昨夜の「ニュースの深層」に広瀬隆さんが出演した。録画しておいた番組を観たのだけれども、相変わらず怖い話をする怖い人である。もはや学者先生が語る話ではなくエンジニアの問題であること、放射線ではなく放射性物質のモニタリングが必要なこと等、番組内で広瀬さんは様々な指摘をしたわけだが、中でも「日本人は正しいパニックをする必要がある」という発言は実に意味深長な言葉だと思う。パニックというのは逃げ出すことだけではないよ。最前線で奮闘を続ける作業員、エンジニア、自衛隊、機動隊、警察の皆さんの話は別として、やはり当事者への批評・批判は続けられるべきだと思う。そしてそれが「正しいパニック」なのかと思う。
先送りばかりしてきた政治や財界が直面した絶対に先送りできない事態である。その批判は「今」をセンセーショナルに伝えてきたメディアにも突きつけられている。
広瀬さんは様々なイメージで語られる人なのでバイアスのかかった見方をされる人も多いかと思うが、4年ほど前に一度だけだが取材でお会いしたときに感じたのは極めて普通で、まっとうな正義感の持ち主という印象だった。
取材は、当時の新刊だった『持丸長者』(ダイヤモンド社)を絡めつつ「20年目の『危険な話』」というテーマで話を伺った。しかし『危険な話』そのものだけではなく、あまり積極的に人となりを語られる方ではないと思っていたので彼がどんな背景を持った人物なのかがわかるようなトークに(少しは)なったと思う。
取材ではとても良い笑顔が撮れたのだが、それをご家族が喜ばれたと聞いて嬉しかったな。『危険な話』も大事な<話>だが、預言者や警告者ではなく、オレらと何ら代わりのない普通の人であることを示す穏やかな笑顔も同じぐらい大事だから。雑誌掲載後にいただいた丁寧なお手紙には信州で採ったという押し花が添えられていた。その手紙はまだ保存してあって、緊急用のバッグの中に入れてある。
それにしても「ニュースの深層」で毎日ヘヴィーな話を直接聴き続ける前田真理ちゃんは大変だなァ…他人事じゃないけれども。
先送りばかりしてきた政治や財界が直面した絶対に先送りできない事態である。その批判は「今」をセンセーショナルに伝えてきたメディアにも突きつけられている。
広瀬さんは様々なイメージで語られる人なのでバイアスのかかった見方をされる人も多いかと思うが、4年ほど前に一度だけだが取材でお会いしたときに感じたのは極めて普通で、まっとうな正義感の持ち主という印象だった。
取材は、当時の新刊だった『持丸長者』(ダイヤモンド社)を絡めつつ「20年目の『危険な話』」というテーマで話を伺った。しかし『危険な話』そのものだけではなく、あまり積極的に人となりを語られる方ではないと思っていたので彼がどんな背景を持った人物なのかがわかるようなトークに(少しは)なったと思う。
取材ではとても良い笑顔が撮れたのだが、それをご家族が喜ばれたと聞いて嬉しかったな。『危険な話』も大事な<話>だが、預言者や警告者ではなく、オレらと何ら代わりのない普通の人であることを示す穏やかな笑顔も同じぐらい大事だから。雑誌掲載後にいただいた丁寧なお手紙には信州で採ったという押し花が添えられていた。その手紙はまだ保存してあって、緊急用のバッグの中に入れてある。
それにしても「ニュースの深層」で毎日ヘヴィーな話を直接聴き続ける前田真理ちゃんは大変だなァ…他人事じゃないけれども。