徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

芝浦

2006-08-11 19:36:57 | Works
写真家の北野謙さんの個展が行なわれている芝浦のフォト・ギャラリー・インターナショナルへ行く。2階の会場に上がり、北野さんに挨拶。プリントだとさすがに深みがあるね。会場中央のテーブルに座って、北野さんのもうひとつの大きなプロジェクトであるメキシコの壁画運動のプリント集を見ながら、隔月連載の次回の取材の話を向けると、北野さんめちゃめちゃ嫌な顔をした。隔月といっても次はすぐ来るのです。さあどうする、ということで月末あたりに取材の予定。写真家希望の早稲田の学生さんも交えてしばらく話をしていると、続々とお客さんが来たので、具体的な詰めは改めて、ということで会場を出る。個展は明日まで。

スポットガイド用に埠頭公園まで撮影に行こうと思ったが、後が詰まっているので田町駅まで歩きながら軽く散策。新芝運河沿緑園がなかなか良さげにまったりしていたので撮影。画像は緑園の歩道でだらけていた猫(カメラ目線)。

帰ってエレック本の台割作成。

バッド・ボーイ/ジャイブ・ボンバーズ

2006-08-11 00:23:19 | Music
「21歳までに体制に順応する奴には退屈極まりない人生が待っているんだ。若者なら、反抗するのが健全さ」(ジョン・ウォーターズ

個人的にはジョニー・デップの初主演作にしてベスト作品である『クライ・ベイビー』サントラを久々に購入。ジョニー・デップ率いるバッドボーイズとイケ好かないスクエアな優等生たちという、フィフティーズな抗争をジョン・ウォーターズ風味に描く音楽映画で、選曲も特別オールディーズ好きでなくても盛り上がること必至の名曲揃いのサントラ。で、この中に収録されているジャイブ・ボンバーズの『バッド・ボーイ』が時々、猛烈に聴きたくなる。この曲が蕩けてしまうぐらい好きなのだ。バッドボーイズのバカさ加減と、自分たちの掟に生きる無謀と勇気、見栄(見得)、そして少しの誠実さを、優しくワワワワ~♪と歌う名曲だ(ボンバーズはコーラスグループなのだ)。サントラに収録されている「High Scool Hellcats⑩」~「Bad Boy⑪」という流れは、映画ではまさにクライマックスとエンドロールに当たるわけだけれども、もう何か、ただただ盛り上がり、そして心温まり、やる気になるわけですよ。映画のエンドロールを観ると泣けるよ。
LBの来月号で、日本を代表するコンポーザーで、映画音楽監督でもあるHさんの取材もほぼ決まったので、サントラの企画も考えることにしたです。
その前にエレック本とLB10月号の作業中~。今回の「社会の窓」に掲載する明川哲也さんのコラムも早々に届いた。こちらも心温まります。

筒井康隆『農協月へ行く』(角川書店)、さいとうプロ/小松左京『日本沈没』(秋田書店)購入。