みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『隅田川 愛しいわが子をさがして』

2008年02月19日 | 本・マンガ
〔観世元雅/作〕 片山清司/文 小田切恵子/絵

 片山清司師監修の「お能の絵本シリーズ」『隅田川』の絵本です。前に読んだ『海女の珠とり』のやや抽象的な挿絵とは違い、優しいタッチの挿絵です。とはいえ内容は辛いお話ですけどね・・・。最後も悲しい・・・。全体が悲しい・・・。

 けれど、子を思う母の気持ちは今も昔も変わらない・・・

 以前、テレビでですが、清司師のお父様の九朗右衛門師のシテの『隅田川』を拝見しました。泣けましたね・・・。
 この片山清司師監修のお能の絵本シリーズはまた新しいのが出たんですね(^-^)どうしても「お能」というと難しいというか(実際そういうのもありますが。)堅苦しいというイメージがありますから、こういう親しみやすく分かりやすい絵本で紹介されるのはとてもよいことだなぁと思います。子供だけではなく、大人も十分楽しめます。というかお能好きな大人の方が好きかもしれないけれど・・・自分含め(笑)

『南極物語』 (DVD)

2008年02月19日 | 映画(DVD含む)
 先日、犬好きの友達と犬の映画について話していて、『南極物語』のあの音楽を聴いただけで泣けるという話になりまして(苦笑)何回もテレビなどで見ているんですけれど、そんな話をしていたら見たくなって借りてきてしまいました。ハリウッドのリメイク版も見ているんですけど、やはり自分にとっては「タロとジロ」のお話のオリジナル版が『南極物語』です。

 ああ、やっぱりこちらの方が感動するかなぁ・・・やっぱり実話を元にしているからなのでしょうか?樺太犬もかわいいというか、たくましくてかっこいいし、犬がそりを引くシーンや、オーロラなどの南極の風景も感動的です。


 取り残された犬たちのサバイバル物語はフィクションが入っているとはいえ・・・・犬が死んでしまうたびにもう・・・涙腺決壊ですよぉ・・・もちろん、再会シーンは何度見ても泣けます。


 当時、南極に犬を置き去りにしてきてしまったことは物凄い非難されました。母親も「なんてひどい」と子供心に思ったらしい(^^;。けれど、見ていて辛いシーンもあるし、もちろん悲しい事実です。でも、置いていきたくて置いていったんじゃないんだよな・・・。


 健さん渋い。渡瀬さんは熱い。夏目雅子は綺麗。そしてちょい役の佐藤浩市は若かった。

 ハリウッド版の方がハッピーエンドなのかもしれないけれど、私はやはり悲しいところがあっても、こういうことがあったんだよというこの映画の方が好きですね・・。やっぱり大自然は甘くないというか・・・。もっとも好みというか映画の意義が違うのかもしれないけれど・・・。