健太「ああいう1-0で緊迫した状況の中で、スパッと踏ん切りがつかなかったというか、なかなか動けなかったのは事実ですね。(中略)もう少し楽な状況であれば、切れる選手はいたと思います。たが、あの状況の中で、中盤でプレッシャーをかけられている中で、フレッシュとはいえ、あの状況をガラッと変えられる選手というのが、今回はベンチで思いつかなかったなと。もう頑張ってもらうしかないという思いで見ていました」(J'sGOAL 10月16日付)
土曜日はアウスタで京都戦。
9月は辛いロードばかりでナビスコ準決勝と天皇杯三回戦があったのでリーグ戦としてはずいぶん久しぶりのアウスタになる。
リーグの現状・展開を考えても、この日のゲームの状況を考えても、もはや内容よりも結果、である。
だからこそ難しいゲームになってしまった。
75分を過ぎたあたりからは顕著だったと思うが、膠着した状況が続いた後半、スタンドにいたほとんどの人間はいつ健太が動くのかという点に集中していたと思う。しかし結局ほとんど最後まで健太は動かなかった。
誰の目にも一樹の疲労は明らかだったし、兵働はずっと狙われていた。逃げ切るにせよ、追加点を狙うにせよ、カードを切るのは当然だと思った。
動かなかったのか、それとも動けなかったのか。
結論から言えば、やはりコメントの通り、動くに動けなかったのだと思う。
本来ならばスタメン級でもある新、タク、真希、ボスナーという逃げ切り要員の大駒を欠いたスタベンは、揃いも揃ってほとんどが攻撃的なプレーヤーで、悪く言えばディフェンスに難がある。これが(考えたくもないが)0-1、もしくは0-0の状況であればカードは切りやすい。得点しなければ勝てないのだから攻撃的なカードを切っていくのは当然だ。しかも巡り会わせが悪いとしか思えないが、天皇杯の水戸戦は別として、ここのところ鹿島戦やナビスコ広島戦のような遮二無二ゴールを狙わなければならないゲームが続いていた。
スタッフはこの京都戦でどんなヴィジョンを描いていたのか。想像するに1-0で勝つというようなイメージはなかったのではないか。
しかしこのゲームは、京都の鋭いカウンターに悩まされながらも後半89分まで耐えていた。
ウノセロで。
しかしリスクを考えれば有効的に切れるカードはない。
ならば極力リスクを排して、ベストな現状維持で勝負を賭ける。
勝負師というのはそういうことを言う(我ながら苦しいな…)。
ピッチ上のプレーヤーがセーフティーを選択したのか(結果的に京都の気迫にミスを招いて、カウンターの餌食になった)、それでも追加点を狙いに行ったのか(結果的にシュートまで持ち込めず、カウンターの餌食になった)、またいつ健太がこのまま逃げ切ろうと決意したのかはわからない(結果的に切れるカードがなく、カウンターの餌食になった)。
わからないが結果的にはすべてが中途半端になってしまった。そしてディエゴにボールを集めながら前線の3、4人で鋭いカウンターを見せる京都にゴール前を脅かされ続ける。
ロスタイムに元紀、翔を立て続けに投入したのも、あまりにも付け焼刃的な印象しか残らなかった。
そしてゲーム終了後は健太の印象ばかりが悪くなる。
負けたのならともかく、終了間際に同点ゴールでドローというのも、また中途半端ではある。もちろん負けていいはずはないが、この日は今季のアウスタ一番のブーイングが轟いた。
しかしスタンドもまたプレーヤーたちに追加点を煽り過ぎた、という印象もある。いくら東城があまりにもいつもの東城で、レフリングで観客を煽ったとはいえ、である。
個人的には残り15分、10分あたりで、もはやウノセロしかないとは思ったのだがね。ましてや残り5分になったときには「キープ!」としか叫べなかった。
内容より結果というのはそういうことである。
