宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット試験機1号機打上げ中止の原因調査について、次のような中間発表を行った。
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打上げ条件成立後、点火信号送信前に、1段機体制御コントローラが異常信号を検知し、飛行制御ソフトウェアが以降のシーケンスを停止。
異常内容は、1段エンジン用電源供給系統における異常であった。
この事象に対して原因調査では、機体や地上設備の電気的な挙動が影響を与えた可能性が高いところまで原因を絞り込んでいる。
今後、詳細な原因調査を行い、必要な対策を実施予定。
現在、以下の作業を並行して実施中。
①今回の発生事象に係る原因調査、対策および検証
②再打上げに向けたロケット本体および設備の点検等を含む一連の準備
打上げ予備期間内(~3月10日)に打上げられるよう全力で取り組んでいる。