徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

表紙撮影

2006-08-14 06:26:22 | LB中洲通信2004~2010
怒涛の週末が終わった。
まず土曜日。10月号の表紙用に河崎実監督を再撮。入江、カメラマンの湯川君と共にNHK放送センター近くにある事務所にお邪魔する。事務所の前に着いた時には、空模様もかなり危険な状態で、でもそれはそれで山水画みたいな雲だったので外の撮影もイケるかと思ったら、あっと言う間に雷雨になる。
河崎監督にもいろいろと「小道具」を出していただき、室内で何カットか撮影。

撮影が終了したら丁度雨も止んでいた。

芝浦

2006-08-11 19:36:57 | Works
写真家の北野謙さんの個展が行なわれている芝浦のフォト・ギャラリー・インターナショナルへ行く。2階の会場に上がり、北野さんに挨拶。プリントだとさすがに深みがあるね。会場中央のテーブルに座って、北野さんのもうひとつの大きなプロジェクトであるメキシコの壁画運動のプリント集を見ながら、隔月連載の次回の取材の話を向けると、北野さんめちゃめちゃ嫌な顔をした。隔月といっても次はすぐ来るのです。さあどうする、ということで月末あたりに取材の予定。写真家希望の早稲田の学生さんも交えてしばらく話をしていると、続々とお客さんが来たので、具体的な詰めは改めて、ということで会場を出る。個展は明日まで。

スポットガイド用に埠頭公園まで撮影に行こうと思ったが、後が詰まっているので田町駅まで歩きながら軽く散策。新芝運河沿緑園がなかなか良さげにまったりしていたので撮影。画像は緑園の歩道でだらけていた猫(カメラ目線)。

帰ってエレック本の台割作成。

バッド・ボーイ/ジャイブ・ボンバーズ

2006-08-11 00:23:19 | Music
「21歳までに体制に順応する奴には退屈極まりない人生が待っているんだ。若者なら、反抗するのが健全さ」(ジョン・ウォーターズ

個人的にはジョニー・デップの初主演作にしてベスト作品である『クライ・ベイビー』サントラを久々に購入。ジョニー・デップ率いるバッドボーイズとイケ好かないスクエアな優等生たちという、フィフティーズな抗争をジョン・ウォーターズ風味に描く音楽映画で、選曲も特別オールディーズ好きでなくても盛り上がること必至の名曲揃いのサントラ。で、この中に収録されているジャイブ・ボンバーズの『バッド・ボーイ』が時々、猛烈に聴きたくなる。この曲が蕩けてしまうぐらい好きなのだ。バッドボーイズのバカさ加減と、自分たちの掟に生きる無謀と勇気、見栄(見得)、そして少しの誠実さを、優しくワワワワ~♪と歌う名曲だ(ボンバーズはコーラスグループなのだ)。サントラに収録されている「High Scool Hellcats⑩」~「Bad Boy⑪」という流れは、映画ではまさにクライマックスとエンドロールに当たるわけだけれども、もう何か、ただただ盛り上がり、そして心温まり、やる気になるわけですよ。映画のエンドロールを観ると泣けるよ。
LBの来月号で、日本を代表するコンポーザーで、映画音楽監督でもあるHさんの取材もほぼ決まったので、サントラの企画も考えることにしたです。
その前にエレック本とLB10月号の作業中~。今回の「社会の窓」に掲載する明川哲也さんのコラムも早々に届いた。こちらも心温まります。

筒井康隆『農協月へ行く』(角川書店)、さいとうプロ/小松左京『日本沈没』(秋田書店)購入。

銀恋ベンチ

2006-08-10 23:07:58 | Works
数寄屋橋公園にある「銀恋(『銀座の恋の物語』)の碑」を撮影しに行く。碑文を挟むようにカップル用のベンチが作られているのだけれども、さすがにひとりで座るのも、カップルで座るのも、目立ちすぎて抵抗感が……。数寄屋橋公園の交番裏には「関東大震災十周年記念碑」なる歴史的石碑もある。10周年ですよ、10周年。さらに「銀恋の碑」の近くには菊田一夫の『君の名は』記念碑もある。さらにさらに数寄屋橋公園にはかの「西銀座デパート・チャンスセンター」も。柳に金に色と恋、数寄屋橋は昭和ムードなエリア。

夕陽

2006-08-08 20:06:44 | 素日記
窓の外が真っ赤だったので、カメラを持って外へ走る。
光の先が溶け出しているような夕陽だった。
撮影していたら、知らないおじさんが声を掛けてきた。
「明日は天気が悪くなる」
人間は天気の話になると、知らない人間にも気軽に声を掛けてくる。

