畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

元肥

2010-04-10 19:14:32 | 農作業
4月10日(土)  いちじ 

あれ、変だなと思いながら、目が覚めた。まさか、雨の音? 起きて、うす暗い外を見ると、地面は濡れている。大急ぎで、天気予報。ピンポイント予報でも、ずっと曇りだ。レーダーを見ると、小さな雨雲が、海の方から、北上している画像。たいした降りではない。予定通りやれそう。いくらかは、雨に邪魔されそうだが。
午前中は、昨日、鶏糞を配っておいた田んぼに、菜種油粕、米糠を配る。有機質の肥料は、成分が少ないから、慣行の肥料の3倍くらいの量になる。プラス、米糠だから、かなりの量だ。
午後は、ブロードキャスターを取りつけた、トラクターの出番。水の張ってある田んぼだから、肥料の積み込みはやりにくい。反当たり、タンク一杯の量、130kg位になる。散布作業は快適だ。トラクターを走らすだけでよい。適度に水が張ってあるから、土がタイヤにつくこともない。
が、思ったより時間がかかり、予定をこなすことができなかった。15aほどを、明日にずれ込ませるはめになる。75aほど。1トン以上を、撒いたことになる。
作業を止めて、家に帰ったのは、6時30分を回っていた。
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物忘

2010-04-09 19:24:47 | 暮らし
4月9日(金) 

薄日も射すが、曇りで、空気は冷たい。代かき前の草刈。二か所の田んぼ。畔にポリマルチを張る。この田んぼは、畔際に、ボラ(穴)の開きやすい田んぼ。
夕方には、元肥の一部とする鶏糞をホームセンターで購入。一部を田んぼに配送しておく。

今朝のこと。
何時ものように、5時過ぎに起床。昨日は、来客があったので、夕食時に、ご飯を炊いた。だから、今朝はご飯を焚かなくてもよいな、と思い、炊飯器を確認。米は研がない。
昨日連れ合いが、掘ってきた、タケノコを下処理したものが、たくさんある。食べきれないので、調理して、冷凍しておこう。(水煮のまま、冷凍すると、解凍した時、すかすかのスポンジ状になる)細かく千切りにして、炒め煮を作る。頂き物の、ワラビも下処理したままだ。今日の調理用を除き、タッパーに入れて、冷蔵庫に。
朝食の準備をしながら、こんなことを、している。
母は、まだ起きてこない。6時になったら、起こさなければ。まだ、10分以上はある。などと思いながら、炊飯器の、スイッチを入れる。ご飯が炊けるには、4~50分。朝食は、7時ころから。スイッチを入れるには、ちょうどよい時間だ。
かれこれしていると、母が便所に入る音。早速に、布団を確認。シーツと防水パットを洗濯機に放り込み、着替えの段取り。
あっという間に、一時間近くが過ぎる。朝食のセットをする時間。
「ご飯は、電子レンジで、温めなければ」
炊飯器の蓋を開ける。
「あれ、湯気が出ている?」
「あっ!!!!」
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畔マルチ

2010-04-08 20:10:39 | 農作業
4月8日(木) 

空気は冷たい。北東の風は、冬を思わせる。しかし、陽射しは強い。初夏の日差しと云ってもおかしくない。
代かき前の、田んぼの草刈。畔はモアで。法面は。田んぼの中から、刈払機で。ほぼ一日、草刈。
夕方、一時間ばかり、畔に、黒いポリマルチを張る。これも、畔からの、漏水を防ぐため。無農薬で作る田んぼなので、深水にして、草を押えたいために、水漏れを極力防ぐためだ。ロールになっているポリを、ある程度伸ばし、畔の上は田の泥をのせ、飛ばないようにする。田んぼの中は、泥の中に押し込み、浮きあがらないよう、畔に密着させてゆく。田んぼの中に入り、泥に足を取られながらの歩行。腰を曲げて、泥をすくいポリの上に載せ、裾を田んぼの中に押し込む。重労働ではないが、腰痛持ちの私には、しんどい、一時間。
陽が落ちて行くに従い、冷たさも増す。水に触れる手が、冷たい。
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故障

