去る2019年4月10日にブラックホールの直接撮像を成し遂げたと発表したイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)チームに、2020年の「基礎物理学ブレークスルー賞」が贈られることが決定した。
総計347名の受賞者のうち、国立天文台に所属する研究者は、EHT Japan代表の本間希樹教授・水沢VLBI観測所長をはじめ11名。
この賞は、2012年から授与されている、基礎物理学・生命科学・数学における重要な進展を表彰する国際賞のひとつ。
これまでにも東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章卓越教授など複数の日本人が受賞しており、国立天文台でも2016年に重力波の直接検出に貢献した2人の研究者が特別賞を受賞している。