知人と話している折に、専門家について、話題がでました。
私は、女性学を英国で学びました。
修士論文を書いている間も「女性」をあまりに画一的に、決め付け、誤った理論を展開している専門家や専門書がたくさんありました。誤った意見について論証し、さまざまな事例や文献から、正しいと思える説を選び、自分の論と合わせていくコツコツした過程の中で、考え方というのは、本当に人ごとにいろいろだなぁと、痛感しました。一番の罪悪は、当事者の意見を聞かないことや、その意見を黙殺してしまうことだと、自分自身の研究の中でも感じました。
女性学でも、人種差別においても、本来は、当事者が、一番、抱える問題点や日々の生活を知っているはずです。身体障害者の方への福祉でも、同様でしょう。
(福)日本聴導犬協会では、いろんな専門家も大事ですが、当事者であるユーザーさんたちから、たくさんのことを教わりながら、補助犬を育成しております。
これまで、非身体障害者が想像したり、見聞きして、身体障害者の方のことを、決めてきた歴史がありました。
今は、国際的な動きを含め、身体障害者自身が「自分たちのことは自分たちが一番知っている。自分たちが必要なもの何かをしっていることを、これまでも証明してきたのです」(マイケル・ウィンター)という考えの元に、補助具やさまざまな福祉サービスについて、主張できるような時代になってきました。
でも、当事者側からさまざまな主張はできても、社会にも、行政側にも金銭的な枠(予算)や諸事情などがあるわけですから、すべて受け入れるわけにもいかないのは当然です。
だからといってあきらめるのではなく、主張を続けることは必ず力になり、お互いに受け入れられるラインの提示もできるようになると信じて、これまでも、これからも、主張し続けるしかないでしょう。
(福)日本聴導犬協会は、他のユーザーさんや団体と共に、当事者(補助犬を希望される方々と、補助犬ユーザー)そして、その方々を支える育成団体も当事者であると考えて「全日本補助犬パートナーの会&全日本補助犬育成の会」を2003年に発足。
ユーザーや希望者、そして補助犬に関心をもつさまざまな身体障害者の方々から、経験に基づいた知識をいただいてきました。身体障害者の方々と共に、福祉について考えさせていただくために、これからも「身体障害者の方自身が一番の専門家である」と信じ、活動を続けさせていただきたいと思っております。
ユーザーさんたちから、いっぱいのことを学ばさせていただきながら、真の身体障害者福祉とは何かについて、共に考え、共に実行させていただきたいと、願っております。
私は、女性学を英国で学びました。
修士論文を書いている間も「女性」をあまりに画一的に、決め付け、誤った理論を展開している専門家や専門書がたくさんありました。誤った意見について論証し、さまざまな事例や文献から、正しいと思える説を選び、自分の論と合わせていくコツコツした過程の中で、考え方というのは、本当に人ごとにいろいろだなぁと、痛感しました。一番の罪悪は、当事者の意見を聞かないことや、その意見を黙殺してしまうことだと、自分自身の研究の中でも感じました。
女性学でも、人種差別においても、本来は、当事者が、一番、抱える問題点や日々の生活を知っているはずです。身体障害者の方への福祉でも、同様でしょう。
(福)日本聴導犬協会では、いろんな専門家も大事ですが、当事者であるユーザーさんたちから、たくさんのことを教わりながら、補助犬を育成しております。
これまで、非身体障害者が想像したり、見聞きして、身体障害者の方のことを、決めてきた歴史がありました。
今は、国際的な動きを含め、身体障害者自身が「自分たちのことは自分たちが一番知っている。自分たちが必要なもの何かをしっていることを、これまでも証明してきたのです」(マイケル・ウィンター)という考えの元に、補助具やさまざまな福祉サービスについて、主張できるような時代になってきました。
でも、当事者側からさまざまな主張はできても、社会にも、行政側にも金銭的な枠(予算)や諸事情などがあるわけですから、すべて受け入れるわけにもいかないのは当然です。
だからといってあきらめるのではなく、主張を続けることは必ず力になり、お互いに受け入れられるラインの提示もできるようになると信じて、これまでも、これからも、主張し続けるしかないでしょう。
(福)日本聴導犬協会は、他のユーザーさんや団体と共に、当事者(補助犬を希望される方々と、補助犬ユーザー)そして、その方々を支える育成団体も当事者であると考えて「全日本補助犬パートナーの会&全日本補助犬育成の会」を2003年に発足。
ユーザーや希望者、そして補助犬に関心をもつさまざまな身体障害者の方々から、経験に基づいた知識をいただいてきました。身体障害者の方々と共に、福祉について考えさせていただくために、これからも「身体障害者の方自身が一番の専門家である」と信じ、活動を続けさせていただきたいと思っております。
ユーザーさんたちから、いっぱいのことを学ばさせていただきながら、真の身体障害者福祉とは何かについて、共に考え、共に実行させていただきたいと、願っております。