雨の日には雨の中を

相田みつをさんの「雨の日には雨の中を、風の日には風の中を」という言葉が好きで、ブログのタイトルに使っちゃいました

炭火を楽しむ

2008-12-30 | 日記・エッセイ・コラム
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〔炭が燃えていく様子を見るのが好き。きれいだなーと思います〕

昨日で仕事が終わり、今日は朝からゆっくり過ごしていました。この1年を思い返してみると、休みの日はいつも畑に行くか遠出するか、普段できない家事をするか、体調が悪くて寝てるかで、こんなふうに何の予定もなくゆっくりする日はほとんどなかったように思います。

本当は年末の掃除と年賀状書きをするために開けておいたのですが何もする気がせず、一日中だらだらと過ごしてしまいました。たまにはこんな日があってもいいよね。(あぁ、自分に甘いわたし・・)

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〔よく燃えています。じっと見ていても飽きません〕

わたしは炭火が好きです。燃えていく様子を見るのも好きだし、匂いも好きだし、パチパチという音も好き。

でも気分的に余裕がないと炭火を熾す気になれないので、こっちに戻ってから炭に火を着けたのは1度しかありませんでした。それで今日は朝から炭に火を着けることにしたのです。

炭火を熾すといっても囲炉裏もないし火鉢も小さいものしかないため、もっぱら七輪を使います。この七輪、珪藻土を切り出して成形したもので、熱が外側に伝わりにくいため室内で使っても安全なのです。

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〔アルミ箔で包んだイモを熾火の上に〕  〔だいぶ焼けたところ〕

お湯を沸かすのも昼食もこの火を利用したのですが、それでもまだ火が残っていたので、今年収穫したサツマイモを使って焼きいもを作ることにしました。

焚き火や囲炉裏で焼きいもを作ったことはあるけれど、七輪で作るのは初めてです。どれくらいで焼けるかわからないけど、気長に焼けるのを待っていました。

20分くらいして、もうそろそろかなーと思って持ち上げるとやけに軽い。いやな予感がしながらアルミホイルを開くと、炭になったイモが出てきたのです。焼きいもではなく炭いもを作ってしまいました・・(^_^;)

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 〔完全に炭化したサツマイモ〕    〔2度目はなんとか成功〕

できた炭いもは、母が珍しがって喜んでいたけど、これで終わるわけにはいかないと炭を追加して再度挑戦。2度目はちゃんと焼きいもを食べることができました。

おそらく10分も焼いていなかったと思うのですが、それでも取り出すのが遅かったようで、外側の焼けすぎて硬い部分が少し厚かったけど、中はとってもおいしい焼きいもになっていました。(写真はうまく撮れなかったけどね)

Dscn9172〔火ばさみ、火熾し器、火吹き竹〕

炭火を熾すときに必要な道具です。

火ばさみと火熾し器はホームセンターなどで売っていますが、火吹き竹を見つけることができず、自分で作るか・・と思っていたときに100円ショップで見つけました。この3つがあると火を熾すのは初心者でも簡単にできます。

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室内で炭火を楽しむために大切なことがあります。それは換気。

換気が悪い部屋で炭を燃やすと一酸化炭素が発生します。ご存じの通り一酸化炭素は有毒なので、死に至ることもあるのです。

田舎暮らしのときの家はすきま風が吹く家だったので、さほど気にせず炭火を楽しんでいたのですが、現在の家は気密性が高くてすぐ空気が悪くなってしまうため、しょっちゅう換気をしなくてはいけません。そう考えると現代の生活に炭火は不向きなのかとも思うけど、換気さえ気をつければ安全ですしね。

できることなら囲炉裏がある家に住みたいけど、これはきっと無理だし・・今後も換気に気をつけながら炭火を楽しむしかないかなーと思っています。


わたしのお宝

2008-12-27 | 独り言
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〔ラベルも手作りの自家製柿酢と椿油〕

25日夜、7年間の山里暮らしの間お世話になった水俣市の愛林館で忘年会がありました。

今回の忘年会では幹事の発案で、それぞれ自分のお宝を持ち寄ってプレゼント交換会をしようということになっていたのです。

この忘年会の話が出たのは10月末で、まだ年末の勤務シフトも決まっていない時だったのですが、もし参加できるならお宝は何にしようか・・と頭を悩ませていました。

お宝と言っても高価な物ということではなく、稀少度が高いとか、曰く・因縁付き(悪い因縁は不可)とか、手作りとか想いがこもっているとか、そういうもので人にあげても構わないというものを持ち寄ろうということになったのですが、いざ考えるとなかなか難しいんですよね。