2010-04-07 18:44:24 | 暮らし
4月7日(水)  のち 

昨日とは一転、寒い曇り空で、午後からは、小雨ながら、合羽が必要になる。
漏水の心配な田んぼに、畔波シートを張る。2枚の田んぼ。150mくらい。
トラクターの修理。ロータリーを装着する個所を、水平に保つ部品が、故障した。手動はできるが、自動水平が利かなくなった。部品を取り付け直してみたりしたが、だめ。機械屋さんを頼み、見てもらうが、やはりだめ。部品の交換をせざるをえない。こうした部品は、電子制御になっている。だから、基盤部分を、セットで、交換しなくてはならない。金額が張る。調べてもらったら、部品だけで、十数万。しかし、代かきが、そっくり残っている。いちいち手動で、水平を確認しながらの作業は、困難。頭を抱えながら、発注する。

所で、4月の最初の七十二候、すっかり忘れていた。
5日だった。この日は、二十四節気の、清明でもあった。
天地万物の、気が満ち、清く明らかになる、意だそうだ。
玄鳥至(げんちょういたる) ツバメが飛来する頃
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着替え

2010-04-06 19:24:16 | 介護日記
4月6日(火)  のち 

朝のうちは曇り空だったが、すぐに晴れて、暖かい一日。こんな日は、仕事をしていても、気持ちが良い。しかし、作業内容は、しんどい仕事。深い田んぼの耕起。鉄車輪を付けての作業だが、気分的に、パットしない。天気だけが、すくい。

母がショートステイから、帰って、10日ほどになる。当然、毎朝の洗濯は欠かせない。一度だけ、シーツを濡らさない日があったが、パジャマは洗う。困るのは、私が起きる前に、トイレに行ってしまうのが怖い。帰ってきて、布団に入って、冷たいと、毛布を敷いたり、してしまうことがあるからだ。
だから、5時ころには起きていることにした。母が、トイレに起きた場合は、即、部屋に入り、布団の点検。濡れている場合は、着替えさせる。まだ、薄暗い時もある。
「もう、起きるのですか」と、少し、不満そう。
「5時半を過ぎたから、起きてもいいよ」となだめ、脱衣かごに入った、着替えを渡す。
今は、そのまま、母に任せては、おけなくなった。ときどき、部屋に入り、指図しないと、何をするか分からない。脱いだパジャマを、再び着てみたり、縁側に持って行き、干してみたり。たった今、言ったことも、記憶から抜け落ちることも、時折あるようになった。全部着替え終わるまでは、目が離せなくなった。まともなこともあるのだが、これが、アルツハイマー病の特徴なんだろう。この間、長い時で、30分。
食事の準備をしながら、お付き合い。そして、洗濯。水を出しっぱなしで、洗濯機から捨ててしまうことも、間々ある。
デイサービスに行く日は、迎えは、9時過ぎ。起床から、4時間。やっと、母から解放される。いかない日は、食事を食べさせれば終わりだが、入浴の為にも、デイサービスは、欠かせない。
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荒代

