ポジャギは物を包む"服"みたいな物だと先日書きましたが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ab/4e30e9d8eb4951aec64e5c94bd0a688b.jpg?1573262286)
包む時の美学があって、
包まれた中身に対する「大切さと誠意」を見る人たちに感じさせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ab/4e30e9d8eb4951aec64e5c94bd0a688b.jpg?1573262286)
足袋の型紙を入れておく「ポソン」
日本の袱紗といっしょですね「トンポ」
あとはヨイジュモンのカードケース、風呂敷などです。
包むということは人の誕生(おくるみ)から結婚、死(寿衣)まで人と身近な形でありました。
今はタペストリーとして飾られることの多いチョガッポも、元々は僧侶の袈裟が起源で、古い布を切った後に再び縫い合わせるという「ズダ修行」だったそうです。
まあ、これは先日講演会で聞いた 陳斗淑先生の受け売りです。
伝統工芸は奥が深くて、理解しにくいですが、
人と寄り添うようにポジャギがあったことだけはわかる気がします。
先日友人からのメールで、
韓国の人と会ってポジャギの話をしたけど、誰も知らなかったと言ってきました。
そうかもしれないです。
物は身近にないと忘れられてしまいます。
ポジャギも、現在は作家さん達の努力で守られているそうです。
それとお土産用の大量生産できるものが主流です。
おかげで私などもポジャギを手にすることができますが、
伝統的な美しい手縫いのポジャギが廃れないことを願っています。