
アウスタで清水対ガンバ。
別の意味で熱いゲームになってしまった。
西野朗のプラン通りのゲームに乗ってしまった感が強い。あんまり積極的に認めたくはないけれども文字通りの完敗。完全敗北。
スペースを与えないように引き気味にゲームを進めるガンバ。前半14分に先制するとその度合いはさらに強まる。ボールを持たされるエスパルス、中盤でのプレッシャーを強めつつカウンターに徹するガンバ。まるで前回対戦した万博の裏返しである。
結果的には前半15分で勝負はほぼ決まってしまったとも言える。
チームだけではなく健太の若さも露呈してしまったように思う。
この結果でいくつかの可能性がほとんど消滅してしまった。
今回も予想通りの頑迷なレフリングを繰り返した主審東城穣がゲーム終了のホイッスルを吹いた瞬間、スタジアムは驚くほど静かになった。
もちろんほぼフルハウスのスタンドに囲まれたピッチにいるプレーヤーとスタッフが一番感じていることだろうが、芝居が終演して役者が舞台上に出てきても静かな客席というのは役者にとって拷問に近い。彼らにかけるべき言葉はもう言い尽くされていて、何ひとつない。それもプレーヤーとスタッフが一番感じていることだろう。
卑下する必要はまったくない。それだけの選手層とポテンシャルは持っているはずだから。やれることをやれば、それでいいのである。
戦いは続く。29日は勝つために横浜へ行く。
それでも掲げ続けられたPMAの弾幕に敬意を込めて。
言いたいことはただひとつ。
東城さん、もう二度と日本平には来ないで下さい。
静岡に戻って酒。
(追記)
決して内容が悪いわけではない、という意味での「完敗」です。