Dscn9109〔ラッピングした状態〕

それで思いついたのが椿油。11/9と11/15のブログを見てもらえればわかるように、とても想いがこもっていて稀少なものです。

でもそれが1ビンだけではあまりに寂しいので、昨年作った柿酢(週末百姓日記:2007/11/1 参照)もつけることにしました。

椿油のほうは搾ったときから小ビンに入れていたのですが、柿酢は大ビンに入れたままだったので、100円ショップで小ビンを買ってきて、煮沸消毒してビン詰めして・・で、前日の夜思い立ってラベル作りをして・・

手作りラベルを貼っただけで、製品らしくなりました。ラベルの有無で印象がだいぶ違うものですね。

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〔25日は風が強かった・・阿久根の道の駅で撮った写真〕

当日は風が強く、伊集院から薩摩川内までは高速を使ったのですが、車体が揺れてとても怖い思いをしました。車高の高い軽自動車は、強風時には要注意ですね。

愛林館での宴会は料理も自分たちで作り、後片付けも自分たちでするという形式です。あまり遅くまで居られない参加者が多かったので、早い時間から準備を始め、宴会は夕方から始まり、そしていよいよお宝交換会となりました。

交換のくじ引きの前にそれぞれ持ってきた物を見せてプレゼンするという時間があって、それぞれが持ってきた物を見るのも楽しかったし、その物はたいしたことなくても(ごめんなさい)プレゼンのうまさですごく価値があるもののように思えたり、これはなかなか楽しめる企画でした。

プレゼント交換ってよくやるけれど、こんなふうに自分のお宝を持ち寄るというのはおもしろいですよ。オススメです。

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〔海も荒れていました・・これも阿久根の道の駅で撮った写真〕


茶の実拾い

2008-12-21 | 休日百姓
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〔天気予報は外れて、気持ちの良い晴天でした〕

1ヶ月ぶりに畑に行きました。

昨日までの天気予報では、今日はくもりのち雨で午後の降水確率は70%だったのですが、今日を逃すと年内はもう行けないかもしれないので「予報が外れたらいいなー」と思っていたら・・見事に外れました。

ホントに最近の天気予報は当たらないですね。まっ、今回は外れてくれてよかったけど。

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〔大根が密生していたので〕 〔まだ小さいけど間引き収穫をしました〕

画像では立派な大根のように見えるけど、大きい物で30cmくらいです。でもこんなに密生しているとこのままでは大きくならないので、間引きを兼ねた収穫をしたのです。

Dscn9082〔どこに人参があるかわからない〕

ブロッコリーと人参は予想どおり鳥の食害がひどく、両方とも葉はほとんど食べられて茎だけの状態になっていました。それでも人参はなんとか収穫できそうですが、ブロッコリーの収穫は無理だと思います。

わたしが畑仕事をしている間何度もヒヨドリがやってきてウロウロしていたから、きっと犯人はあいつなのでしょう。あのヒヨドリはわたしのことを自分の食事場所をうろつく邪魔なやつと思っているようでした。わたしが植えた野菜なのに・・

Dscn9098〔今日拾った茶の実〕

先日椿油を搾ったときに居合わせた人から「茶の実からは茶油がとれて、それはとても良い香りがする油なの」と聞いたときから、今度は茶油を搾りたいという思いがありました。

わたしが借りている畑には茶の木もたくさんあって、しかも茶葉の利用は全くせず生け垣として植えてあるため、茶の実がたくさんなっているのです。(良い茶葉を収穫するのが目的の木は、樹勢を保つために実がならないようにするので)

今のところ茶油を搾るあてもないのですが、パキパキ踏みつぶして歩くのももったいないので、目についたものだけでも拾うことにしたのです。でも一旦拾い始めると狩猟採取民族の血が騒ぎ出し、結局1時間くらい一心不乱に拾い続けてしまいました。

今日拾った分は約1kg。これでもまだ半分の面積くらいしか拾っていないから、単純計算すると全部拾えば2kgは集まるかも・・せっかく集めたから油を搾りたいとも思うけど、大がかりになるのもイヤだし・・おそらく椿油と同じ方法で搾れるとは思うけど、実が小さいから殻むき作業が大変だし、あの方法は人も設備も必要だし・・なんとか簡単にできないもんかなーと思案中です。

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〔本日の収穫・・大根、センモト(わけぎ)、小さい人参、間引き春菊〕


