JON CLEARY / MO HIPPA
08年10月15日、英国生まれのニューオーリンズ・ピアノマスター、ジョン・クリアリーのライヴを観てきました。場所は渋谷クアトロ。途中15分の休憩を挟む2部構成。7時半に開演し、終わったときは10時を回っているという大盤振る舞い。ニューオーリンズをベースに、ソウル、ファンク、ブルース、ラテンまで、まさにガンボな一夜でした。
ベレー帽を被って登場のジョン・クリアリー。現代の“プロフェッサー・ロングヘアー”とも評されるだけに、流石にキーボードとグランドピアノを弾き分けながら、躍動感たっぷりの鍵盤捌きを披露してくれました。そしてソウルフルな歌声にも痺れました。
またバックのアブソリュート・モンスター・ジェントルメンが凄かった! メンバーは、ヒップ・ホップなファッションで決めたCornell C. Williams (b)、巨体のDerwin "Big D" Perkins (G) 、ドレッド・ヘアのEddie Christmas (Ds)の3人。バックと言うよりジョン・クリアリーを含めたバンドといった感じで、4者4様ながらの息の合ったプレイはもう百戦錬磨な勢い。これは現代の“ミーターズ”か?
とにかくファンキー! 跳ねるドラムに、その隙間を埋めるがごとくぶっといグルーヴを演出するベース。そしてそれに絡みつくように細かいカッティングで心地よい流れを生み出すギター。3人のプレイがカチッとはまり極上のノリを生み出します。そして細かいブレイクやユニゾンがビシバシと決まる。あまりにタイト過ぎて泥臭さは希薄に感じましたが、ハネながらも重心の低いノリはやはりニューオーリンズ。
演奏曲では「Go To The Mardi Gras」や「Tipitina」、ミーターズの「Just Kissed My Baby」などでニューオーリンズ色を濃厚に振りまきますが、案外、オリジナル曲の「Sometimes I Wonder」、「Help Me Somebody」、「Cheating On You」辺りはアダルトな大人のソウルといった感じで、英国人らしいスタイリッシュな感性を感じさせます。また古き良きリズム&ブルースな「Those Lonely, Lonely Nights」も良い味わいでしたし、ブルース・ナンバー「Port Street Blues」も良かったです。
また「Tipitina」では中盤、ラテンなノリで盛り上がったり、「Help Me Somebody」ではDerwin "Big D" Perkinsのディープになりすぎずムードを保ちながらブルースとジャズの挟間をたゆたうような長尺ギター・ソロが素晴らしかったり、でもやっぱり「Mo Hippa」のようなファンキー・ナンバーが一番格好良かったかな。もちろんジョン・クリアリーの鍵盤にも酔いしれました。でも実は、一番前に陣取ってしまったせいか、ピアノはよく聞こえたものの、キーボードの音はあまり聴こえなかったんですけどね…。でもファンキーな曲ではその振動が伝わってくるほど足をずんずん踏み鳴らしてキーボードを弾くジョン・クリアリーは目茶苦茶ソウルフルで格好良かったです。
また、15分の休憩時間には、ニューオーリンズ名物のカンボ・スープが売り出されたり、終演後にサイン会があったりと、ライブ以外もお腹一杯のコンサートだったかも。
ちなみに今回、ジョン・クリアリーは単独では15年振りという来日公演だったそうです。招聘したのはバッファローレコード。来年もいくつかライヴを企画するとのことでしたので、今後の展開が楽しみです。ちなみに私、アンケートの今後呼んでほしいアーティスト欄に、グレイス・ポッターとサニー・ランドレスの名を書いておきました。あ、グレイス・ポッターってもうバッファローじゃなかったんでしたっけ?
さて、10月19日には、渋谷タワーレコードで17時より、ジョン・クリアリーのピアノ・ソロによるインストア・イベントがあるそうです。これは絶対に行かねば!!!!!