健太やプレーヤーを野次るよりもやるべきことはある。王国清水のスタンドの観客ならば。
まあ、オレは健太を絶対支持するし、徹底擁護しますが。
しかし今回ばかりは帰ってからも呑んだなあ…台所事情は言い張れるが、さすがにヤバいなあって。
土曜日はアウスタで京都戦。
9月は辛いロードばかりでナビスコ準決勝と天皇杯三回戦があったのでリーグ戦としてはずいぶん久しぶりのアウスタになる。
リーグの現状・展開を考えても、この日のゲームの状況を考えても、もはや内容よりも結果、である。
だからこそ難しいゲームになってしまった。
75分を過ぎたあたりからは顕著だったと思うが、膠着した状況が続いた後半、スタンドにいたほとんどの人間はいつ健太が動くのかという点に集中していたと思う。しかし結局ほとんど最後まで健太は動かなかった。
誰の目にも一樹の疲労は明らかだったし、兵働はずっと狙われていた。逃げ切るにせよ、追加点を狙うにせよ、カードを切るのは当然だと思った。
動かなかったのか、それとも動けなかったのか。
結論から言えば、やはりコメントの通り、動くに動けなかったのだと思う。
本来ならばスタメン級でもある新、タク、真希、ボスナーという逃げ切り要員の大駒を欠いたスタベンは、揃いも揃ってほとんどが攻撃的なプレーヤーで、悪く言えばディフェンスに難がある。これが(考えたくもないが)0-1、もしくは0-0の状況であればカードは切りやすい。得点しなければ勝てないのだから攻撃的なカードを切っていくのは当然だ。しかも巡り会わせが悪いとしか思えないが、天皇杯の水戸戦は別として、ここのところ鹿島戦やナビスコ広島戦のような遮二無二ゴールを狙わなければならないゲームが続いていた。
スタッフはこの京都戦でどんなヴィジョンを描いていたのか。想像するに1-0で勝つというようなイメージはなかったのではないか。
しかしこのゲームは、京都の鋭いカウンターに悩まされながらも後半89分まで耐えていた。
ウノセロで。
しかしリスクを考えれば有効的に切れるカードはない。
ならば極力リスクを排して、ベストな現状維持で勝負を賭ける。
勝負師というのはそういうことを言う(我ながら苦しいな…)。
ピッチ上のプレーヤーがセーフティーを選択したのか(結果的に京都の気迫にミスを招いて、カウンターの餌食になった)、それでも追加点を狙いに行ったのか(結果的にシュートまで持ち込めず、カウンターの餌食になった)、またいつ健太がこのまま逃げ切ろうと決意したのかはわからない(結果的に切れるカードがなく、カウンターの餌食になった)。
わからないが結果的にはすべてが中途半端になってしまった。そしてディエゴにボールを集めながら前線の3、4人で鋭いカウンターを見せる京都にゴール前を脅かされ続ける。
ロスタイムに元紀、翔を立て続けに投入したのも、あまりにも付け焼刃的な印象しか残らなかった。
そしてゲーム終了後は健太の印象ばかりが悪くなる。
負けたのならともかく、終了間際に同点ゴールでドローというのも、また中途半端ではある。もちろん負けていいはずはないが、この日は今季のアウスタ一番のブーイングが轟いた。
しかしスタンドもまたプレーヤーたちに追加点を煽り過ぎた、という印象もある。いくら東城があまりにもいつもの東城で、レフリングで観客を煽ったとはいえ、である。
個人的には残り15分、10分あたりで、もはやウノセロしかないとは思ったのだがね。ましてや残り5分になったときには「キープ!」としか叫べなかった。
内容より結果というのはそういうことである。
健太やプレーヤーを野次るよりもやるべきことはある。王国清水のスタンドの観客ならば。
まあ、オレは健太を絶対支持するし、徹底擁護しますが。
しかし今回ばかりは帰ってからも呑んだなあ…台所事情は言い張れるが、さすがにヤバいなあって。