みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

能楽名演集 『隅田川』

2008年05月06日 | DVD(映画以外)
 鼓のお稽古の本番が近づいてきてから終わるまでDVDや伝芸関連以外の本などあえて避けていました。でも終わってから、またますますハマッてしまったので、図書館でまた能楽名演集のDVDを借りてしまいました。なんか結局、伝芸一色に染まるGW(笑)純粋な休みは4&5日のみでしたが、それでもやっと会の精神的肉体的疲労は取れました。

 これは1977年にNHKで放送されたものです。先代梅若六郎のシテ、宝生弥一がワキ、宝生閑がワキツレという配役です。これは歌舞伎にもいえることですけれど、昔の映像ですと先代の●●さんという方の映像を見ることができるのはうれしいのですが、出演者のところに●世とかかいていないと混乱します(苦笑)

 さて、これはやはり泣けます。人買い商人に我が子をさらわれた母親の悲しみ、儚すぎる梅若丸・・・・。母親が鳴らす鉦の音と「南無阿弥陀仏」という地謡だけでも悲しいのに、そこにさらに梅若丸の高い声で「南無阿弥陀仏」はもう駄目です
 母親の子を思う気持ち、母親を慕う子の気持ちというのは古今東西変わらない感情です。だからこそ現代の私たちにもストレートに伝わってくるお能の一つなのではないでしょうか?

『ハーバード流英訳術 パックンの中吊り英作文』

2008年05月06日 | 本・マンガ
パトリック・ハーラン/著

 パックンマックンのパックンの著書です。一昨年の秋に発売されているものですが、たまたま語学コーナーで見つけたので手にとってみました。パックンといえば、もうお笑い芸人というよりも、「英語でしゃべらナイト」ですね(笑)ワイドショーで新聞ガラガラやっていたときは日本語うまい人だなとしか思っていなかったんですが(苦笑)しゃべらナイトが始まったときからこの人すごいな~と思うようになりました。(でも今のより釈由美子とか松本アナの時のが好きでした・笑)

 この本の内容は雑誌などの中吊り広告の見出しをパックン流の英訳したもの。これがただ単に直訳でなくパックン流のユーモアにクスっとしてしまう箇所があって面白かったです。しかも頭文字を同じアルファベットで揃えていたりという遊び心もあり・・・。パックンも本の中でコメントしていますが、やはり文化的な背景の説明が一番難しいとのこと。そうでしょうね・・・・。あと、一昨年の秋のものなので、多少時事ネタが古いと感じてしまいますが、仕方がないことですね。

 もちろん(?)といっては駄目ですが、私の英語力ではまだ英文だけ読んでも分からない単語があります(しかも昔覚えたはずの単語もどんどん忘れているんで・・・^^;)。でもパックンの解説がためになります!!というか日本語解説もユーモアたっぷりで、本当この人はすごいなぁと思いますよ。他にもパックンの英語の本があるみたいなので読んでみたいです。ハーバード卒というのは知っていたけど、専門の比較宗教学という分野が個人的にはすごく気になっています(笑)


 そして、「ハートで感じる英文法」の新しい本も出たので一緒に購入。(というかこちらの方が一番の目当て。)こちらは感想は記事にはしないつもりですが、大西先生もすごいなと思う人の一人。買ったものの、買って頭がよくなった気になって終わりにならないようにちゃんと身に付けたいと思います(苦笑)←ということはよくあることなんだな・・・(^^;

『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』

2008年05月06日 | 本・マンガ
君野倫子/著 市川染五郎/監修

 染五郎さんが監修している歌舞伎衣裳の本が出たことは知っていたけれど、実際本屋さんで手にとってみてパラッと見たら内容が私の好みだったので買ってしまいました(笑)表紙の赤色にお三輪の緑の衣裳がよく映えます。

 歌舞伎を見るうえで、歌舞伎の衣裳も楽しみの一つです。また私自身もたまに着物を着て歌舞伎を見に行くこともあります。なので、この本は見ているだけでも楽しいです!!お姫さまの赤い振袖、豪商のお嬢様、田舎の娘それぞれ違いはあるけれど、素敵ですね。また女性の着物だけでなく男性の着物も取り上げられていたのが

 また、着物だけでなく傘やキセル、てぬぐいなどの小道具や小物についてもあります。あと、昔(大正~昭和初期)の筋書も当時の文化がわかりおもしろかったですね。

 あと、この本の後ろはネットでよく話題になる歌舞伎座に「浴衣+裸足+下駄」という格好はいかがなものか?という意見コーナーがあり、ちょっとうんざり(苦笑)ウルサイことを言いたくないけれど、確かに私も歌舞伎座に、という以前に(←ここ大事です)浴衣+裸足+下駄でTPOを気にせずに出かけるというのはいかがなものかと思いますけれどね・・・。もちろん、楽しむべきところでは思いっきり楽しみましょう!ですが。