徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

駅南酒場にて

2012-06-10 19:59:09 | 素日記


土曜日に静岡に行ったのは大宮戦に加えて、もうひとつ目的があった。
アウスタの帰りによく寄っている駅南酒場のO君が今月で店を辞めて奈良の実家へ帰るということで店に顔を出すことにした。最後の出勤は20日あたりなのだそうだが、次節はアウエイの新潟戦、次のホームゲームは23日なので、この日に静岡へ行かないとタイミングが合わないのでどうしても行くことにしたのだ。
最近は中途半端な時間だと駅南の数少ないカウンター席がすぐに埋まってしまうこともあり、なかなか顔を出せなかったのだが、この日は13時キックオフでカウンター確保には都合がいい。M君(制服が似合ってない)からは「予約してください」って言われたけど、カウンター1席を予約するってのもなあ…。ゲームが終わって、16時過ぎには静岡駅に着いた。
先月行ったときにはいつもなら夜の宴会準備で忙しい厨房もずいぶんまったりしていたけれども、この日はいつも通りカウンター客とトークする暇もないぐらい忙しそうだった。居酒屋の厨房ってのはこうでなくちゃいけない。
過度に忙しくて、気配りはしながらも適当に放っておいてくれる酒場のカウンターは実に心地いい。
駅南酒場のカウンターが、チェーン展開している経営的に本当は必要あるのかないのかわからない。ボックス席は建物の見た目以上に多いのだが、それにしてはカウンターは席数が少ないし。しかし健太体制の時代からスタジアムの帰りはだいたい寄っているのだが、駅前にあって、入りやすくて、酒が安くて、居酒屋料理をひとりでも頼めて、さくっと呑める雰囲気があるのは本当に助かっている。健太体制最後のガンバ戦の後もこのカウンターで泣いた(普通の居酒屋で情念爆発してますが…)。
そこにO君がいたのも大きかったのだと思う。しみじみとトークするよりも厨房が忙しくて良かったよ。

アウスタで買ったグッズを渡しつつ「しぞーか忘れんなよ」と一言。
真面目な男だし、奴はいずれ静岡で自分の店を持つと思っていたんだが、まあいろいろあったんだろう(訊いてない)。
帰り際にハグして別れた。いつかまた。


しかし、まあ、桜海老はやっぱし冷凍じゃなくて生だな。

循環/ヤマザキナビスコカップ第6節 大宮戦

2012-06-10 19:11:33 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
土曜日はアウスタで大宮戦。水曜日の札幌戦に勝利したことで予選リーグの勝ち抜けをほぼ確定させていたとはいえ、きっちり勝って決勝トーナメント進出に勢いをつけたいところ。まあこの日行かなければ次のホームゲームは23日までお預けということもあったので、前夜に急遽行くことにした(もちろんシーチケなのでチケットは確保済みだが)。リーグ戦ではないので観客が少ないのは仕方がないとはいえ、大宮サポーターはちょっと危険すぎる少なさで、まるでJ2かJFLかと思った。


ほとんど寝ずにアウスタへ行ったので正直途中眠くなるような展開もあったものの、概ね安定感のある勝ちっぷりだった。先制されても慌てることなくセットプレーで前半のうちに追いつき、後半最初の大宮の攻勢も徐々に押し返し、突き放していく展開にはちょっと負ける気がしないぐらいの雰囲気がスタジアムに満ちていたと思う。
特に浩太が投入されたあとの安定感(大輔と浩太の関係はまるでかつてのテルとエダの関係ように見えた)はチームの新しい形を見せていた。この日の浩太や石毛、白崎のように、今季のナビスコカップはリーグ戦で使われていない戦力や若手を中心に、ニューヒーロー賞狙いのようなチーム構成で戦ってきた中で、5連勝で予選突破というのは実に前向きになれる大会になっている。ナビスコカップなんて大したことないという意見もわからないでもないが、その「大したことない」実戦をいかにチーム力アップに活用できるかというチーム(クラブ)の総合力が問われているのだと思う。
その意味で、来週再開するリーグ戦に向けても、素晴らしい循環を見せている。

これで清水のいるグループBは最終節を残して清水と鹿島の決勝トーナメント進出が決定した。
そして最終節はその鹿島戦。形としてはトレーニングマッチのようになってしまったが、前回の対戦ではボロ負けしただけに、鹿島はセレッソや浦和のような勝負に徹したようなつまらない戦い方は選ばないと思うのだが(希望)。
消化ゲームでしかない最終節だが、意外と期待しちゃったりしているのだが。もちろんカシマへ行く。