みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『経正』お稽古

2006年08月14日 | お稽古
 前回のお稽古日記は、書かなかったのですが、昨日で2回目の稽古となりました。「月に双びの岡の松の」から最後までです。
 手自体は特別難しいものはなく、クセは琵琶のことを謡っていてとても面白い曲です。でもコス三地や、片地(普通は8拍のところを2拍カットする。)のところなど、同じところを間違えてしまいがちです・・・・。ついつい勢いで普通のツヅケを打ってしまったり・・・。ちゃんとしっかり言葉で覚えていないという証拠ですけど・・・・(^^;。
 カケリも慣れてきましたけど、やはり難しいですね。でも面白さもだんだん分かってきました。

 次は『女郎花』です。

 あと、この秋に結婚する仲間のために『高砂』を披露宴で打つことになりました。4人で連調ですけど。実はかなり楽しみなんです。こちらもがんばってお稽古しようっと(^-^)(欲をいえば、自分のためにもやってもらいたいのですが・・・生憎、相手がいないので・・・・^^;。)

亀治郎の会 in しずおか

2006年08月14日 | 歌舞伎
 ふとしたことからチケットが舞い込んできて、8月12日(土)18時半公演を観劇してきました。京都や東京で開催されている「亀治郎の会」ですが、今回は静岡でも開催されました。
 会場は東静岡グランシップ中ホール。ロビーでは、亀治郎の会がきっかけで亀治郎さんを撮り続けている静岡県(富士宮)在住の写真家、長塚誠志さんの写真展もありました。(もちろん被写体は亀治郎さん。)

口上
 もちろん亀治郎さんお一人です。亀治郎の会を静岡で行うことになった経緯を述べられていました。静岡新聞で亀治郎さんの連載があったのがきっかけで、最初は社交辞令で「やりましょうよ!」と言われたと思っていたけど、あれよあれよという間に現実に・・・と仰っていました。これからも静岡で亀治郎の会があるのでしょうか?!

歌舞伎入門
 これが、面白かったです。上村吉弥さんによる解説だったのですが、入門といえど、初心者の方でもかなり歌舞伎を見ている人でも楽しめた内容だと思います。私はこういう歌舞伎入門講座とかがある公演に行ったことがなかったので、いろいろと面白かったです。
 まず普段は見ることができない黒御簾の中の大太鼓を出してきて、実演。演奏は田中傳左衛門さんでした。歌舞伎の効果音である風の音、雨の音、雪の音などを演奏しながら、吉弥さんが演技していました。こうして普段の公演では当たり前に感じていることもこうして改めて見たり聴いたりすると、改めて歌舞伎の音のすごさに気づいたり・・・。あとは附け打ちの効果音についても実演がありました。
 そして、立ち回りは、お客さんの中から4人舞台に上がってもらって、実演がありました。私は内心どうしよう・・と思ったけど、見ていました(笑)これも面白かったですよ。

長唄 『鷺娘』
 口上で亀治郎さんが「静岡でしか見ることができない鷺娘をします」と仰っていたので、何だろう?と思っていましたが、すごかったです。白無垢は鷺っぽかったし、引き抜いて赤い振袖になるのも可愛いらしいです。亀治郎さんの娘姿はやはりかわいらしいです。かわいらしい中にも情熱的です。
 そして鷺の精になり、静岡でしかない演出というのが分かりました(笑)なんと・・・・
客席に雪が降ってきました!!!
 開演前にひらひら紙の雪が上から落ちていたので、お友達が「客席に降るのかしら?」と言っていたのですが、まさかそれが現実になるとは思っていませんでした(笑)しかもすごい量!!でも雪を降らせる機械のブオーンという音がちょっとすごくて、お囃子の音を掻き消すくらいの勢いだったので、それはどうかと思いましたが・・・。私の席は一階の一番後ろで、二階席が頭の上にありますので雪は降ってきませんでしたが、客席にも降る雪が余計幻想的でした。(振られていた人はどうかは分かりませんが^^;。)
 最後は玉三郎さんバージョンと違って、見得で終ります。その時にも舞台に向かってドドーンと雪が(笑)すごいです。さすがおもだかの血を引く亀治郎さん!と思いました。
 カーテンコールもあり、とても盛り上がりました!!!

 客席が明るくなり、後ろから見ると、お客さんの頭に雪が積もっているのがよーく分かりました(笑)着物の人・・襟に入っていないかな?(^^;。亀治郎さんの今後の活躍が楽しみです。また亀治郎の会inしずおかはあるのでしょうか?!そちらも楽しみです。