徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

今日も素通り/行政代執行、改め亀戸・竪川強制排除地図

2012-12-08 03:34:37 | News Map

<ライトアップされた東京スカイツリーに照らされる東京都江東区の竪川河川敷公園。ここでテント生活を送る野宿者たちが、公園から追われようとしている。江東区がテントを一掃するために、二回目となる行政代執行(強制撤去)に踏み切るというのだ。すでに区は、野宿者や支援者たちとの話し合いを打ち切った。><そして、区はいま、二回目の代執行に着手しようとしている。前段として、今月三十一日午後五時までにテントを撤去するよう命令を出した。>
(東京新聞10月29日付 江東区「野宿者排除」で行政代執行へ/テント並ぶ竪川河川敷公園/被災男性「ここしかない」「仲間と助け合って生きている」/区の二重基準に不信感/「副堤」対応に差/「危険」のイメージつくっている)


<二十年ほど前まで、横浜で荷役をしていた。「そのころ区議選の投票をしたのが最後だな」。以来、住所が定まらない生活をしてきた郡司さんの元には投票権は届かない。「投票はしたい。でも、今は今日、明日と仲間のことを考えるので精いっぱい」。「原発とかTPPも大事。でも根っこの話で、人権を守るのが大事ってことを言う人がほとんどいないもんな」。>
(東京新聞12月7日付 私たちの手で 都知事・衆院同日選/人権守る話は聞こえない/排除進める中 選挙カー素通り/野宿者ら「都市問題に目向けて」)

基礎工事は着工/放射性物質を含む農林業系副産物の焼却実証実験地図

2012-12-08 02:46:13 | News Map

<福島県鮫川村(人口4千人)で、環境省が計画する高濃度放射性廃棄物焼却施設の建設工事が五日、中断した。原因は環境省の“大ポカ”。ダイオキシン法と同県の条例に基づく県の審査が終わらないうちに、基礎工事を始めていた。住民らはその慌てぶりの背景に何があるのか、いぶかっている。>
<焼却施設は福島原発事故後、各地で処分が滞る汚染稲わらや牧草処理のモデルケースを目指すとして、環境省が鮫川村に建設を計画した。事業費は七億三千五百万円。「放射能物質を含む農林業系副産物の焼却実証実験」という名目だ。一㌔当たり八〇〇〇ベクレル超の高濃度汚染物二十八㌧を含む計六百㌧を二十ヶ月で焼却し、「焼却灰の濃度を低く抑える実験をする」(環境省廃棄物対策課)というが、説明会などは開かれず、周辺住民らの安全性への懸念が高まっていた。この焼却施設の処理能力は一時間当たり百九十九㌔。この規模だと、設置にはダイオキシン対策特措法と福島県生活環境保全条例に基づく届け出が必要となる。(中略)工事中止の詳細について、環境省廃棄物対策課の高橋雄詞主査は取材に「基礎工事が着工に当たるとは認識しなかった」と話している。>
(東京新聞12月6日付 放射能汚染物の焼却施設/審査待たず着工/環境省 違反発覚で工事中止)