畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

田の草

2011-05-24 19:57:23 | 農作業

5月24日(火)  のち  いちじ 

雨の朝。風は北から吹き、気温も低い。二か月ほど逆戻りした気温とか。そんな訳で、午前中は、集落の雑務を片付ける。

午後、雨は上がるが、曇り空から、霧状に降り続き、気温も低い。無農薬の田んぼに、二度目のチェーン除草をと思い出かける。が、到着してみて、唖然とする。雑草の眼がびっしりと、浅水の畝間に発芽している。田植は2日。一度目のチェーンを引いたのは、11日。田植え後の日数が、少しあきすぎたきらいがあると、思いながら引いた。雑草の発芽が確認できるほどになっていた。それからもう二週間近くだ。当たり前のことだと、納得するが、それにしてもひどい。水手を見ると、オケラほどの穴から、水が少し漏れている。雨の少ない中、浅水になり、草の発芽、生育を助けたようだ。チェーンを引いてみるが、もうほとんど効果はない。三周ほどで、止めることにする。効果が薄いと思うほどに、泥の中を歩く足は重くなる。チェーンの重さも、腰にこたえてくる。田植えから、20日ほどで、今年の無農薬田の結果が決まってしまう。

ほんの数日。その違いで、大きく左右されてしまう。それが、自然の、多くの生命たちとの競争の中での、栽培の難しい所だ。しかし、田植え後は、畑の準備もやらなければならないし、草刈も必要な作業だ。草刈は、多分に、周囲の人たちとの、社会的側面もあるが、それも含めての、農作業ではある。

どのように組み合わせて作業するか、最も良いタイミングでやれるよう、まだまだ、修行せねばならない。

田の草取りはあきらめて、ハウス内にキュウリを植える。散水チュウブを据え付けて、マルチを張る。始めて、銀黒マルチ(表面は銀色、裏面は黒)を使ってみる。銀色は、太陽光を反射して、地温を上げない効果と、アブラムシなどの飛来忌避効果があるという。畔は雑草の発芽を抑える。どれだけの良さがあるか、実験である。

コメント
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