私の地元、市民文化センターで行われた沼津能に行って来ました。
初の連ちゃんでのお能鑑賞です。(昨日はお囃子だけですが。)
ホール能でしたが、今回は前4列をつぶして、せり出した舞台を作ってました。
そして、気が付いたら私のすぐ後ろに中学時代の国語の先生が!!!びっくりしました!!
まずは観世芳宏師など出演者によるお話がありました。
装束付を見せてもらったのですが、薙刀が見え「今日は松風だよな・・」と思ったら
『船弁慶』の知盛の装束でした。(納得!)
この袴(大口袴)は後ろにござが入っていて、とても重いということです。
どんどん知盛になっていく課程がかっこよかったです!!
そして、装束付だけじゃ、もったいないのか、いきなり後半を演じてくださいました。
囃子はつかずに仕舞みたいに謡とシテの舞のみですが。
それでもいきなりこんなの見ることができてラッキー!!
その後、関根祥人師による『松風』の一部の謡のお稽古がありました。
「松風も村雨も袖のみ濡れてよしなやな。身にも及ばぬ恋をさえ。須磨の余りに。
罪深し跡弔いて賜び給え。」の部分です。わかりやすく五線譜みたいにして高さを表した
ものを入場した時にもらって、それを見ながら会場一斉となり謡です。
私も久々に謡いました(笑)やっぱ少しでも気持ちいいですね。謡の稽古もしたいなーー。
狂言『成上がり』
主人が太郎冠者に太刀を持たせて寺に参詣し、お堂に籠もって寝ていると、すっぱ(悪者)が来て
太刀を竹杖とすり替えてしまいます。気づいた太郎冠者は主人に物が成り上がるという話を
言い訳にして、いろいろと話ます。
初めて見ましたが、面白かったです。言い訳が変なのも狂言ならではですよね。
「嫁が姑になるのも成り上がり」とかね。
間違えて主人を縄にかけちゃうのも、面白いですね。(だいたい想像はつくけど。笑)
太郎冠者:三宅右矩 主:前田晃一 すっぱ:大塚出
『松風』
「熊野、松風に米の飯」と言われるくらいに人気の曲です。
前回は狭い空間で間近で綺麗な装束や面を観察(笑)していたのですが、
今回は遠いから、全体像を見ていました。(オペラグラスでたまに観察してましたが・・・)
松風・村雨が泣いているところなど印象的ですが、今回印象的だったのは
後半、松にぴたっと寄り添っているところです。
なんか妙な妖しさというか色気みたいのを感じてしまいました。ちょっと怖いというか・・・。
行平への執着が感じられましたね。
そういえばこの曲はあまりホールでは演じないそうです。
シテ:関根知孝 ツレ:浅見重好 ワキ:高安勝久
笛:八反田智子 小鼓:住駒匡彦 大鼓:柿原光博
静岡新聞HPより、沼津能の記事。
初の連ちゃんでのお能鑑賞です。(昨日はお囃子だけですが。)
ホール能でしたが、今回は前4列をつぶして、せり出した舞台を作ってました。
そして、気が付いたら私のすぐ後ろに中学時代の国語の先生が!!!びっくりしました!!
まずは観世芳宏師など出演者によるお話がありました。
装束付を見せてもらったのですが、薙刀が見え「今日は松風だよな・・」と思ったら
『船弁慶』の知盛の装束でした。(納得!)
この袴(大口袴)は後ろにござが入っていて、とても重いということです。
どんどん知盛になっていく課程がかっこよかったです!!
そして、装束付だけじゃ、もったいないのか、いきなり後半を演じてくださいました。
囃子はつかずに仕舞みたいに謡とシテの舞のみですが。
それでもいきなりこんなの見ることができてラッキー!!
その後、関根祥人師による『松風』の一部の謡のお稽古がありました。
「松風も村雨も袖のみ濡れてよしなやな。身にも及ばぬ恋をさえ。須磨の余りに。
罪深し跡弔いて賜び給え。」の部分です。わかりやすく五線譜みたいにして高さを表した
ものを入場した時にもらって、それを見ながら会場一斉となり謡です。
私も久々に謡いました(笑)やっぱ少しでも気持ちいいですね。謡の稽古もしたいなーー。
狂言『成上がり』
主人が太郎冠者に太刀を持たせて寺に参詣し、お堂に籠もって寝ていると、すっぱ(悪者)が来て
太刀を竹杖とすり替えてしまいます。気づいた太郎冠者は主人に物が成り上がるという話を
言い訳にして、いろいろと話ます。
初めて見ましたが、面白かったです。言い訳が変なのも狂言ならではですよね。
「嫁が姑になるのも成り上がり」とかね。
間違えて主人を縄にかけちゃうのも、面白いですね。(だいたい想像はつくけど。笑)
太郎冠者:三宅右矩 主:前田晃一 すっぱ:大塚出
『松風』
「熊野、松風に米の飯」と言われるくらいに人気の曲です。
前回は狭い空間で間近で綺麗な装束や面を観察(笑)していたのですが、
今回は遠いから、全体像を見ていました。(オペラグラスでたまに観察してましたが・・・)
松風・村雨が泣いているところなど印象的ですが、今回印象的だったのは
後半、松にぴたっと寄り添っているところです。
なんか妙な妖しさというか色気みたいのを感じてしまいました。ちょっと怖いというか・・・。
行平への執着が感じられましたね。
そういえばこの曲はあまりホールでは演じないそうです。
シテ:関根知孝 ツレ:浅見重好 ワキ:高安勝久
笛:八反田智子 小鼓:住駒匡彦 大鼓:柿原光博
静岡新聞HPより、沼津能の記事。