一病息災

2008-12-19 | 健康・病気
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〔ひと月ほど前の写真ですが・・青空と紅葉、好きな組み合わせです〕

やっと長い一週間が終わりました。昨日の夕方ちょっと具合が悪くなったけど、それ以外は問題なく無事に過ごすことができてよかったです。特に今日は朝から頭の中の霧が晴れたように爽快で、発作が起きる前よりも元気になったように感じました。きっと規則正しい生活と薬のおかげなんでしょうね。

昔は『無病息災』という言葉をよく聞いていたけれど、最近は『一病息災』のほうを耳にすることが多いように思います。今回それを実感したのですが、1つ大きな病気を持っていると健康的な生活(規則正しく、適度な運動、ストレスをためない)を心がけるため、全く病気がない人よりもかえって息災でいられるのでしょう。といっても、わたしの病気はこの一病にあてはまるほど大きな病気ではないんですけどね。

ところで『息災』の意味、わたしは今まで『何事もなく平穏に』というような意味だと思っていたのですが、ブログに書くにあたってちょっと調べて見たら、『一病息災』のときの『息災』は『長生き』の意味で使われることが多いようですね。昨日までは一病息災の人生もいいなと思っていたけれど、あまり長生きはしたくないので、お参りしたときなどに『息災でありますように』と祈るのはやめよう・・と思っているところです。



忘れていた持病

2008-12-14 | 健康・病気
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〔夏からずっと咲き続けているウインターコスモス〕

一昨日の夜中からひどいめまいに襲われて、翌朝は起き上がるどころが人と話すこともできない状態でした。このひどいめまいの感覚には覚えがあったので、すぐ耳鼻科を受診して、やはりメニエール病だと診断されたのです。

20年くらい前に仕事のストレスで体調を崩し、そのときにメニエール症候群と診断されて「この病気は完治することはありません。またいつ発作がおこるかわからないので気をつけて生活してください」と言われたのですが、それからひどいめまいに襲われることはなかったので、この20年この病気で耳鼻科を受診することはなく、自分がこの病気を持っていることを忘れていたのです。

疲れがたまったときなどめまいがして起き上がれないということが年に数回ありますが、1~2日静養すれば回復していたし、今回のように全く動けず吐き気もするほどのひどいめまいではなかったから、いつも受診せずにすませていたんですよね。

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〔冬になると毎年咲くオキザリス・・大好きな花です〕

メニエール病のめまいを経験した方ならわかると思いますが、普通に言うめまいとは全く別物で、回るスピードも速いし持続時間も長いし、発作が起きているときには付き添いなしでタクシーに乗ることもできません。

もし山里で1人暮らしをしているときに発作が出ていたら、救急車を呼ばなくてはいけなくなっていたかも・・と思うと、発作が出たのが町で親と暮らすようになってからでよかった・・とも思うけど、町で暮らすようになったから発作が出たのかもしれない・・とも思ってしまいます。

2日間静養して、日常生活に支障がない程度に回復したけど、車の運転はまだこわくてできません。運転中に発作が出たら事故を起こしてしまうかもしれないからです。

明日からしばらくは電車での通勤になるけど、町に住んでるからこそ車の運転ができなくても困らないわけだし・・。山里暮らしと町での暮らし、自分にとってどちらがいいのかわからないですね。。。


藺牟田(いむた)池の紅葉

2008-12-06 | お気に入りの場所
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〔湖畔に立つイチョウの若木もきれいに色づいていました〕

「明日アップします」と書いておきながら、4日も経ってしまいました。今日アップした画像は12月2日に撮影したものですので、今はもう散ってしまっているかもしれませんが・・

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〔紅葉はポツポツだけど、美しい景色でした〕

いむた池周辺は、常緑樹や桜のように落葉後の木が多いため、遠目で見たときには「あまり大したことないなーという印象でした。

でも紅葉している木の数は少ないのですが、湖面の美しさに木々の色が映えるため、赤や黄色にあふれた景色とはひと味違う美しさがありました。

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〔ちょうど見頃のカエデ・・今はもう散っているかも・・〕

池の周りは約4kmあって遊歩道も整備してあるので、ちょっと散歩するのにはよい場所です。この日は歩くつもりではなかったのですが、ちょっと肌寒いくらいの気温と青空が気持ち良くて、つい1周してしまいました。

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〔ちょっと変わった色合い・・根元の白い花のせいかしら・・〕