気がつけば、帰宅途中のサラリーマンや買い物帰りの主婦がケータイで夕陽を撮っていた。

試飲三昧

2006-08-08 20:01:32 | Works
9月1日、サッポロビールは130周年を迎える。ということで、昼から恵比寿ガーデンプレイスのサッポロビール本社にある恵比寿麦酒記念館の取材。
『小心者の大ジョッキ』の著書もある記念館館長の端田晶さん(レッキとしたサッポロビールの広報マン)に館内を案内していただく。
入口はちょっと地味だが、企業のよくあるような記念館ではなく、まず広く、天井が高い。これはビアホールの理想なのだと言う。さまざまな展示物を見たあと、お待ちかねのティスティング・ラウンジへ。ここは有料で(それでもかなり格安)各種生ビール、限定醸造ビールなどを「最高の状態」で試飲できるラウンジ。やはりオススメは4種類のビールを飲み比べできる「飲みくらべセット」(400円)。

取材の最後に130周年記念ビール「畑から百三十年」(8月30日発売)の試飲。この試飲が、スーパーマーケットの前でやっているような小さいコップでの試飲ではなく、普通のプラコップになみなみと注いでくれる本格的な試飲なのである(もちろんこれは取材用ではなく、一般のお客さんでも同じ)。端田さん曰く、「ビールの試飲というのはそういうもの」だそうだ。キレがあって旨いス。
オリジナルおつまみやグッズも豊富で、ここは楽しめます。
瑞田さんは、中洲通信にも登場していただきたいキャラクターだった(もちろん見本誌を送る)。

画像はグッズショップの脇になぜか控えめに貼られていた、サッポロビールの「気配り数え唄」。

飲む

2006-08-08 19:32:22 | 素日記
笹塚で斎藤君、スマイリーさんと飲む。もはや何の集まりなのかよくわからないのだけれども、スマイリーさんの日本酒の薀蓄を聞く会のようなものになってしまった。結局いつものようにぐだぐだに酔い、枝村、青山、平岡が選出されたU-21の中国戦の中継も斎藤君ちで観る(断片的に)。そして酔いつぶれて寝る。いつものパターンだ。次のザ・スリルは8月31日、下北沢440

翌朝、枝村はフル出場した上にアシストしたのに翌日のスポニチの採点は5.5。信じられない辛口だ……しかし数時間後にビッグニュース。青山、フル代表に追加召集。これも「良いパフォーマンスをすれば誰にでもチャンスはある」というオシム流のメッセージには違いないのだろうけれども、その第一号に青山が選ばれたのはとにかく嬉しいことだ。

タイヤ

2006-08-05 20:03:38 | Sports/Football
ワールドカップのお土産第2弾。
やる気のないキーホルダー(韓国そっくりの赤いユニフォームに日の丸というあり得ないやる気のなさ)と問題のタイヤ型帽子。このタイヤキャップ、オランダサポは率先して被ったそうだが、いくら同じオレンジとは言え、清水のゴール裏でこれは被れない。これ、チョンマゲじゃねーか……。

このお土産はあと30個ほど実弾があるようなので、これから貰う人はやんわり断るように。むしろ30個貰って清水か新潟、大宮サポにでも配るか。集団だったら笑える。

世代論

2006-08-05 19:40:32 | LB中洲通信2004~2010
池袋のメトロポリタンホテル、いつも知野二郎さんとの打ち合わせで使うカフェで、ハシケンさん取材。
まずはハシケンのルーツミュージックを訊く。プロフィールやインタビューを見ると中学時代のビートルズとの出会いがあって、いきなり沖縄へ行ってしまうようなものばかりだったので、この辺は謎だったのだけれども、1ヶ月違いのほとんど同世代ということもあってハシケンの口から出て来るミュージシャンの名前は非常に納得できる人ばかりだった(ちなみに同席されていたヤマハのYさんも同い年だった)。『青い月』リリース時に作られたハシケンデビュー10周年記念サイトのアルバム全曲解説で、アルバムに参加した村田陽一、そしてJAGATARAに触れたコメントをしていたことが、個人的に嬉しくて訊いた。「年齢は意識していない」とは言うものの、同世代の音楽家が活躍していることは励まされるし、業界やビジネスの規模(w)は違うとはいえ、やはり同年代の人間が置かれている立場や求められているものの本質は同じなんだろうなあと思った。「世代論」の流れで、沖縄・奄美の話の中から聞けた沖縄を取り巻く「世代論」も興味深かった。
インタビュー後、イベントのハワイアンで賑わう西口公園で撮影。立ち話をしばらくして別れる。
レポートは10月号掲載予定。

すぐ家に戻ろうと思ったが、結局その場で30分程度アポの電話など。せっかくなのでイベントの風景を撮って、なぜか中古CDの屋台も出ていたのでハイロウズのマキシばかり大量購入。

カヘ

2006-08-04 21:09:48 | Works
午前中は丸ビル1階にある丸の内カフェeaseの取材。現在はビアガーデン仕様のようだが、ワールドカップ期間中はツネ様仕様、落語イベントの実績もあり、と東京砂漠のオフィス街でイベント多発なカフェ。
取材時、カフェの目の前にあるスペース「マルキューブ」ではフラダンスのイベント中。ちなみ8日は復活した「米米CLUB presents 納涼米踊り大会」。平日の昼下がりに行なわれるそうだけれども、また物凄い勢いで人が集まるんだろうなあ(夏休みだし)。

