畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

泥濘(ぬかるみ)

2011-05-11 18:30:45 | 暮らし

5月11日(水)  

久しぶりに、本格的の雨。降り始めてから、30㎜以上をカウントしたようだ。出荷の日なので、ハッチク林に行く。もうタケノコが出始めたと聞いていたので、出かけたが、我が家の林はまだのようだ。30分ほど回ったが、ほんの走りを、数本見つけただけだった。それと、様子からして、今年の出は少ないように感じる。

その後、無農薬栽培の田んぼの除草。昨年手作りしたチェーン除草機を引く。10数aの田んぼをチェーンを引いて歩く。ただ歩くだけのようなものだが、泥他の中、足腰にこたえる。

昼飯を食べようとしていたら、山の別荘に来ていた友人から電話。荷物を引き取りに来た、運送会社の車が、山道で、動けなくなった、という。話の感じで、トラクターで引くと、なんとかなりそうだ。トラクターを車に積み込み出かける。この雨の泥道を、よくも上ったというように、二トンの運送トラックが、腹をこするほどに、タイヤが土にめり込んで、立ち往生している。前進で登ったので、後進で下りるしかなく、このぬかるみ、かなり苦労しそうだ。荷物の積み込みが終わり、ゆっくりと引き進むと、あまり苦もなく、脱出。切り返しもうまくゆき、後は、ゆっくりバックしてゆくだけ。しかし、狭い山道一杯の車は、斜めになった脇の方へと滑り気味。何度か、ドライバーに注意するが、態勢は立て直せない。左下がりの斜面だからなおさらよくない。ドライバーは右は見えるが、左は良く見えない。右に集中するあまり、左はおろそかになる。グチャグチャの下り坂、切り返しをしようにも、前進は不可能になる。ついに、左後輪は脱輪。ラクターでは、牽引不能。

会社の要請で、地元の修理工場から、牽引者が到着。苦労して、引くが、車の重みに、ワイヤーや、チェーンが切断。「わが社ではこれ以上不可能」と、引き上げてしまう。運送会社は、大手の会社。付き合わなくてもよかったのだが、何となくそこまで付き合う。専門の業者が救助に来るということを確認して、ドライバーに、気をつけてと、別れてきたら、もう5時だった。

まだ雨の中、脱出は、夜になるだろう。運転手は、かわいそうだが。

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