みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

水木しげるの妖怪道

2006年08月19日 | アート・イベント
 地元のクレマチスの丘にある、ビュッフェ美術館に企画展「水木しげるの妖怪道 歌川広重の東海道五十三次を鬼太郎が旅したら・・・」に行ってきました。同時に企画展「アナベル」も催されていました。(ベルナール・ビュッフェの奥様の名前です。奥さんをモデルにした絵を中心にした企画展です。)
 ビュッフェ美術館HP

 広重の「東海道五十三次」と同じ構図で、妖怪に旅をさせてしまうという水木しげる先生の壮大な企画です!!まず企画展会場までの通路には、妖怪の顔のオブジェが!!!しかも天井には長い白い布!!「一反木綿ではないですか!!」と興奮です。
 そして、東海道五十三次の始点「日本橋」から「京都」までの五十三カ所を、本家の広重の五十三次と、妖怪道を見比べることができる展示でした。これが面白かったです。
 スタート地点の日本橋で、ガイド役のぬり壁が「鬼太郎 御一行様」という旗を持っているのがまず笑えます。一つずつ、本家五十三次と妖怪道の設定の説明文が書いてあるので、お勉強にもなるし、妖怪道の詳しい設定がより面白く理解できます。東京から静岡くらいまではよく分かる土地なので、見ていて面白いし、特に地元の宿場町の絵は熱心に見てしまいました(笑)
 印象的だったのが、「四日市」の本家五十三次は旅人が風で笠が飛んでしまい、それを追いかけるのですが、妖怪道ではその笠が、傘から一本足が生えている「からかさ小僧」でした(笑)
 あと、妖怪ブロンズ像や、水木しげる先生の人生絵巻などもあり、小さい頃にアニメで「ゲゲゲの鬼太郎」をよく見ていた私はかなり楽しめました!!

 あと、この美術館には「こどもミュージアム」というスペースがあり、子供じゃなくても楽しめます。そこには、子供達が魔女とかいろんな格好ができる所があるのですが、なぜか「ねずみ男」のコスプレ衣装がありました(笑)わたくし・・・年甲斐もなく着てしまいました。それが上の画像です(^^;。はっきり言って、他の衣装は小学校中学年くらいまでしか着られないのですが、ねずみ男はだぼだぼしているので大人も着られます(笑)お面もあります(笑)一緒に行ったお友達に「ブログに載せて!」というリクエストを頂いたので載せます〜(^^;。苦情があったら、こっそりとお願いします(笑)ちなみにこのフレームは、実際にこのこどもミュージアムのスペースにあるフレームです。あと、鬼太郎の下駄もありました。鬼太郎のちゃんちゃんことかもあればよいのに(笑)



 そして、みんなが考えるオリジナル妖怪も募集していたので、その場で描きました。上の画像がみゆみゆ作の妖怪です(^^;。蚊取り線香の妖怪で、蚊を食べるのが好きという・・・こんなのがいたらいいなぁなんて考えた妖怪です(笑)しかし、火が消えると元気がなくなります。他にもいろいろなオリジナル妖怪があって、面白かったです。こどもの発想は面白い!

 あと、ビュッフェの金屏風など、何度も訪れているけど初めて見た作品もあり、そちらも楽しめました。私は松竹座には一度も行ったことがないのですが、確かビュッフェの「暫」があるんでしたっけ?そちらも見てみたいです。