しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

万世一系の・・・第126代

2020年08月09日 | 令和元年~
今年は2020年で、令和2年で、皇紀2680年。
皇紀(紀元)2680年の信憑性を信じている国民は、・・・いないだろう。
では今上天皇の、第126代というのを信じるのは、当然・・・これも怪しい。

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週刊「新潮」 202年8月13.20日夏季特別号 より転記

令和の玉音を待ち望む  片山杜秀

今上天皇は第126代とされる。
が、皇統の数え方は万古不易ではない。
とりわけ明治末期の南北朝正閏問題は大きかった。
現皇室は北朝系、ゆえに南朝は非正統とされていた。
ところが逆転した。
北朝の5代を外し、南朝の3代を編入。
2代減った。

なぜそうなったか。
日清・日露の戦争も、兵と家族に尊皇心が旺盛だったから勝てたとも言える。
その時国家が讃えたのは、忠君愛国の楠木正成や新田義貞。
すると楠木や新田はニセの王朝に忠を尽くしたのか。
怒りの声を受け、
国家は手のひらを返した。

国民に生命財産を掛けさせる、戦争動員装置として77年、
戦争を悔やみ、平和を祈り、戦没者を慰霊する戦争反省人で75年。
ほぼ尽きた。

今上天皇は新しい天皇を始める宿命を負うている。

コメント (2)
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