土曜日は鹿島スタジアムで鹿島戦。
いつ来てもアウエイ鹿島戦のゴール裏というのは雰囲気がいい。見やすいし、声も出しやすい。アクセスについては遠い、不便と文句は言うものの、鹿島サッカースタジアムはハコとしては日本有数の、とてもいいスタジアムだと思う(芝は論外、この日もワールドカップスタジアムとしては話にならない状態)。同じアウエイとはいえ浦和戦あたりとは雲泥の差である。浦和が、というよりも、これはスタジアムの構造の問題。鹿島には妨害PAはないしね。またイージーなお客さんが気軽に来れるほどアクセスも良くないということも言える。
まあ、生き残りを賭けた決戦なのである。せめて前後半90分ぐらいは真剣に観て貰わなきゃ困るのである。
ホンタク「ここで負けてしまうと優勝の望みがなくなってしまう状況だった。選手たちはみんな気持ちが入っていたと思う」(清水エスパルス公式)
結果はドロー。終了のホイッスルが鳴った瞬間に何人かの両チームのプレーヤーが座り込んだことからもわかるように激闘であったことは確かだった。あれを観てブーイングはできない。もちろんナビスコカップ準決勝のアウエイ広島戦から中2日でのアウエイ鹿島戦というのがそもそも厳しい状況であるのは確かで、いくらここのところ勝ちゲームがないと言っても、何でもそれは割り引いて評価するべきだろう。
しかしポイントはいくつかある。清水の態勢が整わない中でのリ・リスタートで鹿島の抜け目のなさが発揮された失点の場面。正直汚いプレースタイルはともかく、この小笠原が見せた抜け目のなさは実に素晴らしいし、本気で学ぶ必要がある。ギリギリのタイミングでプレーしているプロは、相手のミスか隙を狙わなければどうしたってゴールは奪えない。
岩政「(得点シーンは?)ミツ(小笠原)と僕しかわからない感覚です。ミツはつねに隙を狙っている。これまでも、何度かあとタイミングで取ったことがある。あのタイミングにまわりが合わせないといけないと思います」(J'sGOAL 10月2日付)
そしてフローデがまったくボールキープができなくなっている状況。再びシュートを打たなく/打てなくなっているメンタリティ。かつてフランスW杯後にサカマガが<善戦の時代は終わった>と表紙に打っていたが、清水ももはや「内容は良かった」では済まない事態に陥っている。3大タイトルのうち、これでリーグタイトルはかなり厳しい状況になった。現実問題として奇跡的に現状から好転して、前半戦のように全勝するぐらいの勢いを取り戻さなければ、到底名古屋には追いつけない。さらに首位との間には4クラブもいるのだ。セレッソ、ガンバとは直接対決が残っているとはいえ、状況としては厳しい。
ということで、好転の可能性を高めるには、とにかくまずナビスコカップの決勝に進出するしかないだろうと思う。10日、広島との準決勝第二戦。無失点勝利、もしくは1失点に抑えた上で3得点以上の勝利で決勝進出が決定する。
もはや勝利しか薬はないのである。
オズワルドオリヴェイラ監督「サッカーというのは複雑というか、そこがおもしろい部分なんだと思います。内容が良いからと言って、必ずしも勝てるわけではないですし、内容が悪くても勝てる時があります。そうしたおもしろみがあると思います」(J'sGOAL 10月2日付)
そして日曜日の広島戦も含めて、本当に「勝たなければならないゲーム」「負けたらオシマイ、ドローでもオシマイ」というのは、16日からの、ホーム京都戦から始まる下位との対戦だ(天皇杯の対戦があるとは言え、ハードなスケジュールも京都戦以降は落ち着く)。
残留争いをしている下位というのは実に厄介な相手だが、勿論本来の実力から考えれば勝てない相手ではない。また間にはセレッソ、東京、広島という本来の実力差を越えた難敵が控えているとは言え、これらも決して勝てない相手ではない。そして最終節のホームガンバ戦をどんな状況で迎えることができるか。
残っている対戦カードを考えれば、目標を修正する必要はまったくない。
伸二「今日の試合はとにかく勝つ以外に浮上する望みがなかった。(中略)勝てなかったことは残念だけれども、またすぐに試合が来る。集中して臨みたい」
(清水エスパルス公式)
健太「9月はエスパルスにとって厳しい月になりましたけど、気持ちを切り替えてリーグ戦もまだまだ上位が狙える位置にいると思いますので、なんとかここから巻き返していきたいと思っていますし、来週はカップ戦があるので、ホームで良い結果を出して次の決勝戦に進めるように全員で準備をしていきたいと思います」(J'sGOAL 10月2日付)
ようやくアラタの安定感も戻ってきた感触もあったし、まああと2ヶ月、無駄にネガティブになることもないと思うのである。
それにしても帰りの成田線で大声で語ってた鹿のジジイがウザかったなあ…。