終演後のサイン会で頂いたサイン。上がジョン・クリアリーで左がベーシストのCornell C. Williams。私は英語がダメなのでサインと握手だけでしたが、他の方は話で盛り上がったり写メールを撮ってもらったり、かなり盛況でした。
08年10月15日、英国生まれのニューオーリンズ・ピアノマスター、ジョン・クリアリーのライヴを観てきました。場所は渋谷クアトロ。途中15分の休憩を挟む2部構成。7時半に開演し、終わったときは10時を回っているという大盤振る舞い。ニューオーリンズをベースに、ソウル、ファンク、ブルース、ラテンまで、まさにガンボな一夜でした。
ベレー帽を被って登場のジョン・クリアリー。現代の“プロフェッサー・ロングヘアー”とも評されるだけに、流石にキーボードとグランドピアノを弾き分けながら、躍動感たっぷりの鍵盤捌きを披露してくれました。そしてソウルフルな歌声にも痺れました。
またバックのアブソリュート・モンスター・ジェントルメンが凄かった! メンバーは、ヒップ・ホップなファッションで決めたCornell C. Williams (b)、巨体のDerwin "Big D" Perkins (G) 、ドレッド・ヘアのEddie Christmas (Ds)の3人。バックと言うよりジョン・クリアリーを含めたバンドといった感じで、4者4様ながらの息の合ったプレイはもう百戦錬磨な勢い。これは現代の“ミーターズ”か?
とにかくファンキー! 跳ねるドラムに、その隙間を埋めるがごとくぶっといグルーヴを演出するベース。そしてそれに絡みつくように細かいカッティングで心地よい流れを生み出すギター。3人のプレイがカチッとはまり極上のノリを生み出します。そして細かいブレイクやユニゾンがビシバシと決まる。あまりにタイト過ぎて泥臭さは希薄に感じましたが、ハネながらも重心の低いノリはやはりニューオーリンズ。
演奏曲では「Go To The Mardi Gras」や「Tipitina」、ミーターズの「Just Kissed My Baby」などでニューオーリンズ色を濃厚に振りまきますが、案外、オリジナル曲の「Sometimes I Wonder」、「Help Me Somebody」、「Cheating On You」辺りはアダルトな大人のソウルといった感じで、英国人らしいスタイリッシュな感性を感じさせます。また古き良きリズム&ブルースな「Those Lonely, Lonely Nights」も良い味わいでしたし、ブルース・ナンバー「Port Street Blues」も良かったです。
また「Tipitina」では中盤、ラテンなノリで盛り上がったり、「Help Me Somebody」ではDerwin "Big D" Perkinsのディープになりすぎずムードを保ちながらブルースとジャズの挟間をたゆたうような長尺ギター・ソロが素晴らしかったり、でもやっぱり「Mo Hippa」のようなファンキー・ナンバーが一番格好良かったかな。もちろんジョン・クリアリーの鍵盤にも酔いしれました。でも実は、一番前に陣取ってしまったせいか、ピアノはよく聞こえたものの、キーボードの音はあまり聴こえなかったんですけどね…。でもファンキーな曲ではその振動が伝わってくるほど足をずんずん踏み鳴らしてキーボードを弾くジョン・クリアリーは目茶苦茶ソウルフルで格好良かったです。
また、15分の休憩時間には、ニューオーリンズ名物のカンボ・スープが売り出されたり、終演後にサイン会があったりと、ライブ以外もお腹一杯のコンサートだったかも。
ちなみに今回、ジョン・クリアリーは単独では15年振りという来日公演だったそうです。招聘したのはバッファローレコード。来年もいくつかライヴを企画するとのことでしたので、今後の展開が楽しみです。ちなみに私、アンケートの今後呼んでほしいアーティスト欄に、グレイス・ポッターとサニー・ランドレスの名を書いておきました。あ、グレイス・ポッターってもうバッファローじゃなかったんでしたっけ?
さて、10月19日には、渋谷タワーレコードで17時より、ジョン・クリアリーのピアノ・ソロによるインストア・イベントがあるそうです。これは絶対に行かねば!!!!!
終演後のサイン会で頂いたサイン。上がジョン・クリアリーで左がベーシストのCornell C. Williams。私は英語がダメなのでサインと握手だけでしたが、他の方は話で盛り上がったり写メールを撮ってもらったり、かなり盛況でした。