三菱重工業は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府機関である先端科学技術研究所(EIAST)の観測衛星「ハリーファサット」の打上げ輸送サービスを受注した。
これは、環境省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立環境研究所の三者が共同で開発している温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT-2」を打上げる際のH-IIAロケットの余力を利用して相乗りで打上げるもので、打上げは2017年度の予定。
今回の受注は、韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的実用衛星「KOMPSAT-3」、テレサット・カナダの通信放送衛星「TELSTAR 12V」に続く、海外顧客からの3件目の打上げサービス受注となる。
また、海外衛星の相乗り打上げは、2012年に「KOMPSAT-3」をJAXAの水循環変動観測衛星「GCOM-W」と相乗りで打上げたのに続くもの。