みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『ブラックペアン1988』

2008年11月14日 | 本・マンガ
海堂尊/著

 『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読んで、『螺鈿迷宮』を読もうと思い、書店に行ったら売り切れだったのでこちらを先に読みました。(割と大きいところなのに・・・ちなみに『ジェネラル~』も売り切れだった。)
 
 バチスタスキャンダルが起こる20年前の昭和63年の東城医大が舞台。 このお話は今までの物語とは違いミステリーではないですが、楽しめました。何せペアンって何?ああ、この表紙のやつ?っていうくらいの全くの度素人かつ血が苦手なんで、手術描写はちょっと想像し辛かったですが(苦笑)、それでも飽きることなく読み終えることができました。
 主人公は世良という研修医。その指導医が当時、東城医大に赴任してきたばかりの講師だった高階病院長。そして婦長さんだった藤原、猫田、花房とシリーズおなじみの看護師たちや黒崎や垣谷たちの登場もあります。バチスタシリーズの主人公田口や速水、島津も学生として少し出てきますが、学生の時から既に彼らの性格や進路がはっきり分かるエピソード(田口、手術見学中に倒れる、など)があって、なるほどね~と(笑)変わっていないのね~という人から、昔はこうだったのねとか(笑)なのでこの20年の間のエピソードとか読みたくなりました(笑)高階が病院長に選ばれるまで編とか・・・・。

 『螺鈿迷宮』は今月文庫になるとエクスカリバーさんに教えてもらったので、文庫版でチェックするつもりです。

 ちなみに『チーム・バチスタの栄光』のDVDを借りようと思ったらみんな貸し出し中でなかなか借りれない~・・・。