宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」からの超小型衛星放出機会について、民間ならではのアイデアやサービスによって国内外に広く提供可能な事業者の企画提案募集を開始した。
JAXAでは「きぼう利用戦略」に基づき、「きぼう」の利用事業について、可能なものから民間等による事業自立化(民間への開放)を目指しており、今回はその第一弾として超小型衛星放出事業の事業者を募集するもの。
ISSにおいて、「きぼう」だけが持つ強みであるロボットアーム及びエアロックの機能を活かす独創的なミッションとして、これまでに200機以上の超小型衛星を「きぼう」から放出した。
これまで、JAXA単独での有償利用サービスを提供してきたが、超小型衛星の市場は今後も世界的な拡大が見込まれており、今回の事業者募集を通じて、更なる超小型衛星放出の利用需要を拡大し、「きぼう」を含む地球低軌道利用の発展につなげる方針。