いつ来てもアウエイ鹿島戦のゴール裏というのは雰囲気がいい。見やすいし、声も出しやすい。アクセスについては遠い、不便と文句は言うものの、鹿島サッカースタジアムはハコとしては日本有数の、とてもいいスタジアムだと思う(芝は論外、この日もワールドカップスタジアムとしては話にならない状態)。同じアウエイとはいえ浦和戦あたりとは雲泥の差である。浦和が、というよりも、これはスタジアムの構造の問題。鹿島には妨害PAはないしね。またイージーなお客さんが気軽に来れるほどアクセスも良くないということも言える。
まあ、生き残りを賭けた決戦なのである。せめて前後半90分ぐらいは真剣に観て貰わなきゃ困るのである。
ホンタク「ここで負けてしまうと優勝の望みがなくなってしまう状況だった。選手たちはみんな気持ちが入っていたと思う」(清水エスパルス公式)
結果はドロー。終了のホイッスルが鳴った瞬間に何人かの両チームのプレーヤーが座り込んだことからもわかるように激闘であったことは確かだった。あれを観てブーイングはできない。もちろんナビスコカップ準決勝のアウエイ広島戦から中2日でのアウエイ鹿島戦というのがそもそも厳しい状況であるのは確かで、いくらここのところ勝ちゲームがないと言っても、何でもそれは割り引いて評価するべきだろう。
しかしポイントはいくつかある。清水の態勢が整わない中でのリ・リスタートで鹿島の抜け目のなさが発揮された失点の場面。正直汚いプレースタイルはともかく、この小笠原が見せた抜け目のなさは実に素晴らしいし、本気で学ぶ必要がある。ギリギリのタイミングでプレーしているプロは、相手のミスか隙を狙わなければどうしたってゴールは奪えない。
岩政「(得点シーンは?)ミツ(小笠原)と僕しかわからない感覚です。ミツはつねに隙を狙っている。これまでも、何度かあとタイミングで取ったことがある。あのタイミングにまわりが合わせないといけないと思います」(J'sGOAL 10月2日付)
そしてフローデがまったくボールキープができなくなっている状況。再びシュートを打たなく/打てなくなっているメンタリティ。かつてフランスW杯後にサカマガが<善戦の時代は終わった>と表紙に打っていたが、清水ももはや「内容は良かった」では済まない事態に陥っている。3大タイトルのうち、これでリーグタイトルはかなり厳しい状況になった。現実問題として奇跡的に現状から好転して、前半戦のように全勝するぐらいの勢いを取り戻さなければ、到底名古屋には追いつけない。さらに首位との間には4クラブもいるのだ。セレッソ、ガンバとは直接対決が残っているとはいえ、状況としては厳しい。
ということで、好転の可能性を高めるには、とにかくまずナビスコカップの決勝に進出するしかないだろうと思う。10日、広島との準決勝第二戦。無失点勝利、もしくは1失点に抑えた上で3得点以上の勝利で決勝進出が決定する。
もはや勝利しか薬はないのである。
オズワルドオリヴェイラ監督「サッカーというのは複雑というか、そこがおもしろい部分なんだと思います。内容が良いからと言って、必ずしも勝てるわけではないですし、内容が悪くても勝てる時があります。そうしたおもしろみがあると思います」(J'sGOAL 10月2日付)
そして日曜日の広島戦も含めて、本当に「勝たなければならないゲーム」「負けたらオシマイ、ドローでもオシマイ」というのは、16日からの、ホーム京都戦から始まる下位との対戦だ(天皇杯の対戦があるとは言え、ハードなスケジュールも京都戦以降は落ち着く)。
残留争いをしている下位というのは実に厄介な相手だが、勿論本来の実力から考えれば勝てない相手ではない。また間にはセレッソ、東京、広島という本来の実力差を越えた難敵が控えているとは言え、これらも決して勝てない相手ではない。そして最終節のホームガンバ戦をどんな状況で迎えることができるか。
残っている対戦カードを考えれば、目標を修正する必要はまったくない。
伸二「今日の試合はとにかく勝つ以外に浮上する望みがなかった。(中略)勝てなかったことは残念だけれども、またすぐに試合が来る。集中して臨みたい」
(清水エスパルス公式)
健太「9月はエスパルスにとって厳しい月になりましたけど、気持ちを切り替えてリーグ戦もまだまだ上位が狙える位置にいると思いますので、なんとかここから巻き返していきたいと思っていますし、来週はカップ戦があるので、ホームで良い結果を出して次の決勝戦に進めるように全員で準備をしていきたいと思います」(J'sGOAL 10月2日付)
ようやくアラタの安定感も戻ってきた感触もあったし、まああと2ヶ月、無駄にネガティブになることもないと思うのである。
それにしても帰りの成田線で大声で語ってた鹿のジジイがウザかったなあ…。