BYTHER SMITH / ALL NIGHT LONG
楽しみでしかたがない「CHICAGO; Blues & Soul Showdown」。私は24日に行ってきます! 個人的に一番楽しみなのはミッティー・コリア。そして次はシカゴ・ブルースのバイザー・スミスです。もちろんフラミンゴスもジョニー・ロウルズも楽しみですけどね。
で、このバイザー・スミス。楽しみだと言うわりに私はこの方のことを良く知りません…。CDも2枚しか持ってないですし。で、その内の1枚が写真のアルバムで、97年にデルマークからリリースされた「ALL NIGHT LONG」。こちらの解説によりますと、彼は1933年(当イベントのフライヤーでは32年)、ミシシッピ生まれ。ということはもう70歳代後半ですね~。そしてなんと、かのJ.B.ルノアと従兄弟の関係だとか。10代の頃はボクシングをやったりカントリーを演奏したりしていたそうですが、50年代半ばにシカゴへ移住。丁度シカゴ・ブルース華やかしき頃ですね。当初はベーシストだったようですが、60年代にギタリストへ転向。ロバート・ロックウッド・ジュニア、ルイス・マイヤーズ、ヒューバート・サムリン、フレディ・ロビンスンなどからギターの手ほどきを受けたそうです。
さらにオーティス・ラッシュやジュニア・ウェルズらのバックを務める一方で、自己名義のシングルの吹き込みなどもこなしていたそうですが、アルバム・デビューは案外遅く、テキサスのグリッツというレーベルから1st作「TELL ME HOW YOU LIKE IT」をリリースしたのが80年代の初頭だそうです。その後、英JSP、ラウンダーと渡り歩き、95年にデルマークと契約。そこでの2作目が本作「ALL NIGHT LONG」となる訳です。
全曲バイザー・スミスによるオリジナル曲。2曲目「I'm Your New Lover」の歌詞にボビー・ブランド、バディ・ガイ、BBキングの名が登場しますが、ギター・スタイルやホーン隊を含んだ王道ブルースな雰囲気にBBキングからの影響を強く感じますね。特に軽快な「Hey Mr. Dee Jay」や「Live On This Man's Name」での強いアタック感でグイグイと切れ込んでくるギターはもろBB印。しかもBBの名曲「Thrill Is Gone」へのリスペクトを感じさせる「Daddy's Gone」なんて曲もありますし。
とにかくギターのゴツゴツとした音色と、朴訥としたフレージングが良いですね。そして力強くエネルギッシュな歌声。ファンキーなギターの刻みとホーン・リフが押しまくるアーバンな「What Did I Do」は迫力満点。スロー・ブルース「Look Over Your Shoulder」や「Walked All Night Long」のブルーな味わいも格別。さらにカントリー/ケイジャンな「Mother You Say You Don't Like The Black Colors」や「Is He White Or Is He Black?」みたいな曲が入っているのも面白いです。
コンサートでもカントリーな曲を演ったりするんですかね? そしてジャケ写のこの顔! やっぱチョーキングはこういう顔でやってもらわないとね。楽しみです!