2010-04-05 19:56:18 | 農作業
4月5日(月)  いちじ 

雨の夜明け。予報通りだ。田んぼに出かけるころは、うまい具合に雨が上がる。それでも、雨が降り続く予報なので、しっかりと合羽を着て、ゴム手袋もして、出発する。
水止めをした田んぼで、水持ちの悪いところ。再度、ロータリー耕で、土を細かく、とろとろにして、漏水を防ぐ。同時に、田んぼの表面を平らにする。荒代かきだ。田んぼには、深いところ=土が柔らかく、トラクターのタイヤの輪立ちが深くなる所がある。そういうところは、機械を何度も走らすと、どんどん深くなってしまう。だから、漏水しないような田んぼは、機械を走らす回数を、控えるようにしている。しかし、水持ちの悪いところは、そうはいかない。何度も、ロータリー耕をせざるを得ない田んぼもある。
5枚で、35aほど。昼食を挟んで、終わらす。しっかり準備をしたのに、雨はほとんど降らず、たまに、小雨がぱらつく程度。快適に作業ができて、ラッキーだった。
午後、早く終わったので、条件の悪い田んぼ。トラクターのタイヤだけでは、苦労するから、補助の鉄車輪を付けなければならない田んぼ。そんな田んぼが、3か所ある。鉄車輪を運んで置き、トラクターを運び、現地で、取り付ける。(トラックに乗らないから)水は、充分に溜まっている。こういう田んぼは、水持ちだけは良い。水が、多すぎる位だが、順調に作業は進んだ。4時過ぎころから、雨がポツポツしてきて、5時過ぎには、本降りとなる。雨の中、もう一か所に、移動して、畔際だけを耕しておく。続きは、明日。
家に入り、一休みしている、7時少し前、防災無線が、大雨洪水警報を告げた。
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ソラマメ畑

2010-04-04 19:48:41 | 農作業
4月4日(日)  いちじ 

明日は、朝から雨の予報。予定を変更し、畑作業。昨日草刈をした、ソラマメ畑に。作付けをしていない所の、ロータリー耕。昨年末、大豆を収穫して以来、そのままにしてあった。冬草が、20㎝位に伸びている。イネ科の牧草が、雑草化した始末に負えない草も多い。放っておくと、5月には、50㎝以上にも伸び、種を付ける。今なら、比較的楽に、耕すことができる。と、云う訳で、畑作業を選んだしだいだ。
粘土質の土は、水分を含んでいるから、容易に細かくならない。当然、草の豊富な根も、大きな土の塊を抱いている。この状態では、容易に枯れはしない。たリーの回転をゆっくりで、2回、回転を速くして、1回、都合3回の耕起をする。ようやく、土も細かく、草も細かく裁断された。しばらくは、草に茂られることはないだろう。
午後も、畑作業を追加。ソラマメの、畝間の草刈を昨日やった。モアで、刈っただけだから、地上5㎝位は、残っている。丈夫な草だから、当然、再生してくる。生育が少し遅れるだけにすぎない。逆に、ストレスから、種は、より多く結ぶだろう。この際だから、畝間も、中耕してしまおう、と決めた。カラカラ天気でなく、明日には雨になる。中耕しても、草を全滅させることは無理だろう。が、7~8割位は、減らすことはできる。収穫作業は、ウンと楽になるだろう。

おかげで、明日は、合羽を着ての、ロータリー耕だ。
その後は、少し早めに、風呂に火を付ける。だいぶ伸びた、髪の毛の散髪だ。
スウスウする頭にタオルを巻いて、ソラマメの写真を、ダウンロードしている。

ソラマメ畑


畝間中耕徐草


花を付けたソラマメ
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貯蔵ヤマイモ

2010-04-03 18:48:45 | 農作業
4月3日(土) 

掘りだした、貯蔵ヤマイモ、朝、すり下ろし、すり鉢で、粘りを出して、とろろ汁にする。朝食を取らない私は、味見のしようがないが、連れ合いに味見してもらう。
「秋とは、ちょっと味が違うようだけど、充分おいしい」と云うことで、野菜便にも入れて、皆さんにも、食べてみてもらうことにする。今日の出荷分を用意する。
ヤマイモは、畑で、そのままにしておいたものは、全部腐ってしまった。11月中に掘り取り、12月の初めに、サツマイモなどと一緒に、地中貯蔵したものは、全く、腐りはなかった。品質的にどうなのかはわからない。なにしろ、種芋以外では、初めての試みだった。もし、これが良かったら、4月の、野菜の端境期に、食べてもらえる。貯蔵分を、多く作付けすることはできる。今年、再度、試してみよう。