いむた池にはハクチョウやカモがたくさんいます。お腹を空かせているようだったので、無人販売のエサを買ってまいたところ、ものすごい勢いで鳥たちが集まってきて大変なことになりました。観光客が少ない時期のエサやりは注意が必要です。。

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〔見事な水鏡・・池の中にももう一つ山があるみたい・・〕

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〔電線が邪魔だったけど・・〕

誰も歩いていない遊歩道を母と2人で歩いていると、カメラを抱えた男性が向こうから歩いてきました。そして驚いたことに、その人はわたしが尊敬している写真家さんだったのです。

実は春に桜を見に行ったときにもその人に会ってすごく驚いたのですが、まさかまた会うなんて・・しょっちゅう行く場所ならまだしも、春以来ずっと行っていなかったのに・・不思議なもんです。尊敬する人に偶然会えて、とっても幸せな気分でした。

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〔いむた池ならではの景色・・水の中から生える木〕

春に行ったときよりも水面が上がっていて、湖畔の景色もだいぶ印象が違いました。

春の桜の時期も美しいけど、秋の静かな景色のほうがわたしは好きです。今度は雪景色(南国鹿児島でそういう景色が見られるのは、滅多にないけれど・・)のときに訪れたいものです。


蒲生神社の紅葉

2008-12-02 | お気に入りの場所
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〔蒲生神社上にある展望所から見下ろした景色〕

今日は朝から良い天気で、母が紅葉を見たいとうるさいので、畑に行くのはあきらめて紅葉狩りドライブに出かけました。

本日の目的地は藺牟田池。だったのですが、地図を見ていたら急に蒲生神社に行きたくなったので、蒲生経由で藺牟田池に行くことにしました。

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〔大クス横のイチョウが見事に紅葉(黄葉?)していました〕

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〔見上げるとこんな感じ〕

鹿児島の紅葉スポットを検索しても蒲生神社の名を見ることはなかったので、ここでの紅葉は全く期待していませんでした。

この神社が好きだから行っただけなのですが、予想外に紅葉が美しく感動しました。

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〔初めて見たムクロジという木、イチョウよりも明るい黄色でした〕

境内で美しく色づいていたのは、イチョウとこのムクロジでした。

境内の木はどれも大木で、だいぶ離れないと全体を撮ることができません。でもあまり離れると葉の形がはっきりわからずわたしの好みではないので、全体像を撮るのはあきらめました。

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〔今がちょうど見頃かも〕

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〔青空に黄色が映えます〕

蒲生神社の横の道を少し上ると展望所があります。今年の春に桜を見に行った時にカエデがたくさんあったので、きっと紅葉がきれいだろうと思い上ることにしました。

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〔見事に色づいたカエデ〕

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〔まだ色づき始めのものや〕

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〔見頃を向かえたばかりのものもあります〕

展望所に上る道沿いにカエデが多く、上から見下ろすととても美しかったです。(トップの写真)

境内のイチョウはあと数日で見頃が終わってしまいそうですが、カエデのほうはまだ色づき始めの木もあったので、しばらくは紅葉が楽しめると思います。

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〔これくらいの色づきが好きです〕

鹿児島は常緑樹が多いため、紅葉している木の横に青葉の木があることが多々あります。でもこの緑のおかげで紅葉がより映えるような気がしてわたしは好きです。

東北地方から南国鹿児島に越してきたときは、物足りない紅葉だと思ったものですが、今は緑が全くない紅葉の景色を見ると、鮮やかすぎてクラクラしてしまいます。長年のうちに感覚が変わってしまうものですね。

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〔ランチを食べた『茶房ながた』、自宅開放型カフェです〕

蒲生は神社が好きなだけでなく、素敵なカフェ(蒲生茶廊zenzaiとか)もあるし、物産館もあるし、家から1時間くらいなので、ちょっとドライブに行くには最適の場所です。

今回行った『茶房ながた』も、料理もおいしく雰囲気も良くていいお店でした。蒲生の武家屋敷群の中にあります。定休日は水曜日です。

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〔蒲生町の物産館、くすくす館〕

ここでは珍しい野菜を売っていることが多いです。わたしが行ったときにたまたまあるのかもしれませんが・・

今日は下仁田ネギを買いました。食べてみたい、育ててみたいと思っていた野菜の1つなので、見つけたときはうれしかったです。蒲生で作れるということは加世田でも作れるかな・・と思ったりして・・

買い物後、本来の目的地藺牟田池に向かったのですが、その記事は明日アップします。