徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

変わるということ/レコーディング・ダイエット考

2007-10-27 14:03:18 | News
岡田斗司夫氏のブログが炎上している。
自分が「変わった」ことで何かのステージを上がったつもりになって、自分の優位性を誇るという形で「変わらない」人たちを見下すような人間はよくいる。「元○○」は先鋭的な「アンチ」になりやすいよね。しかもそれは宗教的になりやすいし、事実岡田氏のこの件に関するエントリはかなり宗教的な「偽善」を含んでいる。岡田氏の件の著作がダイエットの動機付けであったり、ひとつの思考法を読者に与えたのは事実で、またそれを面白く読ませるテクニックというのは、さすがに岡田斗司夫だと思うが、さもステージを上がったかのような舞い上がり方はいただけない。
オレは「変わって」も「変わらない」ことを証明するよ。

(10月31日追記)
さすがに伊集院さんはよくわかっている、というかオレもまったく異存なしだよ!
実はLB11月号に件の本についてレビューを書いているのだけれども、少々ヴォリューム超過で書きすぎてしまったので、本当に言いたいこと、つまり伊集院さんが言ってるような、デブからの元デブへ対する嘘偽りのない心情というような部分は削除してしまった。それはデブ以外の読者に押し付けるような主張じゃないし、取り立ててオピニオンなページでもないから、という意味で削除した。まあ<デブの裏切り者によるディープなインパクト>とは書いたけれども(笑)、基本的にはポジティブな意味で<思考の転換>という部分を評価したわけだ。でも、まあ正直言って、気持ちのいい本ではないというニュアンスは残したつもり。伊集院さんはこの件に絡めて煙草についても喋っているのだけれども、これもまた直感的に正しい。伊集院さんの頭の良さというのは、テレビでは<雑学タレント>としてしか現れていないけれども、こういうところで見えてくるよね。本当に彼は、ある時は黒伊集院になったり、ある時は白伊集院になったりしながら、裸の王様に声を挙げる少年のような感性を隠し持っている。やっぱり彼は本当の少年ナイフですよ。

(さらに追記)
前記のリンク主は何のプレッシャーを感じたのか消してしまったようなので…(そんなに気にすることないのになあ)



収穫

2007-10-27 13:21:09 | LB中洲通信2004~2010
さらに木曜日。
東京駅で写真家の北野さんと合流して、コの字取材の下見のために新宿経由で十条へ向かう。十条から東十条周辺にある超有名酒場や無名酒場のカウンターを見て歩く。結局北野さんが目をつけていたコの字酒場はお休みで、有名店はことごとく満員。仕方なく入った十条駅近くにあった酒場「和田屋」に入る。しかしこれがヴォリュームといい、雰囲気といいかなりオレ好み(惜しむらくはコの字ではなかったことだが)。和田屋で2時間ほど呑み、駅に向かう途中、斎藤酒場を覗くと何とか2名は入れそうだったので軽く呑む。噂通りの激安。その後北野さんが取材で知り合ったベトナム料理屋「青いパパイヤ」でフォーとベトナム焼酎。さらに北野さんが笹目さん情報で仕入れていた高田馬場のコの字へ向かう。この晩はまだまだイケる。駅から5分ほど歩き、地下にあるお店。かなり良いお店だったので、ご主人に素性を明かして後日取材のお願い。収穫あってよかった~。

大人の

2007-10-27 13:03:59 | Works
木曜日。丸の内にあるライブ・レストラン「コットンクラブ」の取材・撮影。ここのところ仕事的にはヒキコモリ状態だったので、久々の店取材は結構気分転換になった。「大人のロック」「大人の音楽」というのは90年代後半以降の音楽業界のビジネスを動かしているテーマのひとつだ。ブルーノート東京と提携しているというコットンクラブは2005年オープン、最近同じようなコンセプトでオープンしたビルボードライブもあったりして(もちろん同じようなコンセプトでもっと小規模なライブハウスは山ほどあるが)、この業界の浮沈は少々興味のあるところである。まあ記事の内容(予定)は店紹介なんだけど。