ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック第1弾!!

2016-02-12 23:01:04 | フジロック
KAMASI WASHINGTON / THE EPIC

ついに、ついに、今年のフジロック第1弾がオフィシャル・サイトにて発表されました!!! 今年は2日前に「第1弾の発表は12日金曜日午前11時」とアナウンスしつつその全貌をモザイクでぼかした画像で見せるという、遊び心を見せてくれたフジロック。モザイクと格闘しつつ、出演アーティストを予想、妄想するワクワク感は半端ありませんでした~。そして本日、モザイクが取れて現れたのは、その妄想のさらに上を行く21組!!

RED HOT CHILI PEPPERS
SIGUR ROS
DISCLOSURE
BATTLES
BEN HARPER & THE INNOCENT CRIMINALS
CON BRIO
COURTNEY BARNETT
ERNEST RANGLIN
G.LOVE & SPECIAL SAUCE
DJ HARVEY
THE INTERNET
JACK GARRATT
JAKE BUGG
KAMASI WASHINGTON
KULA SHAKER
LEON BRIDGES
MURA MASA
OLIVER HELDENS
ROBERT GLASPER EXPERIMENT
SQUAREPUSHER
2 CELLOS


カマシ・ワシント~ン!!!来ましたねー!フジにカマシがやってくる!いやもうこれは奥の方で3時間とかやってもらいたい!!さらにロバートグラスパー、ジ・インターネットと、新時代のブラックミュージックが苗場に鳴るのを想像すると今からドキドキしちゃいます。さらにリオン・ブリッジズとコンブリオも来ちゃいますからね~。今年のフジロックは黒いのか!!




もちろんベン・ハーパーやG・ラヴも楽しみですし、アーネスト・ラングリンもまた観れるとは!!

ロック系ではバトルズ、コートニー・バーネット、ジェイク・バグあたりが楽しみですし、もちろんシガー・ロスやクーラ・シェイカーだって観たい!!


いやはや第1弾から濃すぎますよ!!!




とりあえず、黒い動画を貼っておきますね。

Kamasi Washington BRIC JAZZFEST Oct 15



The Internet - Full Performance (Live on KEXP)



Con Brio - Never Be The Same [Live at Viracocha]



Leon Bridges Performs "Twistin' & Groovin"



Robert Glasper Experiment - Smells Like Teen Spirit (Live on KEXP)

グラミー賞 ノミネート『BEST BLUEGRASS ALBUM』

2016-02-12 19:26:09 | カントリー
The Steeldrivers / The Muscle Shoals Recordings

グラミー賞ノミネート特集、第5回はブルーグラス。という訳で『BEST BLUEGRASS ALBUM』部門のノミネートは以下の5作品。

Dale Ann Bradley / Pocket Full Of Keys
Rob Ickes & Trey Hensley / Before The Sun Goes Down
Doyle Lawson & Quicksilver / In Session
Ralph Stanley & Friends / Man Of Constant Sorrow
The Steeldrivers / The Muscle Shoals Recordings


こちらも気になる作品が並んでいますが、中でも一押しはザ・スティールドライヴァーズ。ここ数年話題のブルーグラス・バンドですが、そもそもその界隈の第一線で活躍していたような人達が集まって結成されたようなバンドらしく、その演奏力は折り紙付き。実は前回紹介したクリス・ステイプルトンもザ・スティールドライヴァーズの元メンバーだったんです。しかもデビュー時よりクリスの強力なヴォーカルが注目されてたんですよね。ですが彼の脱退後もこうした力作を届けてくれている訳ですから頼もしい限りです。

さて、今作でまず目を惹かれるのが「The Muscle Shoals Recordings」というタイトル。サザン・ソウルの聖地マッスル・ショールズですよ! え?ブルーグラスがマッスル・ショールズ?と思われるかもしれませんが、このバンド、あのクリス・ステイプルトンが在籍していたぐらいですから、ブルーグラスとは言え、ソウルやブルースも視野に入れたアーシーなサウンドが持ち味でして、まさにマッスル・ショールズはもってこいな訳です。私なんかスティールドライヴァーズのマッスル・ショールズ録音と聞いて、これは聴かねば!と飛びついてしまいました。そしてさらにもう一つ理由があるんです。クリス・ステイプルトンの後任として加入したゲイリー・ニコルスはマッスル・ショールズ出身なんです。ゲイリーが参加して2作目となる今作で、彼の故郷の地が冠された訳です。

かのFAMEスタジオで腕を鳴らしていたJIMMY NUTTが録音とミックスでクレジットされていることから、おそらく彼のNuttHouse Recording Studioで録音されたと思われる今作。ギター、ベース、バンジョー、フィドル、マンドリンという、まさしくブルーグラスな弦の重なりに纏わり付くような南部フィーリング。ゲイリー・ニコルスによる、クリス・ステイプルトンとはまた違うしゃがれた声が、土の香りと共にソウルフルに響きます。また、男臭いサウンドのなか、紅一点タミー・ロジャースの枯れを伴うフィドルの音色と麗しいハーモニーも良いアクセントに。素人の耳には明確に捉えることは出来ないものの、ここにもきっとマッスル・ショールズの魔力が染み込んでいることでしょう。

プロデュースはスティールドライヴァーズ自身と、2曲で元ドライヴ・バイ・トラッカーズのジェイソン・イズベルも名を連ね、彼はスライド・ギターも弾いています。このザ・スティールドライヴァーズとジェイソン・イズベル、そしてクリス・ステイプルトンという現代の南部コネクション、なんか気になります。



対抗は、ブルーグラス界の伝説ラルフ・スタンレーの最新作「Man Of Constant Sorrow」。バディ・ミラー&ジム・ローダーデイルをプロデューサーに、ロバート・プラント、エルビス・コステロ、ギリアン・ウェルチ、オールド・クロウ・メディスン・ショー、デル・マッコウリー、リッキー・スキャッグス達をゲストに招いた話題作です。また国際ブルーグラス音楽協会(IBMA)アワードで5度の『Female Vocalist of the Year』に輝く女性シンガー、デイル・アン・ブラッドレイによる7枚目のソロ作「Pocket Full Of Keys」、現行シーンを代表するドブロの名手ロブ・アイクスとギターの達人トレイ・ヘンスリーの強力デュオ作「Before The Sun Goes Down」、さらに大ベテラン、ドイルローソン&クィックシルバーの最新作「In Session」と、流石の充実振りですね~。