昨日の続きの田んぼ。水を入れながらの、ロータリー耕。もう一枚、9a位の所も、終わらす。午後は、機械を引き上げる。その後は、ソラマメ畑。田植間近になると、とても手が回らなくなるから、今のうちに、草刈。モアを運び、マルチを張っていない、畝間の草も、刈り取っておく。今、やっておくと、収穫時に、草で苦労しないで、済むだろう。
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春嵐

2010-04-02 18:48:14 | 農作業
4月2日(金)  のち 

夜中から、雨は降りだした。しかも、南風が強い。雨は強くはないが、横殴りに降ってくる。冷たい雨ではないから、予定通り田んぼに行く。母をデイサービスに送り出してからだから、出発は、9時を回ってからになる。
トラクターで水止め。田んぼに水を入れながら、雨も降っているので、程よい状態で、耕せる。土を、ひたひた位の水で、耕し、ドロドロ状にして、小さな漏水穴を、ふさぐというのが、水止め作業。田んぼの畔際は、何度か、繰り返し、ていねいに耕す。中の方は、よほどの漏水田でない限り、一度耕すだけにする。何度も耕すと、土が細かくなりドロドロだと、土中酸素が少なくなり良くない。水漏れしないならば、少々のごろ土がある位の方が良い。
風が強く、向かい風の時は、容赦なく吹きつける、雨で、小雨といえども、メガネに、ワイパーが欲しくなるほどだ。合羽の帽子も、強く締めてはいても、飛ばされそう。寒くはないのはありがたいが。
午後は、風も、幾分弱くなり、夕方には、雨もほとんど、ポツポツくらいになる。じゃまな、合羽の帽子は、脱いで作業できる。しかし、気温は、低くなり、強くはないが、風も、北からに変わってくる。
二枚目の田んぼは、中の方が、残ったが、5時を過ぎたころには、仕舞いにする。
35aの田んぼは完了。17aの田んぼが、少し残ってしまう。
隅の畔付けは、済ませた。
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新年度

2010-04-01 19:38:24 | 農作業
4月1日(木)  

曇り空だが、忙しい天気だった。午前中など、日が射して、暑くなるかと思ったら、急に、黒い雲が霧雨を降らす。南風も強く吹き、暖かい嵐のようだった。
買い物に行ってた、連れ合いが、帰ってくるなり、「街は、ひどいにわか雨だった。洗濯ものが、全滅かと思ったけど、よかった」
その時間、わが家の周りは、降る気配もなかった。が、しばらくして、空が黒くなり、霧雨が降りだした。連れ合いが、連れてきたようだ。霧雨ではあるが、長い時間、露天にいると髪の毛もびっしょりになる。
午後も、曇り基調だが、薄日が差したり、霧雨が強まったり。
今日から、4月。新年度。世の中、新しいスタートで、何かと大変見たい。今年は、昨年までとは、少しは違う政権が、誕生したことで、今までと違う制度の始まりもある。直接的に、私たちの生活の場の変化はないだろうが、少しは、変わってもらわないと困る。
夕方のチャイムも、6時に変わった。これで、外にいる時間も、また長くなる。

午前中はトラクター
作業機の交換。畔付け機を取り外し、ブロードキャスター(肥料散布機)を取りつける。
ラジエターに、洗浄液を入れた状態にしておいたので、抜き取り、新たに、LLC液を入れる。
田畑回り。一通り、全圃場を見て回る。その後、夕方の一仕事に、畔付け。機械で付けれず、畔際を、ロータリーで、耕しておいた田んぼ、二枚。久しぶりで、マンノウと鍬での畔付けだった。やはり、人力はきつい。
最後に、明日予定する田んぼに、トラクターを運んできた。その帰りに、夕方のチャイム。あっ!今日から、時間が変わるのだと、帰路に。霧雨が降る天気では、家に帰ると、もう暗い。
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