有川浩/著
「自衛隊三部作」のうちの一作でもあるけれど、有川さんのデビュー作でもある『塩の街』を読みました。『海の底』や『空の中』に比べて、デビュー作というのもあるかもしれませんけれど、良くも悪くもライトノベルだな~というのが感想。ということで、すぐに読み終えてしまいました。甘さは三作の中でも一番でしょうか。主人公年齢設定も『海の底』と対して変わらないけれど、『海の底』以上に甘いし、ある意味少女漫画チック。あと、てっきりこちらは陸自のお話かと思ったのですが・・・主人公の秋庭さんは空自のパイロットじゃないですか~。男性であれ女性であれ、ツンデレパイロットという設定がお好きそうですね。ネタばれになっちゃうのであまり書けないけれど、クライマックスに彼が乗る戦闘機は自衛隊機ではなく米軍機。厚木基地にて米軍機を奪取(?)する様子なんかはもっと面白くなりそうなんだけどな~。ちょっとあっさりしていると思ってしまいました。
(どうやら最初に出版されたラノベの文庫バージョンではちゃんと名前がある米兵が出てきたり、秋庭が結晶を爆破するシーンがあったようです・・。)
他の自衛隊物と比べると少し物足りなさを感じましたが、有川作品の原点を感じた作品でもありました。ラストはベタ甘ですけど、最後の一行が好きです。
「自衛隊三部作」のうちの一作でもあるけれど、有川さんのデビュー作でもある『塩の街』を読みました。『海の底』や『空の中』に比べて、デビュー作というのもあるかもしれませんけれど、良くも悪くもライトノベルだな~というのが感想。ということで、すぐに読み終えてしまいました。甘さは三作の中でも一番でしょうか。主人公年齢設定も『海の底』と対して変わらないけれど、『海の底』以上に甘いし、ある意味少女漫画チック。あと、てっきりこちらは陸自のお話かと思ったのですが・・・主人公の秋庭さんは空自のパイロットじゃないですか~。男性であれ女性であれ、ツンデレパイロットという設定がお好きそうですね。ネタばれになっちゃうのであまり書けないけれど、クライマックスに彼が乗る戦闘機は自衛隊機ではなく米軍機。厚木基地にて米軍機を奪取(?)する様子なんかはもっと面白くなりそうなんだけどな~。ちょっとあっさりしていると思ってしまいました。
(どうやら最初に出版されたラノベの文庫バージョンではちゃんと名前がある米兵が出てきたり、秋庭が結晶を爆破するシーンがあったようです・・。)
他の自衛隊物と比べると少し物足りなさを感じましたが、有川作品の原点を感じた作品でもありました。ラストはベタ甘ですけど、最後の一行が好きです。