有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

80: 認定試験と国際アクレジテーションテスト

2005-11-25 19:33:18 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 お二人のユーザーさんの補助犬認定試験と国際アクレジテーション(認定)テストが同じ日に行わることになりました。

 補助犬認定試験は国家試験と同じなので、協会外部の認定委員の方にお集まりいただき、試験をユーザーさんに受けていただきます。試験の目的は「ユーザーさんの庫管理能力」にあります。
 認定委員の総意によって、補助犬として認められるかどうかが決まります。
 
 (福)日本聴導犬協会は、聴導犬・介助犬の育成団体の中で、日本で唯一「育成と認定」の両方を許された団体であることから、協会で教育させていただいたユーザーと候補犬の試験をすることになります。そのことから「試験が甘い」などといった風評がたつと、ユーザーさんに申し訳ないので、受験されるユーザーさんには厳密な試験を受けていただいております。

 今回は、国の試験のほかに、補助犬育成団体のISOともいえる「ADI(国際アシスタンスドッグ協会:世界最大の補助犬団体加盟の総会(世界86育成団体加盟)のアクレジテーションテスト」を受けます。この試験に合格したのは、世界でも10数団体だけで、もし、(福)日本聴導犬協会が合格すれば、日本では初になります。

 試験の課題は、組織体制、社会的責任への対処法、訓練の周知、訓練犬の基準、ボランティア教育、ユーザー教育、ユーザーとの契約書など、多岐にわたるクオリティ審査を、受けることになります。
 ユーザーさんの緊張感も大変でしょう。きっと。
 でも、今後のユーザーさんたちの自信にも、つながりますし、社会的な信頼を勝ち得るためにも、試験を受けなくてはなりません。

 がんばるぞーーーーっと。