岸田文雄首相は、5月20日に開催された宇宙開発戦略本部の会合で、日本のロケット打ち上げの能力を抜本的に強化して、H3ロケットの実用化を目指す方針を明らかにした。
また、多数の小型衛星により高頻度で観測できる日本独自の「小型衛星コンステレーション」を2025年度までに築くことを、宇宙基本計画の工程表に盛り込む。
現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型主力ロケット「H3」の開発が遅れている問題で、JAXAは、他案に進むべきか、慎重に判断して、今後、対応策を打ち出す考えであることを明らかにしていた。