しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

野獣民族アメリカ  ~雑誌「主婦の友」~

2022年03月09日 | 昭和16年~19年
「ニッポンの主婦100年の食卓」  主婦の友社  2017年発行

・・・

昭和18年9月号口絵
少年飛行兵となったわが子を、誇らしい気持ちで見送る母。
心配や恐怖などはみじんも描かれない。


・・・

昭和19年、作家の大佛次郎の著書『敗戦日記』に、『主婦之友』についての記述があります。
「各頁毎に「アメリカ人を生かしておくな」「米兵をぶち殺せ」と大きな活字で入れてある。
我が国第一発行のいい女の雑誌が、これで恥ずかしくないのか」
メディアはみなそうだったとはいえ、
狂気の時代の狂気のアジテーション。
戦後は手のひらを返したような民主主義的な記事。

阿古さんはこう話します。
「当時の主婦は夫しだい、時代しだいで変わらざるをえませんでした。
いかに現実を受け入れ、適応できるかも主婦に必要な能力の一つでした」

・・・・・

管理人記・
阿古さんの言葉を借りての言い逃れは見苦しい。
戦時の国会でさえ「翼賛会」推薦を得ない議員がいたし、その人たちが戦後をリードした。

・・・・・

「菊と刀」 ルース・ベネディクト 社会思想社 昭和42年発行

多くの日本人は何事によらずあなたまかせの態度を取ることが目的達成の最も安全な道であると考えている。
こういう考えから、
何をしてみたところでどうせ駄目なんだからしばらく足踏みして形勢を観望する方がまし、というまことに安易なことである。無気力は広がってゆく。

しかしながら日本人は決して無気力を楽しまない。
日本人の恒久不変の目標は名誉である。
日本はその歴史上数々の場合名声を博してきた。


・・・・・・





これが敵だ!
野獣民族アメリカ

「時間だよ、お前時間だよ」
豚のようにきたならしく肥満した身体をゆすってアメリカ女が寝台の傍に立ち、
その子供を揺り起こす。
牝豚はぶるぶる身体を震わせて、金切声でかう叫ぶ。
「キル・ジャップ!」(日本人を殺せ)
とたんに子豚ははね起きる。

重慶、桂林、昆明などの敵飛行場に、みよ、アメリカ娘どもが、
油にまみれて飛行機の整備に一心不乱だ。
憎々しげに侮蔑をこめてほざくその掛声を聞け。
「キル・ジャップ!」「キル・ジャップ」
しかし、奴らの整備した機は、故障・・・・。



・・・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする