みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『少年メリケンサック』 (DVD)

2009年10月09日 | 映画(DVD含む)
 映画館で見ようと思っていたけれど、見逃してしまったので、DVDでチェックしました。

【あらすじ】少年メリケンサック - goo 映画より引用。
メイプル・レコード新人発掘部門のかんなは、会社退職予定のその日、動画サイトに投稿されたパンクバンド、少年メリケンサックに釘付けになる。イケメンギタリストがギンギンに弾きまくり、凶暴なパフォーマンスでファンを熱狂させているのだ。早速、バンドとの契約に乗り込むと、そこにいたのはイケメン青年ではなく、昼間から酔っ払ったオッサン。動画に投稿されていたのは25年前のライブ映像で、メンバーは50代になっていた!

 面白かったけど、正直なところ、期待していたほどではなかったかも(^^;。確かに「ぷぷっ」と笑えるところはたくさんあったのですが・・・。何かが足りない?!パンクにあまり興味がないっていうのもあるのか?でも同じバンドものだと『DMC』ほど楽しめなかったかな(^^;

 私は佐藤浩市が好きなのですがこの役はかなり汚くむさくるしいおっさんでして・・・(T-T)ぼさぼさ頭で、唾吐き、●ロ吐き、●んこ連呼・・・もう性格最悪(苦笑)まあ、そんな役もぴったりなのが演技の幅の広さ・・・と解釈しておきましょう(笑)でもこういうのを見ると『官僚たちの夏』のような熱血漢の役の方がかっこいいなと思います(笑)

 主役の宮崎あおいもかわいかったです!!そしてしゃべれないボーカル田口トモロヲも怪演!!!「ニューヨークマラソン」・・・そうですか、そういうことですか・・・(汗)

 でも一番のお気に入りは・・・超脇役なのですが、G●c●tにしか見えない田辺誠一演じるTELYAですね(笑)

金木犀が咲き始める

2009年10月08日 | 雑感~ひとりごと
 台風は、我が家の方は幸い何事もなく過ぎ去りました・・・。今日は暇になってしまったので、片付けをしたり、雨で運動不足の犬と(私も)久しぶりにたっぷりと散歩をしたりして良い汗をかきました。ヤモリはその後も行方不明・・・逃げたかなぁ・・・それとも昨夜一晩中室内に居た紅が・・・(以下略)

 我が家の金木犀が咲き始めました。咲き始めたばかりなので、まだまだ香りは弱いのですが・・・。散歩していても、あちらこちらのお宅からも金木犀の香りが漂ってきて、思わず立ち止まって深呼吸してしまいます。秋の香りですね

台風接近中・・・

2009年10月07日 | 雑感~ひとりごと
 明日は台風がくる(もう来ている?)ということで、だんだん風が強くなってきています。帰宅後、家の外の片付けをし、犬小屋も倒れないようにして、犬は今夜は室内犬・・・。

 先日記事にした、ヤモリさん一家の一員なのでしょうか・・・雨戸を閉めていたら、何か入ってきた・・・と思って物体を見たら、なんとヤモちゃんでした~~~!!お外に返そうと思ったら、家具とかの隙間に逃げて・・・現在行方不明中

 ということで今夜は、ヤモちゃんと紅が同居です(苦笑)台風も心配ですが、こちらもかなり心配なのです・・・。

 さて、本題の台風ですが、大したことがないといいのですが・・・。

『Next Generation!』

2009年10月04日 | 能・狂言
 小鼓方幸流の成田達志師と大鼓方大倉流の山本哲也師によるユニットTTR能プロジェクトのCDが届いたのでさっそく聴いてみました。関西圏でご活躍されているお二方をはじめ、他のメンバーの方たちも関西圏でご活躍される方ばかり!!普段関西圏でお能を見る機会がない私が拝見したことある方たちばかりというのもポイントです(笑)

1.ライブ能
 笛・竹市学、小鼓・成田達志、大鼓・山本哲也、太鼓・前川光範
2・一調『景清』
 謡・片山清司、大鼓・山本哲也
3・一調『松虫』
 謡・浦田保親、小鼓・成田達志
4能『望月』より
 謡・片山清司、浦田保親
 笛・竹市学、小鼓・成田達志、大鼓・山本哲也、太鼓・前川光範


 スタジオ録音ということもあるのでしょうか、小鼓のポンというよりも「ポワン」という感じ(残響?)、謡や掛け声の響き具合などが少し気になりましたが、小鼓の音も成田さんのような方でないとあんな風に響かないでしょう・・・・。でも、それが故に心地よくなって眠くなるかも(^^;あ、でもつまらないから眠くなるとかじゃないですよ~。私の鼓では眠れないと思いますので(苦笑) 

 それはおいておいて、ヘッドホンで聴くとよく分かりますけれど、単に“楽器の音”だけでなく、掛け声の息遣いや気迫を感じることができます。もちろん謡もね!!ついつい眠くなってしまう心地よい部分ももちろんよいけれど、最後の『望月』なんて超カッコイイですよ!!!
 
