文珠川慧久の道楽帳2

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UMIDIGI A3 Pro 純正カメラアプリであたかも単焦点レンズ味をお手軽に

2019-08-21 | Android
UMIDIGI A3 Pro の背面に設置されている撮像素子はソニー製らしいです。背面には二つ撮像素子が設置されていて片方が主たる撮像素子でもう片方は補助的に利用されているらしいです。どのような補助機能かはっきりしませんが、背景にボケ味を加えることではなかろうかという説があるようです。UMIDIGI A3 Pro の純正カメラアプリには Bokeh(ボケ)モードというのがあり、このときに二つの撮像素子が利用されて撮影対象物を中心にして円形に外へ向かってボケた写真に仕上がるようです。下の二つの写真はBokehモードの比較ためにMacbookの画面を撮影したものです。

Bokehモード(ボケ率最大)


Bokehモード(ボケ率最小)


ちなみに、背面にある二つの撮像素子の下側のカメラを指でふさぐと何も撮影されなくなりますが、上側のカメラを指でふさいでも写真の写り(ボケの様子)に変化を感じられませんから、二つも撮像素子を設置して何してんだろうという感想なのですが、小生が感じないだけかもしれません。なので現時点では、上側の撮像素子が絵作りにどのように関与しているのか全くわかりません。

さて、Bokehモードでなく通常の撮影モードのときにも自動的にいい塩梅で背景ボケの写真に仕上がります。例えば、下の写真は、赤い花を被写体にしていますので焦点を当ててくっきり写っています。そして背景にある雑草は、いい感じにボケ味が加わって、あたかも単焦点レンズで絞りを開き気味にして高速シャッターを切ったときのような仕上がりになっています。UMIDIGI A3 Pro でなくても、マニュアルで絞りを設定できるカメラアプリを使えば、設定の工夫次第で同様の仕上がりの写真を撮ることができますが、純正カメラアプリで、手軽にこういう写真を撮ることができるのはうれしいと思います。





あたかも単焦点レンズで絞りを開き気味にして高速シャッターを切ったときのような仕上がりの写真が手軽に撮れるという実験をしてみました。実験の被写体構成として、手前にソニー製のマウスを向こう側に水筒を設置しました。

マウスのソニーロゴに焦点を当てると遠くに置いた水筒の説明書きがボケます。


遠くに置いてある水筒の説明書きに焦点を当てるとマウスのソニーロゴがボケます。


とまぁこんな感じでありますが、別の言い方をすると、絞りをうんと絞って近くも遠くもくっきりはっきり記録したい、ボケ味とかどうでもいいという向きの撮影ができません。だからなのかもわかりませんが、UMIDIGI A3 Pro は QRコードの読み取りが苦手です。iPhoneだと簡単に一発で読み取れるQRコードを UMIDIGI A3 Pro で読むには、とても苦労してしまいます。なかなかピントがあいませんし、感じとしては300万画素程度の低解像度カメラのようにQRコードの読み取りが下手です。小さなQRコードほど読めません。

UMIDIGI A3 Pro の純正カメラアプリには、撮影場所情報を記録するメニュー設定がありますが、これを有効にしても記録されないという不都合があります。