徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

8月号(ほぼ)終了

2008-06-17 20:06:07 | LB中洲通信2004~2010
塩崎さんと笹目さんの確認も何とか無事に終えて、これで8月号の作業もほぼ終了。
今回はなかなかうまくまとまった感触あり。

笹目さん(兄)情報によると、リンゼイ・ケンプが7月半ばに来日して、渋谷のBunkamura一帯でいろいろとイベントが開催される(もちろん本番は10月のリンゼイ・ケンプ・カンパニー公演「エリザベス1世~ラスト・ダンス」)。そして7月、10月とドローイング展が開かれるポスターハリスギャラリーで御大が取材を受けるそうだ。ん~……どうしよっかなァ……。という感じで明日から企画練る。

それがサッカーのほろ苦さ/サッカー選手と美の女王

2008-06-17 19:50:49 | Documentary
ナショジオで「サッカー選手と美の女王」(原題:Footballers & Beauty Queens)

<スポーツ界における人種差別問題をとりあげた映画「The Colour of Football」の映像作家が、違った視点でブラジルサッカーの真髄を紹介する>。
ほとんどプロクラブのようなチームからアマゾン奥地の原住民チームまで、1000チーム以上のアマチュアチームが参加するブラジル最大、つまり世界最大の草サッカー大会「ペラドン」。2005年大会を追ったドキュメンタリー(2年前に観た人も少なくないだろうが)。同時に行われるのがミス・ペラドンコンテストで、1チームに1人、女王候補がいて、彼女がコンテストを勝ち抜けばチームも敗者復活戦に回れるという超変則ルールなのだ。
つまり<サッカーとサンバと男と女>、それがブラジルというわけだ。

しかし大会終了後、原住民チームと原住民の女王は関係者の不正によって敗退したと吐き捨て、ミスコンで白人女性に優勝を奪われた準優勝の女性もコンテストの審査員を罵る。おまけに大会の決勝戦も、表彰式での混乱も、ほろ苦い結末を迎える。
それでもブラジルの人気サッカー解説者である主催者は、誰でも参加できるペラドンをブラジルの自由を象徴するイベントだと誇らしげに語り、ブラジル・サッカーへの限りない愛を語る。
それがサッカー。それがブラジル。でもそれは、いつだって人生のほろ苦さを抱えている。

不正はともかく、<サッカーとサンバと男と女>の美女の部分はエスパルスも見習うべきか。