<「私は2年間ほど代表の監督をしていて、24時間とか48時間ぐらいしか準備する時間がありませんでした。それが今は(開幕まで)2週間も準備できるということで、天国にいるような気分です(笑)。>(J'sGOAL 2月20日付)
スカパー!でプレシーズンマッチ・横浜Fマリノス戦@愛鷹。
高原の1トップ、ボランチに岩下と枝村という布陣(4-2-3-1)でゲームはスタート。立ち上がりは球際に激しくプレッシャーをかけつつ、最終ラインを高く保ちゲームを支配していく。10分過ぎには今季最も期待されているプレーヤーのひとりと言える太田宏介の素晴らしいミドルシュートで先制。まだゴールには遠かったがプレーヤーと観ている側が意思がシンクロしたような、気持ちの入ったビューティフルゴールだった。あの瞬間、観ている人間は誰もが「打て!」と思ったはずだ。
しかし前半の20分過ぎにはゲームが落ち着いたこともあり(序盤のテンションはさすがにまだ続かない)、渡邉千真のボレーで同点に追いつかれる。これ以降、後半にかけてはイーブンな展開。しかし左サイドの宏介が抜け目無くスペースを突いていくのに対して、怪我中の辻尾に代わって右サイドに入った村松大輔が波戸に突かれてフリーでクロスを上げられる場面も少々多かった。最終ラインについてはまだ調整が必要な印象。ただし後半途中67分にボスナーが下がり、ボランチの岩下が最終ラインに下がったあとはさすがに安定感が戻ったように思う。いずれにしても一対一の能力は別として、ディフェンスは構築していくしかないもので、これには時間と経験がどうしたって必要になってくる。岩下、平岡に加えてボスナー、新加入の岡根直哉、左サイド兼用の新と、右サイド兼用の村松がいることを考えればそれほど不安視することはないように思う。ボランチに関しては悩ましい(追記:この日は途中投入の岡根がボランチに入った模様)。さすがに浩太はまだ計算できるような状況ではないと思うが、ほぼ確定とはいえボランチはまだ組み合わせを試している段階か。この一番大事な部分に浩太、エダ、真希という黄金世代のユース卒が集中というのが、何とも…頼むよ、ホント。
しかし予想以上に、といったら失礼だが、高原のキープ力は期待できるものだった。去年の伸二もそうだったけれども当たられた瞬間の身体の強さというのはさすが海外組といった印象で、フル出場も果たしたし、PSMとはいえ期待以上の内容だったといえる。まああとはとにかくシュート。
<(伊藤)翔がある程度中に絞って、自分が高い位置に行くようにと監督から言われていたので、それが早い時間帯からできていたのは良かったですね。ある程度狙い通りにできました。でも、前半の悪い時間帯に翔をすごく引かせてしまったので、翔の良さというのが前半はあまり生きなかったのは、僕の動かし方というか、翔の使い方が悪かったと思います。>(J'sGOAL 2月20日付)
翔に関しては宏介のコメントにある通り、あと2週間でどれぐらい互いの持ち味を生かせるようなコンビネーションを深めていけるか、だろう。結果的に決勝ゴールは翔のキープから宏介のクロスを元紀が“頭”で合わせるという、最新の、2011年型ゴール。
まだ個々に課題はある内容だったとは思うが結果的にも、現時点の内容としても及第ではなかったか。選手層の薄さを嘆き、危惧する人もいるけれども、裏を返せば今季は昨季までの層の厚さを改めて証明できるシーズンになると思う。
あ、あとナギー、最後の決定機は確実に決めよう。
終了後、ゴール裏では岡崎へのコール、引き続き今季もリードを務めるというコールリーダーへのコールが(こちらは自然発生的に)起こったという。
開幕までまだ新潟とのPSMが残っているとはいえ、いい雰囲気で前向きに新しいシーズンを向かえるんじゃないか。
スカパー!でプレシーズンマッチ・横浜Fマリノス戦@愛鷹。
高原の1トップ、ボランチに岩下と枝村という布陣(4-2-3-1)でゲームはスタート。立ち上がりは球際に激しくプレッシャーをかけつつ、最終ラインを高く保ちゲームを支配していく。10分過ぎには今季最も期待されているプレーヤーのひとりと言える太田宏介の素晴らしいミドルシュートで先制。まだゴールには遠かったがプレーヤーと観ている側が意思がシンクロしたような、気持ちの入ったビューティフルゴールだった。あの瞬間、観ている人間は誰もが「打て!」と思ったはずだ。
しかし前半の20分過ぎにはゲームが落ち着いたこともあり(序盤のテンションはさすがにまだ続かない)、渡邉千真のボレーで同点に追いつかれる。これ以降、後半にかけてはイーブンな展開。しかし左サイドの宏介が抜け目無くスペースを突いていくのに対して、怪我中の辻尾に代わって右サイドに入った村松大輔が波戸に突かれてフリーでクロスを上げられる場面も少々多かった。最終ラインについてはまだ調整が必要な印象。ただし後半途中67分にボスナーが下がり、ボランチの岩下が最終ラインに下がったあとはさすがに安定感が戻ったように思う。いずれにしても一対一の能力は別として、ディフェンスは構築していくしかないもので、これには時間と経験がどうしたって必要になってくる。岩下、平岡に加えてボスナー、新加入の岡根直哉、左サイド兼用の新と、右サイド兼用の村松がいることを考えればそれほど不安視することはないように思う。ボランチに関しては悩ましい(追記:この日は途中投入の岡根がボランチに入った模様)。さすがに浩太はまだ計算できるような状況ではないと思うが、ほぼ確定とはいえボランチはまだ組み合わせを試している段階か。この一番大事な部分に浩太、エダ、真希という黄金世代のユース卒が集中というのが、何とも…頼むよ、ホント。
しかし予想以上に、といったら失礼だが、高原のキープ力は期待できるものだった。去年の伸二もそうだったけれども当たられた瞬間の身体の強さというのはさすが海外組といった印象で、フル出場も果たしたし、PSMとはいえ期待以上の内容だったといえる。まああとはとにかくシュート。
<(伊藤)翔がある程度中に絞って、自分が高い位置に行くようにと監督から言われていたので、それが早い時間帯からできていたのは良かったですね。ある程度狙い通りにできました。でも、前半の悪い時間帯に翔をすごく引かせてしまったので、翔の良さというのが前半はあまり生きなかったのは、僕の動かし方というか、翔の使い方が悪かったと思います。>(J'sGOAL 2月20日付)
翔に関しては宏介のコメントにある通り、あと2週間でどれぐらい互いの持ち味を生かせるようなコンビネーションを深めていけるか、だろう。結果的に決勝ゴールは翔のキープから宏介のクロスを元紀が“頭”で合わせるという、最新の、2011年型ゴール。
まだ個々に課題はある内容だったとは思うが結果的にも、現時点の内容としても及第ではなかったか。選手層の薄さを嘆き、危惧する人もいるけれども、裏を返せば今季は昨季までの層の厚さを改めて証明できるシーズンになると思う。
あ、あとナギー、最後の決定機は確実に決めよう。
終了後、ゴール裏では岡崎へのコール、引き続き今季もリードを務めるというコールリーダーへのコールが(こちらは自然発生的に)起こったという。
開幕までまだ新潟とのPSMが残っているとはいえ、いい雰囲気で前向きに新しいシーズンを向かえるんじゃないか。