徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

#46 厚生労働相

2007-09-11 22:32:25 | 暴言・失言・珍言備忘録
「名前を『家庭だんらん法』にしろと言ってある」(舛添要一厚生労働相)

昨日、露出度の高い服を着て飛行機に搭乗しようとした女性客をアメリカの航空会社が搭乗拒否したというニュースが流れていた。まァワイドショーでは冗談めかして伝えていたが、こういう搭乗拒否の発想の行き着くところは、どうしたって国民服であり、人民服である。そして、やはりそれはジョージ・オーウェルの『1984年』の世界である。
そして日本でもへんてこなニュース。言い替えはともかく、何でわざわざ「家庭」の「団らん」まで法律で定められなければならないのか。健康増進法並に意味不明な、余計なお世話な法律である。
個人的な不快でしかなかったものが、ヒステリックな声で叫ばれ、いつの間にかどこかにいる「みんな」の不快になってしまう。心のどこかで、そう思っていた人々はそれを「当然かもしれない」と受け入れてしまう。そしてそれがいつの間にか「常識」になる。
法律はそんな庶民の揺れ動いていた感情論(それを人情と呼ぶ)の担保になる。担保になった法律によって僕らの感情はもう揺れ動かなくなってしまう。揺れ動くのが人間ってもんなのに。

これも80年代ブームだからか。

ヤダネェ~(風藤松原風)。

ユーリズミックスが聴きたくなった。

送る会

2007-09-11 13:45:42 | LB中洲通信2004~2010
月曜日、その2。ニューオータニで開かれた阿久悠さんを送る会。半分取材という気持ちもあるのだけれども、やはりこの日は参列者のつもりで行った。
これまで2回か、3回か、阿久さんには取材している。手前味噌だけれども中洲通信のこともなぜか気に入っていただいていたようだった。昭和を代表する作家だし、ものすごい大御所なのだけれども、敷居はとても低くしていた人だったような気がする。
エレックレコードの萩原克己さんがいらっしゃっていたので立ち話。見渡す限り、業界人勢揃いですね。袴田さんのレポートは11月号に掲載予定。

その後、赤坂でホッピー。気がついたらなぜか浅草。飲み過ぎだ。

村上さん

2007-09-11 13:20:34 | LB中洲通信2004~2010
月曜日。麻布十番でジャズ・ドラマーの村上寛さん取材。昨年28年ぶりにリリースしたというリーダーアルバムの話から浜町の子供時代、第一回ライトミュージックコンテスト(ロック部門)に出場し、本田さんと出会ったというエピソード、そしてネイティブサン時代などを語っていただいた。力が抜けていて自然体な東京っ子である。と言っても2年前に聴いたGATE ONEのCD発売記念ライブでの村上さんのドラムはかなり熱かった記憶がある。特に「ラブミー・テンダー」のスネア一発は忘れがたい。キメるところはキメる人なのである。
11月号掲載予定。

そういえば先週GATE ONEに行ったときに聞いたのだけれども、CDがようやく完売(店内分)したそうだ。めでたい。