 CDだけでなく、TTRさんの公演も実際に見たいです。

『12人の優しい日本人』 (DVD)

2009年10月04日 | 映画(DVD含む)
 先日、友人にお薦めしてもらった作品を見てみました。元ネタ(?)の『12人の怒れる男』は未見です。

【あらすじ】12人の優しい日本人(1991) - goo 映画より引用。
ある殺人事件の審議のために12人の陪審員が集められた。ここに来た12人は、職業も年齢もバラバラな無作為に選ばれた人々。陪審委員長を努める40歳の体育教師の1号、28歳の会社員の2号、49歳の喫茶店店主の3号、61歳の元信用金庫職員の4号、37歳の庶務係OLの5号、34歳のセールスマンの6号、33歳のタイル職人の7号、29歳の主婦の8号、51歳の歯科医の9号、50歳のクリーニング店おかみの10号、30歳の売れない役者の11号、そして同じく30歳の大手スーパー課長補佐の12号。被告人が若くて美人だったことから審議は概ね無罪で始まり、すぐ終わるかに見えたが、討論好きの2号が無罪の根拠を一人一人に問い詰めたことから、審議は意外な展開へ。有罪派と無罪派と分裂、さらに陪審員達の感情までもが入り乱れ、被告人が有罪の線が強くなっていく。ところがその時、他の者から浮いていた11号が事件の謎解きを推測し始め、それによって事件の新たなる真実が判明する・・・。

 1991年の作品で、元は三谷さん演出の演劇。審議をしている部屋以外のシーンがエンディング以外ほぼ全くない密室劇。それも討論なのですが飽きることなく見ることができました。やっぱり元が演劇だからでしょうかね~。なかなか普通の(?)演劇を見ることはない私ですが、舞台でも見てみたいと思いました。まじめ(?)な設定ではあるけれど、小ネタの面白さはさすが三谷さん。個人的には「ジンジャーエール」がツボでした。これは元ネタも見てみないとなぁ・・・。

 出演者の皆さん若いですが、トヨエツが一番印象的でした。(全く関係ないですが、トヨエツと山口祐一郎ってなんとなく似ていると思う・・・なんとなく根暗になった山口さんって感じ・・・)
 
 もし陪審員制度があったらという設定ですけれど、裁判員制度が始まった今、これを見ると、だいぶ前の作品なのにタイムリーな設定だなと思いました。もし私が裁判員になってしまったらどうなるんだろう?と思いながら見ていました。正義感はあるほうだとは思う、けれどなるべくならなりたくないのが本音。もしなってしまったら、きっとこの映画のようになるんだろうなぁ・・・うーん・・・(^^;。

十五夜とお能

2009年10月03日 | 雑感~ひとりごと
 今日は十五夜です。昼間は雨が降ったり、曇りだったりしたので、お月様は見られないかなと思いましたけれど、夜に犬をちょっとそこまで連れてこうと外に出たら綺麗なお月様が出ていましたデジカメで撮ってみたけれど、所詮コンパクト・・・(^^;。

 お能でも月に照らされて・・・という情景が描かれている曲がいくつかあります。実際にそこにセットとしての月や照明効果がなくても、「月光」を感じた瞬間、ハッとさせられたことがあります。もちろん今日のような月も綺麗ですけれど、そのときの見えない月もまた印象的でした。

 今月半ばに松涛で見る予定の『小督』もそんな曲です。高倉天皇の寵愛を受けている小督の局が、中宮の父の清盛の怒りを買い、嵯峨野に身を隠します。そのことを嘆く高倉帝の命を受けた源仲国は、中秋の名月の夜に「想夫恋」を奏でる琴の音が聞こえてくるのを頼りに馬を走らせ、小督の隠れ家を探し当てるというお話。

 よくあることですけれど題名は『小督』でもシテ(主人公)は仲国です。私自身もこの曲は、「駒之段」という部分と、仲国が帝の文の返事を小督から受け取った後のクライマックスの酒宴の場面を舞囃子でお稽古しました。舞囃子は発表というか勉強会みたいな会で打たせていただきましたが、稽古ではよかったのに本番では納得いかなかったので(ということは稽古が足りないということなのですが)もう一度チャレンジしたい曲です・・・。

 私が見に行く日のおシテさんは、私の一番のお気に入りの能楽師さん。(だから切符を取ったのですが・・・笑)行けるか微妙な日程でしたが、なんとかなりました。さて、どんな「中秋の名月の夜」を能舞台で感じることができるのでしょうか・・・・。今から楽しみです