠もって寝ていると、すっぱ(悪者)が来て
太刀を竹杖とすり替えてしまいます。気づいた太郎冠者は主人に物が成り上がるという話を
言い訳にして、いろいろと話ます。

初めて見ましたが、面白かったです。言い訳が変なのも狂言ならではですよね。
「嫁が姑になるのも成り上がり」とかね。
間違えて主人を縄にかけちゃうのも、面白いですね。(だいたい想像はつくけど。笑)

太郎冠者:三宅右矩  主:前田晃一 すっぱ:大塚出

『松風』
「熊野、松風に米の飯」と言われるくらいに人気の曲です。
前回は狭い空間で間近で綺麗な装束や面を観察(笑)していたのですが、
今回は遠いから、全体像を見ていました。(オペラグラスでたまに観察してましたが・・・)
松風・村雨が泣いているところなど印象的ですが、今回印象的だったのは
後半、松にぴたっと寄り添っているところです。
なんか妙な妖しさというか色気みたいのを感じてしまいました。ちょっと怖いというか・・・。
行平への執着が感じられましたね。
そういえばこの曲はあまりホールでは演じないそうです。

シテ:関根知孝 ツレ:浅見重好 ワキ:高安勝久
笛:八反田智子 小鼓:住駒匡彦 大鼓:柿原光博

静岡新聞HPより、沼津能の記事。

能楽占い

2005年06月04日 | 占い&お遊び&バトン
「和楽器占い」に続き、またマニアックな占い発見!!その名も「能楽占い」

さっそく占いっと・・・。結果は・・・・
「玉鬘」でした。

そう玉鬘は源氏物語に出てくるキャラでモテるが故に苦しむキャラですよね・・。
解説は・・・
「あなたは今まで男(女)に不自由したことはありませんね。
学生時代は下駄箱にたくさんのラブレターが入っていたことでしょう。
そんなあなたには玉鬘がおすすめ!多くの男たちをもてあそび、そのあと苦悩してください。」

って全然違うから!!!!!(大泣)
なんか複雑な結果でございます(苦笑)
あ、でも気は多いかも(苦笑)「あの人がいい〜!」とかミーハーだからさ(笑)
そういう意味での苦悩は確かにございますわ(汗)
よく「誰が一番好きなの?」ときかれますが、ジャンルごとに違うんで、すみません・・・。
そして私の開運ヘアスタイルはスキンヘッドだそうです・・・。
出家しろとおっしゃるのかしら?!(笑)

さあ、能楽ファンのみなさまこちらからどうぞ(別窓で出ます。)