ナベツネ「何がファンの声だ。君らが勝手に扇動しておいて」
三洋電機・井植会長「(オールスターが)東西対抗になると、スポンサーとしての魅力を感じない(スポンサー降りるかも)」
ナベツネ「ああどうぞ」 (朝日新聞 7月21日付)
もう何だか頑固な老人にありがちな被害者意識に凝り固まっていて気の毒になってきた。
そういうことでナベツネは素人でもわかりやすい老害を演じてくれるのだが、マスコミもやはり世論の尻馬に乗ってるのは間違いないだろう。普段はジャイアンツ様サマなのに、こういう時になると過剰に反応してしまう。まあそれでも紙媒体やネットはましで、テレビなんてのはここぞとばかりに「中立公平」(誰かの名前みたい)を遵守して主張はない。ま、当たり前か。
プロ野球の場合、まともなファンの声なんてこれまで形成されてこなかった。では、その声はどこへ行ったのか――90年代以降、一部の心あるファンは野茂、イチローたちと同じような発想でメジャーへ行ったのだと思う。それほど日本で「日本のプロ野球の事」を考えると暗澹たる思いになる。
今年1月、携帯サイトの仕事でイチローと糸井重里氏の対談イベントを取材する機会があった(この時のイベントは『キャッチボール』というタイトルで書籍になっている)。その時イチローの言葉からは、日本のプロ野球ン10年の歴史は評価しつつも、閉塞感を感じて、ある意味日本のプロ野球に関して諦念みたいなものを持っているような印象を持った。フロンティアとしての自覚がとても高いイチローのことだから「日本は捨てた」という意識は強いだろう。もちろん言わないだろうけども。糸井氏は「将来(日本で)コミッショナーになるかも?」と水を向けていたけれども、それはまずあり得ないだろうなあ。糸井氏も昔からプロ野球な人だけれども、ちょっとズレてたかな。
ま、これ以上プロ野球を語るほど興味はない。
これまでJリーグ(サッカー)が、プロ野球のように国民の間に浸透したら文化になる、というようなことは、散々言われてきたことだが、やっぱり……そもそも比べるもんではなかったのだろう。ホームタウンとフランチャイズの発想の違いはあるにしても、やっぱり「プロ野球」はスポーツではなかったのかもしれない。ま、なかったのならばこれから始めればいい話なんですけどね。
ナベツネは断末魔か……まだ大物が残ってるが。
三洋電機・井植会長「(オールスターが)東西対抗になると、スポンサーとしての魅力を感じない(スポンサー降りるかも)」
ナベツネ「ああどうぞ」 (朝日新聞 7月21日付)
もう何だか頑固な老人にありがちな被害者意識に凝り固まっていて気の毒になってきた。
そういうことでナベツネは素人でもわかりやすい老害を演じてくれるのだが、マスコミもやはり世論の尻馬に乗ってるのは間違いないだろう。普段はジャイアンツ様サマなのに、こういう時になると過剰に反応してしまう。まあそれでも紙媒体やネットはましで、テレビなんてのはここぞとばかりに「中立公平」(誰かの名前みたい)を遵守して主張はない。ま、当たり前か。
プロ野球の場合、まともなファンの声なんてこれまで形成されてこなかった。では、その声はどこへ行ったのか――90年代以降、一部の心あるファンは野茂、イチローたちと同じような発想でメジャーへ行ったのだと思う。それほど日本で「日本のプロ野球の事」を考えると暗澹たる思いになる。
今年1月、携帯サイトの仕事でイチローと糸井重里氏の対談イベントを取材する機会があった(この時のイベントは『キャッチボール』というタイトルで書籍になっている)。その時イチローの言葉からは、日本のプロ野球ン10年の歴史は評価しつつも、閉塞感を感じて、ある意味日本のプロ野球に関して諦念みたいなものを持っているような印象を持った。フロンティアとしての自覚がとても高いイチローのことだから「日本は捨てた」という意識は強いだろう。もちろん言わないだろうけども。糸井氏は「将来(日本で)コミッショナーになるかも?」と水を向けていたけれども、それはまずあり得ないだろうなあ。糸井氏も昔からプロ野球な人だけれども、ちょっとズレてたかな。
ま、これ以上プロ野球を語るほど興味はない。
これまでJリーグ(サッカー)が、プロ野球のように国民の間に浸透したら文化になる、というようなことは、散々言われてきたことだが、やっぱり……そもそも比べるもんではなかったのだろう。ホームタウンとフランチャイズの発想の違いはあるにしても、やっぱり「プロ野球」はスポーツではなかったのかもしれない。ま、なかったのならばこれから始めればいい話なんですけどね。
ナベツネは断末魔か……まだ大物が残ってるが。