<新刊情報>
書名:星座の起源~古代エジプト・メソポタミアにたどる星座の歴史~
著者: 近藤二郎
発行:誠文堂新光社
現在、一般的な星座神話はギリシア神話にまつわる物語として広く知られている。しかし、人間が星座を作りだした起源は古代エジプト、古代メソポタミアにその原型をたどることができる。同書では、天文学発祥の地といわれる古代メソポタミアと古代エジプトで、すでに現在の星座に通じる原型が作られていたことを紹介し、黄道十二宮など、よく知られた星座の起源をたどる。星座を生み出した古代の人々の宇宙観や天体観測、やがて科学としての天文学へとつながっていく流れを紹介。古代エジプト考古学研究者である著者がライフワークとして取り組む古代オリエントの星座・天文学研究の成果を豊富な資料とともにわかりやすく紹介。同書は2010年刊行の「わかってきた星座神話の起源-エジプト・ナイルの星座」「同-古代メソポタミアの星座」の2冊を再編し、1冊にまとめた決定版。