で、楽しみついでに今回はYouTubeで探した動画もいくつかご紹介。
まずは先日、当ブログでも紹介したミッティ・コリア。YouTubeでも動く姿はこれぐらいしか見つかりませんでした。60年代のテレビ番組「THE!!!! BEAT」から「I Had A Talk With My Man」。
http://www.youtube.com/watch?v=HPcKJSw92a0&feature=related
続いてトリを務めるであろう、ドゥー・ワップの神髄、ザ・フラミンゴス。おそらく現在のメンバーであろうと思われる映像で、季節外れですけど「The Christmas Song」。
http://www.youtube.com/watch?v=O4luutZEri0&feature=related
バイザー・スミスはやっぱりこの曲が好きなんですね~。「Thrill Is Gone」です。
http://www.youtube.com/watch?v=jL-kqrLuS5E
ジョニー・ロウルズ・ブルース&ソウル・レビューを率いて、ハウス・バンドも務めるというジョニー・ロウルズ。何かのフェスでの映像のようですが、あまりにも服がラフすぎますよね?リハかと思いました…。でも流石に良い声してますね~。
http://www.youtube.com/watch?v=guwyMimnSpo
楽しみでしかたがない「CHICAGO; Blues & Soul Showdown」。私は24日に行ってきます! 個人的に一番楽しみなのはミッティー・コリア。そして次はシカゴ・ブルースのバイザー・スミスです。もちろんフラミンゴスもジョニー・ロウルズも楽しみですけどね。
で、このバイザー・スミス。楽しみだと言うわりに私はこの方のことを良く知りません…。CDも2枚しか持ってないですし。で、その内の1枚が写真のアルバムで、97年にデルマークからリリースされた「ALL NIGHT LONG」。こちらの解説によりますと、彼は1933年(当イベントのフライヤーでは32年)、ミシシッピ生まれ。ということはもう70歳代後半ですね~。そしてなんと、かのJ.B.ルノアと従兄弟の関係だとか。10代の頃はボクシングをやったりカントリーを演奏したりしていたそうですが、50年代半ばにシカゴへ移住。丁度シカゴ・ブルース華やかしき頃ですね。当初はベーシストだったようですが、60年代にギタリストへ転向。ロバート・ロックウッド・ジュニア、ルイス・マイヤーズ、ヒューバート・サムリン、フレディ・ロビンスンなどからギターの手ほどきを受けたそうです。
さらにオーティス・ラッシュやジュニア・ウェルズらのバックを務める一方で、自己名義のシングルの吹き込みなどもこなしていたそうですが、アルバム・デビューは案外遅く、テキサスのグリッツというレーベルから1st作「TELL ME HOW YOU LIKE IT」をリリースしたのが80年代の初頭だそうです。その後、英JSP、ラウンダーと渡り歩き、95年にデルマークと契約。そこでの2作目が本作「ALL NIGHT LONG」となる訳です。
全曲バイザー・スミスによるオリジナル曲。2曲目「I'm Your New Lover」の歌詞にボビー・ブランド、バディ・ガイ、BBキングの名が登場しますが、ギター・スタイルやホーン隊を含んだ王道ブルースな雰囲気にBBキングからの影響を強く感じますね。特に軽快な「Hey Mr. Dee Jay」や「Live On This Man's Name」での強いアタック感でグイグイと切れ込んでくるギターはもろBB印。しかもBBの名曲「Thrill Is Gone」へのリスペクトを感じさせる「Daddy's Gone」なんて曲もありますし。
とにかくギターのゴツゴツとした音色と、朴訥としたフレージングが良いですね。そして力強くエネルギッシュな歌声。ファンキーなギターの刻みとホーン・リフが押しまくるアーバンな「What Did I Do」は迫力満点。スロー・ブルース「Look Over Your Shoulder」や「Walked All Night Long」のブルーな味わいも格別。さらにカントリー/ケイジャンな「Mother You Say You Don't Like The Black Colors」や「Is He White Or Is He Black?」みたいな曲が入っているのも面白いです。
コンサートでもカントリーな曲を演ったりするんですかね? そしてジャケ写のこの顔! やっぱチョーキングはこういう顔でやってもらわないとね。楽しみです!
で、楽しみついでに今回はYouTubeで探した動画もいくつかご紹介。
まずは先日、当ブログでも紹介したミッティ・コリア。YouTubeでも動く姿はこれぐらいしか見つかりませんでした。60年代のテレビ番組「THE!!!! BEAT」から「I Had A Talk With My Man」。
http://www.youtube.com/watch?v=HPcKJSw92a0&feature=related
続いてトリを務めるであろう、ドゥー・ワップの神髄、ザ・フラミンゴス。おそらく現在のメンバーであろうと思われる映像で、季節外れですけど「The Christmas Song」。
http://www.youtube.com/watch?v=O4luutZEri0&feature=related
バイザー・スミスはやっぱりこの曲が好きなんですね~。「Thrill Is Gone」です。
http://www.youtube.com/watch?v=jL-kqrLuS5E
ジョニー・ロウルズ・ブルース&ソウル・レビューを率いて、ハウス・バンドも務めるというジョニー・ロウルズ。何かのフェスでの映像のようですが、あまりにも服がラフすぎますよね?リハかと思いました…。でも流石に良い声してますね~。
http://www.youtube.com/watch?v=guwyMimnSpo