取材後、フラダンスを横目で眺めつつ急いで家に戻って、次の取材アポとラフ切り(これがまた、進まない……)。1時間だけ作業して、池袋へ移動。

最終日/ハシケン『LIVE!~the best of best~』発売記念

2006-08-03 02:37:14 | Music
神楽坂の打ち合わせのあと、渋谷に向かう。
渋谷DUO music exchangeでハシケンさんの『LIVE!~the best of best~』発売記念ツアーの最終日。ツアーはひとりでまわっていたそうだが、最終日の今晩はパーカッション、ホーン隊も加わったフルバンド。『LIVE!~the best of best~』の世界が再現されるわけで、期待は高まる。

しかし目の前に気になる兄さんがいた。ライブが始まって3、4曲あたりから船を漕ぎ始める兄さん。どうやらコップを倒したらしくテーブルは水浸しだ。気になる。視界に入る。
そしてライブ中盤。比較的おとなしく座っていたオーディエンスに向かってハシケンが「これから演る4曲は立った方がいいですよ」と促す。その4曲とは、ホーンアレンジかっちょ良すぎの「SHAKE ME、SHAKE YOU」、ハシケン流ブルーズの「存在しない」、そして問答無用の「稲スリ節」「ワイド節」の怒涛の4連発。ここで一気に盛り上がりましたな。この時ばかりは兄さんも立ち上がり、見事な手振りで「稲スリ節」「ワイド節」を踊る踊る。その見事なステップに、この人は只のファンじゃないなと思った……そしてクールダウン。ボ・ガンボスの「夢の中」のカヴァー。ふと前を見たら、兄さんがまた「夢の中」だよ!
しかしその風景が良かった。気持ち良さそうに歌うハシケンの歌を聴きながら、気持ち良さそうに船を漕ぐ兄さん。何とも幸福な風景だったと思う。
その他、元ちとせも歌ったという「死んだ女の子」のカヴァーも含め、『青い月』と『LIVE!~the best of best~』の楽曲を中心に3時間近くに及ぶライブになった。ライブは2回のアンコールに応え、終了。ハシケンのフルバンドは観なきゃ損ですな。
次回は8月25日、下北沢440でレギュラー隔月ライヴ・Hug<ハグ>。ゲストはおおはた雄一。

ということで、近日ハシケンさん取材予定。

JAGATARA『おあそび』『ロビンソンの庭』購入。

9月号到着

2006-08-03 00:11:41 | LB中洲通信2004~2010
ということで、LB9月号到着。今月の特集は『ヅラ刑事』で映画初主演のモト冬樹さんにご登場願い、そのものズバリ「ハゲ」特集。あくまでも映画は「ヅラ」であって「ハゲ」ではないんですが、「ハゲ・イズ・ビューティフル?」ということでモトさんにインタビュー。もはやあまり知られないモトさんの過去、バンドマンとしての矜持なども答えていただき、短いながらも(これもほとんどノーカット)我ながら充実した、良いインタビューができたと満足している次第。その他、フランス雑波編集部の斉藤あや子さんにもご協力していただきフランスのハゲ事情など等。また先月末に新作をリリースした内田勘太郎さんも登場(特集とは関係ないです)。
隔月新連載も2本。まずは昨日から個展が始まった写真家の北野謙さんによる酒場ルポ「気がつけばいつの僕はコの字」、それから「大人の学校案内」と題して日本カジノスクールをちょいとレポート。
何だか盛りだくさんです……てか、そういやリニュアル号だった。

モトさん、勘太郎さんを始め、ご協力者の皆様ありがとうございました。本日より続々発送中。

ここで[お詫びと訂正]です
2006年9月号「情報スクランブル」の映画紹介および読者プレゼントコーナーにおきまして、映画の情報に誤りがありました。正しくは以下のとおりです。
●『パビリオン山椒魚』……9月16日 シネセゾン渋谷ほかにてロードショー/(C)2006パビリオン山椒魚パートナーズ
●『LOFT ロフト』……9月 テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにてロードショー/(C)2005『LOFT』制作委員会

また「今月の男と女」コーナーにおきまして、香椎由宇さんの写真にクレジット
「(C)2006パビリオン山椒魚パートナーズ」が抜けてしまいました。

読者のみなさまと作品関係者のみなさまに深くお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。

打ち合わせ

2006-08-02 23:57:16 | Works
午前中のうちに原稿書いて、歯医者へ行って、午後は南青山で打ち合わせ。スケジュールを確認し、いよいよエレック本も来週にかけて追い込み体勢。サブウエイでサンドイッチを買って神楽坂へ。ツースリーで10月号の打ち合わせ。こちらも本格化。

(追記)
……と気合を入れてみたところ、プロデューサー氏からメールが来る。エレック本で再び難問浮上。どうしよ。

動き出す

2006-08-01 23:56:29 | Works
8月に入ってどどっと動き始める。
エレックレコード単行本の作業も、午前中に門谷さんの原稿が到着し、いよいよ本格化。今日のアポは1勝1敗。公共施設はハードル高すぎ。

その合間に、神楽坂の撮影。改めて歩いてみると飽きないね、神楽坂。