2017年6月、国立天文台4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクトが制作したVR映像「天の川銀河紀行」(シミュレーション:馬場淳一、可視化:中山弘敬)が、先進映像協会米国本部が実施するルミエール・アワード2018において、最優秀VR科学体験賞を受賞した。
この映像は、大規模シミュレーションによって作り出された現実に近い天の川銀河を仮想空間に描き出すことによって、普段私たちが得られない視点から天の川を眺める体験ができるもの。
ルミエール・アワードは、先進映像協会米国本部が主催する国際的な表彰活動で、2017年に制作・公開された、立体視映像、高精細映像、VR映像などの先進技術を用いた映像のうち、優れた作品に対して与えられる。日本からは昨年11月に発表されたルミエール・ジャパン・アワード受賞作品の中から同賞に出品され、4D2Uプロジェクトが制作した「天の川銀河紀行」が最優秀VR科学体験賞を受賞することになった。