宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イプシロンロケット2号機によるジオスペース探査衛星(ERG)を内之浦宇宙空間観測所から平成28年12月20日(打上げ予定時間帯:20時00分~21時00分<日本標準時>)に打ち上げる。
ジオスペース探査衛星(ERG= Exploration of energization and Radiation in Geospace)の目的は、地球近傍の宇宙空間であるジオスペースには、メガエレクトロンボルトを越える高エネルギーの粒子が多量に捕捉されている放射線帯(ヴァン・アレン帯)が存在しており、この放射線帯に存在する、太陽風の擾乱に起因する宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子がどのようにして生まれてくるのか、そして宇宙嵐はどのように発達するのかを明らかにする。